2024年12月22日放送 12:00 - 12:54 テレビ東京

何ひとつ無駄にしないプロジェクト〜テレ東、農家はじめました
【冬の初収穫SP】

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(オープニング)
オープニング

今年8月、テレビ東京が一大農業プロジェクトをスタートした。テーマは「無駄を出さない農業」。舞台となったのは富士山のふもと、無数の茅が生い茂った荒れ地。ここは耕作放棄地。1年以上耕作していない土地のことで、日本には東京ドーム約9万個分もの面積がある。耕作放棄地を解消し、SDGsの観点から畑で出る廃棄物や雑草も無駄にしない農業に挑む。テレビ東京のアナウンサーや俳優、歌手らが参加する。ゼロから開墾して3か月、ついに初収穫となった。さらに今回は、かしゆかが無駄ゼロ教授とのコラボ企画もお送りする。

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富士山山梨県耕作放棄地
(何ひとつ無駄にしないプロジェクト〜テレ東、農家はじめました)
50年放棄された土地で畑作りから初収穫

今年8月、50年近く放棄されていた約2000平方メートルの荒れ地の草刈りから始めた。根に付いた土は元に返すのが無駄なしポイント。山梨県北杜市と韮崎市で17ヘクタールの農園を経営する農業のプロ、井上能孝さんがアドバイスしてくれた。作業開始から8時間、草刈り完了。畑の名前は「むだNOえん」に決まった。草刈りが終わったら本格的な畑作りがスタートした。50年放棄されて固まった土を、耕運機で柔らかくしていく。さらに、土の中の石を撤去。この日まいた肥料は60kg。土の温度を保ち、雑草の増加を防ぐマルチシートを張ったらいよいよ苗植え。植えた白菜の数は180株。さらに大根の種もまいた。害獣対策用のネットで畑を囲い、ついに完成。種まきから3週間、白菜は40cmほどに成長していた。防虫ネットを張っていたにも関わらず虫に食べられ無数の穴が。シンクイムシという害虫のせいだった。シンクイムシは白菜の成長を止めてしまう天敵。大根も育っているが、ネキリムシという害虫よって食べられているものもあった。野草で虫よけ作りをするのが無駄なしポイント。というわけで、森で野草探しを始めた。マムシグサは、茎がマムシの柄に似た毒性の野草。アセビは江戸時代から害虫対策に活用されてきた植物。野草を細かく刻み、沸騰したお湯で10分煮込み、マスクとゴーグルを装着。濾して液体だけを抽出。野草エキスの原液が完成。無駄なしポイントは、廃油と牛乳で作った手作り石鹸。粘着性のある石鹸で害虫に付着しやすくなる。水で薄めたら自然素材の虫よけが完成。収穫する頃には雨で流れ落ちるため人体に影響なし。葉に1枚1枚かけていくのがなかなかの重労働。種まきから1か月、虫除けの効果もあり、白菜も大根も順調に成長した。続いて間引きの作業。1つの穴に3つまいた大根の種。複数発芽した場合は状態の良い1本を残して他は抜いていく。1本の生育スペースを確保することで、立派な大根になるという。間引き作業1時間半。間引いた大根も食べられる。成長時に使う栄養が残っているのでビタミン豊富かつ食物繊維も多い。料理上手な佐々木アナが、間引き大根を使った料理を振る舞った。間引き大根はご近所のレストランにおすそ分けも行った。後日、いろんな料理にしてお店に出していただけたそう。

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アセビマムシグサ北杜市(山梨)大根白菜間引き大根のおひたし間引き大根のふりかけ韮崎市(山梨)

