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私はあなたを忘れない 中華航空機事故 30年ごしの対話
私はあなたを忘れない 中華航空機事故 30年ごしの対話
事故から30年、松岡は岐阜・関市に住んでいる弘義さんのもとを訪ね、初めて事故のことを聞くことにした。敦士さんは「きのうのことのように感じる。妻はヒロを命懸けで守った。あとは俺しかない。だから振り返らない」などと話した。弘義さんは事故や母親のことをどう受け止めているのか聞いてみた。弘義さんは「なんで自分がこんな目に遭ったんだろうって考えることはある」などと話した。親になったことで母親のことを知りたいという思いが強くなっていた。2022年、家族うで慰霊式に参加したことを機にメディアの取材を受けるようになった。弘義さんは「自分だけがピックアップされがちだけど、遺族やンバくなった方々がいるんだよというのを、ちょっと思ってほしい」などと話した。
中華航空機事故の遺族や生存者たちはこの事故特有の困難に直面していた。海外の企業を相手にした裁判は10年以上に続いた。その後、待ち受けていたのは急速な関心の低下だった。家族会の中で強い危機感を抱いていたのが羽深渡さんだった。遺族の羽深千恵子さんは「そういうことが会ったねじゃなく、あるかもしれないから、ちゃんと肝に命じておこうね。そういう意味での風化をさせてはいけないということ」などと話した。