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スイス・「ラ・ショー・ド・フォン/ル・ロックル 時計製造の町」は時計を作るために建物を一直線に並べ、南向きに。これは職人たちのためで明るい部屋で精密作業を行う。今回あh世界を変えた星と時計の世界遺産を紹介するなど伝えた。
メキシコの「古代都市チチェン・イツァ」には最盛期には5万人が暮らしていたとされる。敷地内にあるドーム型の建物は天文台で太陽や星を観測したと考えられている。マヤの人たちが太陽の動きを理解していたとわかる痕跡が残っている。湖の入口から太陽光が差し込むようになっており年に2回垂直に光が差し込むように作ったとされる。高さ24mのピラミッドは巨大なカレンダーとなっており、4つの斜面にはそれぞれ91段の階段がつくられており、全部で364段。さらに頂上を加えると365段となる。階段には農耕の神様「ククルカン」の頭がつくられている。太陽の光が作る影がククルカンの胴体を作り出す。マヤの人々は太陽の動きで季節を知り、主食であるとうもろこしの収穫などを決めていた。
時を知る世界遺産はイギリスの「ストーンヘンジ、エーヴベリーと関連する遺跡群」など世界中に存在する。古代では太陽の動きを知ることが権力の象徴であった。エジプト、ラムセス2世が作ったアブ・シンベル神殿の一番奥は太陽の光がほとんど入らない所にはエジプトの神々の横にラムセス2世が設置されており年2回、太陽光が差し込みラムセス2世を浮かび上がらせる。もっと細かい時を知りたいという願いを叶えたのがインド・ジャイプルにある天体観測施設。高さおよそ27mの日時計の影が曲線部分に落ちることで時を知ることができる。さらに曲線には目盛りが描かれている。マハラジャは占星術を用いて国を司った。
オランダに存在する「アイゼ・アイジンガー・プラネタリウム」は18世紀末につくられた最古のプラネタリウム。太陽系が忠実に再現されている。制作者のアイゼ・アイジンガーは天文学を独学で学び7年かけて作った。そのきっかけは1704年の惑星直列で人々は地球の終わりと不安がり、安全とわからせるためにプラネタリウムで動きを見せたという。このプラネタリウムは今でも現役で稼働している。
時計の誕生が人々の暮らしを変えた。スイスのベルン旧市街の中心には大聖堂があり、その鐘が時を知らせる。時計は教会のものだったが時間を自分のものしたくなり時計塔が造られた。スイスのラ・ショー・ド・フォンの町は時計作りに町として知られるようになり時計職人にとってはこの上ない職場となっている。持ち運べる時計の誕生によりひとは時間を自分のものにすることができ、今のような便利な世の中となった。
15世紀からヨーロッパの国々は海を制するものが世界を制すと競って航海に出た。そこで必要になったのが船の正確な位置を知ること。高度な航海術はイギリス・グリニッジで誕生。グリニッジ天文台には観光客に人気の場所である「軽度0度」を示した場所が存在する。1884年に世界の時間が統一された。
エンディング映像。
世界遺産の次回予告。
ベスコングルメの番組宣伝。