初収穫1か月前、この日はあいにくの大雨だったが、この大雨によってむだNOえん最大の欠点が発覚した。水はけが良い畑では水と一緒に空気が流れて酸素が循環するが、むだNOえんでは水はけが悪いため空気が循環せず土の中が酸欠状態となっていた。ここは50放棄された土地のため、耕運が足りずに土中が固まったままだった。一方、白菜は壊滅的状況だった。酸欠、肥料切れ、水が多すぎるなどが原因だという。食べられるが、葉っぱが黄色くなるなどしており、一般的な姿の白菜にはならないという。同じ白菜の苗をアミューズの先輩方の農園にも植えてあったが、こちらは元気に育っていた。丁寧に土作りをしていくことで、こうした元気な白菜が育つ農園になるという。

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大根白菜
Perfume かしゆか×髪の毛の無駄ゼロ教授

かしゆかのコーナー。今年で結成25周年を迎えるPerfumeのかしゆかは、雑誌の企画でバーチャルショップの店主・バイヤーとして、日本全国の伝統工芸を紹介してきた。前回は、日本獣医生命科学大学の三浦孝之准教授のもとを訪れ、畜産業界で普段無駄になっている牛肉の部位から作った生ハムや、無駄になっている牛のあばらの軟骨からスープを作るなど、まさに無駄なし研究の数々を見せてくれた。前回、かしゆかは「美容室で床に落ちている髪を集めたら何かになるんじゃないのかな?」と話していた。銀座の美容室ALBUMでは1日平均ごみ袋70L分の髪の毛がゴミとなる。というわけで、今回は髪の毛のアップサイクルのレジェンド級の研究者である東京農工大学の野村義宏教授を訪ねた。髪の毛が痛む主な原因は、タンパク質の一種であるケラチンの不足によるもの。つまり穴を埋めればサラサラヘアーに復活する。野村教授の指導のもと、実験スタート。細かく切った人毛を試験管の中に入れる。塩酸を加え、80度で10時間熱する。ろ過して髪の毛を取り除き、乾燥機の中に入れ3時間、塩酸を蒸発させる。それに水を加えて溶かし、水を加えて薄める。これで髪の毛のトリートメント液が完成。それえを髪に吹きかけながらブローすると、髪が元気に復活する。今回はトリートメント液を作るために髪の毛を不完全に溶かしたが、髪の毛を完全に溶かした場合、しょう油になるというが…。

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ALBUM GINZACasa BRUTUSPerfume三浦孝之日本獣医生命科学大学東京農工大学銀座(東京)

髪の毛の主成分は大豆と同じアミノ酸であることかた、ほぼ完全に溶かした髪の毛からはしょう油が生産できるという。戦後の食糧難の時代では髪の毛からしょう油を作る研究も行われ、今回実際に作ってみた結果色は薄く、味もしょう油ではないものの独特の味がするという。

50年放棄された土地で畑作りから初収穫

この日メンバーが訪れたのがアミューズが主催するSAIKO HARVEST FESTA 2024。地元山梨県のグルメやお酒などが楽しめ、アミューズの先輩たちが果物の販売をするということでお手伝いに来た。販売するのはシャインマスカットで、糖度は20度以上を誇っている。別日にむだNOえんでは初収穫の日を迎えた。植えていた青首大根は通常より育ちが遅く小さかったが、味に問題はなかった。白菜も通常サイズより小さかったが、味は問題なかった。ただ大きさや価格が規格外のため今回は販売できず、今回は近くにある富士レークホテルに引き取ってもらった。ホテルではビュッフェ用として大根を使った「大根のふろふきと富士の介の西京焼き」に、白菜を使った「白菜とベーコンのスープ煮のチーズ焼き」へと料理してもらった。この他持ち帰ったメンバーが「豚バラと大根の炒め物」などにした。

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SAIKO HARVEST FESTA 2024アミューズシャインマスカットビュッフェマス北杜市江草圃場北杜市(山梨)大根と豚の角煮大根の葉のふりかけ富士の介富士レークホテル河口湖白菜豚バラと大根の炒め物青首大根
(エンディング)
エンディングトーク

メンバーからは「上手く行っていない部分もあるのですぐ開墾してリベンジしたい」などの感想が出た。

TVer U-NEXTで配信

番組をTVer U-NEXTで配信していることを伝えた。

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