- 出演者
- 佐々木明子 樫野有香(Perfume) 中原みなみ 藤井由依 高橋大悟
富士山の麓、茅が好き放題に伸びている耕作放棄地を再生。廃棄物や雑草も無駄にせず、売り上げ100万円を目指すSDGsプロジェクト。大根、白菜、ほうれん草を育てるも思うようにいかず、水はけの良い土にするべく再び開墾。畑の広さも2倍にした。
オープニング。
日照時間が短く、土の温度を保てないハンデを克服するべく、黒いマルチシートを張って大きな石を取り除き、しっかりと足で踏み固める。売り上げ100万円を目指し、市場に出回りやすい玉レタス&病気に強いサニーレタスを育成。フリルレタスを含めた1000株を植えたが、3週間後に訪れると肥料不足から葉が黄色くなっていた。富士河口湖町の米店から精米時に出る「ぬか」を頂き、水を混ぜて発酵させる。
水と米ぬかを混ぜて発酵させること約1か月、匂いが落ち着いたことを確認して希釈。成長が遅れているレタスに散布したら、メークインの種芋を2000個植える。さらにドルチェドリームという高糖度のとうもろこしを2000株。季節が進んで5月中旬を迎えると、茅を焼いてカリウムに満ちた草木灰を作ってレタスに散布。いよいよ収穫まで2週間となった。
Perfume・かしゆかが「無駄なし」を実践する先生の元を訪ねる人気企画。コーヒーを淹れる時に出る「かす」は廃棄の仕方を誤ると、大気汚染の引き金となる可能性がある。今回はハウススタジオを訪れ、コーヒーかすの再利用を紹介。
福岡県のシューズメーカー「チル・ジャパン」の斉藤佳穂里さんによると、コーヒーかすには消臭効果があり、これは無数の穴が水分などを吸着する多孔質構造の賜物。靴紐を除き、糸を含めて独自素材と混ぜて制作した靴は軽量で、すでにコーヒー約960万杯分のかすを活用している。続いて登場したのは織物作家で「arbre coffee dyed」を展開する五味恵美子さん。コーヒーから抽出した色素で布を染め、ポーチやコースターなどを世に送り出している。
コーヒー店を営む中川亮太さんは「かす」を使ったプリンをかしゆかに紹介。調味料およびスパイスとして使っており、粗めの食感はチョコチップクッキーのようにサクサクしている。どうやって思いついたんですか?とかしゆかが聞くと、コーヒーが好きすぎて「かす」を捨てるのは忍びなく、食べてしまおうという発想になったと明かした。さらにスパイスカレーを食べたかしゆかはコーヒーの風味と柔らかさ、コクを感じた様子。「かす」って名前、嫌ですねと微笑んだ。
5月下旬、レタスの収穫日は5時から作業。フリルレタスとサニーレタスは上々の出来栄えだったが、玉レタスは成功とは言えなかった。全1000株のうちフリルが50玉、サニーは60玉を販売できると判断、ヤオコーの協力を得て1パック99円で勝負できることに。
「ヤオコー 和光丸山台店」にズラリと並んだ“むだNOえん”レタス。111個のうち売れ残ったのは10個のみ、規格から外れた玉レタスは「Restaurant SAI 燊 」に持ち込み、豊島雅也シェフがレタスサラダうどんなどに変身させた。