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トルコの「ギョベクリ・テペ」は地元の人が「太鼓腹」と呼ぶ地域で見つかった遺跡。発掘は1995年に開始した。石柱があるのは半地下の構造物があり、周囲には円形の石積みの壁があり測定の結果1万2000年前のものと判明し考古学界を震撼させた。神殿かどうかは諸説はあるが研究者が注目したのは石柱郡でT字型したその石柱は驚くほど大きかった。最も高いもので5.5mで重さは10トンになるとされ、それをどうやって建てたのか不明で作った道具も見つかっていない。石柱には絵が描かれており人間を表現していると考えられている。他には動物が彫られた石柱も存在する。そしてイノシシ彩色彫像が発見されており、世界最古の着色された動物の像だと考えられている
1万年以上前の遺跡の発見井これまでの人類史の定説がひっくり返った。当時はまだ狩猟時代でギョベクリ・テペでは氷河期が終ると徐々に定住を始めたと考えられるとされる。そしてさらなる発見もある。
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- ギザのピラミッド地帯ギョベクリ・テペ
ギョベクリ・テペの玄関口となっているシャンル・ウルファ。紀元前から人の営みがありこの周辺の丘には遺跡がたくさん眠っていると考えられており、現在「石の丘」と名付けられ8か所で発掘調査が行われている。その一つ「カラハン・テペ」も1万2000年前の遺跡となっていて円形の大空間が存在し集会場と考えられている。そのすぐ横に円形の空間があり、中には岩盤から直接作り出された11本の柱が存在し男性器の形をしている。壁には人の頭部が掘り出されており、一説にはここに水を張り成人nなる儀式を行う特別な場所だった可能性がある。
そんなカラハン・テペの頂上で2023年新たな発見がされた。見つかったのは人の形をした2m45cmの座像で人の座像として世界最古、最大のものとなる。像には口はなく、首元にはV字の飾りがあり肋骨が浮き出ている。そして細長い指を持つ手が存在する。ネジミ・カルル教授は肋骨が出ていることから死体を表していると推測。一方で男性器もあり命を表している可能性もありひとつの彫像で生と死を表している可能性がある。他にも人と獣の近しい関係を現したされる彫像も発見されている。そんな関係が変わっていたことを表している痕跡が発見されている。1万500年前ほどの遺跡サイブルチのレリーフには豹が男性に襲い掛かろうとしているような絵が彫られていた。そして去年さらなる大発見がされた。
2024年「セフェル・テペ」完全な形の頭蓋骨が発見された。発見されたのは取材の4日前で取材中にも頭蓋骨が見つかっていた。ギョベクリ・テペには頭蓋骨に関する疑問が存在する。ギョベクリ・テペでは人の頭部のみの彫像が発見されているほか、頭部がない人が描かれたレリーフも存在する。そして石柱があるエリアの壁には横向きになっていたT字の石柱も存在する。徐々に穴を狭めていき1万年前には埋めて放棄した可能性もあるという。
世界遺産の次回予告。
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