- 出演者
- 井ノ原快彦 中原みなみ
オープニングの映像。
再開発が進みあっという間に街の様子が変化した下北沢。11年前まで小田急線の踏切などがあったがすっかり変わった。今回は懐かしい下北をプレイバック。昭和の下北沢にタイムスリップする。サブカルの街下北の根幹にあるのが昭和の小劇場ブーム。その渦中にいた演劇人も登場。今も昔も若者たちに人気の下北沢。昭和から続くお店では夢見る若者たちを支える味が残る。昭和世代にとっては懐かしく、令和世代のとっては新鮮な昭和の下北沢を紹介。
第10位.古着。小田急線が地下を走るようになり、駅舎も駅前の様子も変わった下北沢。近年古着屋が増えている。世界でも類を見ない古着タウンになった。インバウンドのツアーが組まれるほど人気で昭和の古着も令和の若者にとってはお宝。この5年で100店舗以上が出店し今は230軒以上となっている。昭和57年にオープンしたのがP.max当時古着はオシャレというより中古品という感覚だった。原宿に3店舗を構えるシカゴが下北沢に出店したのは昭和61年。古着のアディダスのジャージは人気故最近は値段が高騰。昭和50年代のデサント製のアディダスジャージは2万7千500円。昭和の頃のジャージは運動着だった。共立女子短期大学で若者ファッションの定点観測をしている渡辺さんは昭和の終わりに大ブレイクしたRun-D.M.C.がきっかけだと話した。昭和のジャージには裾にひもがあった。昭和39年の東京オリンピックで体操日本代表選手が着用していた裾が捲れないようにするためにつけられていたものが採用されたという。その後機能性などが充実し足掛け紐のついたジャージは減少していった。
第9位.レトロ食堂。ラーメン店一龍は昭和59年に創業した。店主の地元福井県・敦賀の名店譲りの中華そばは豚骨、鶏ガラの黄金色のスープに紅しょうががアクセント。一龍の隣に構えるのは昭和37年にオープンした洋食店のキッチンウエスト。付け合せのパスタはカレー味。一番人気はレトロな銀のお皿に盛られたBランチ。店名のウエストの由来は創業当時ウエスト・サイド物語が流行っていたことから。町中華のミン亭が創業した昭和39年。このお店には鴻上尚史さんも訪れていた。元ブルーハウスの甲本さんはかつてミン亭でアルバイトをしていた。赤いチャーシューを使うためピンク色になったチャーハンが名物。梶原善さんは甲本さんと同時期にミン亭でアルバイトをしていた。梶原さんはミン亭で客として訪れた三谷幸喜さんにある日電話がかかってきて舞台に出演しませんかと誘われたという。名物の江戸っ子ラーメンは昭和40年代も大行列ができるほど人気だった。
8位レコードショップ。下北沢では昭和の時代からレコードショップが人気でディスクユニオン下北沢店がオープンしたのは昭和60年。この店ではLPレコードが20枚収納できるバッグが人気とのこと。下北沢におけるレコード店の最古参がフラッシュ・ディスク・ランチ。この店に通ったひとりである六角精児は、自分の知らないコアなレコードがいっぱいあったなどと話した。
7位喫茶店。昭和52年にオープンした「いーはとーぼ」の店内では店主セレクトのジャズやワールドミュージックが流れる。余計な接客をしないのが店主のポリシーだそうで、音楽とじっくり向き合うことができる。喫茶店ブーム真っ只中の昭和28年に創業されたジャズ喫茶マサコは銀座でダンサーをしていたジャズ好きの奥田政子さんが開いた店だが、駅前の再開発により平成21年に閉店した。しかし令和2年に復活を遂げ、場所は変わったがスピーカーやインテリアの一部はかつてのものを流用しているとのこと。
第6位は「酒場」。劇団員の打ち上げは下北沢でよく見る光景だという。劇場の「ザ・スズナリ」が2階に構える「鈴なり横丁」で昭和から唯一続いている「かよい船」には、松田優作さんなど昭和の大スターが飲みに来ていたという。下北で有名な焼き鳥屋「陣太鼓」では、串への塩降りパフォーマンスが人気を博しているという。
第5位は「音楽BAR」。松田優作さんなどが訪れた「LADY JANE」は再開発の波に飲まれて存続の危機に立たされているという。また「TROUBLE PEACH」は駅前の道路計画のため立ち退きが決まっているという。今年5月6日の最後の営業日には多くのファンが詰めかけた。40年来の常連だという吹越満さんは「店がなくなるのは寂しいが、関わった人たちに会えなくなる訳じゃない。1番の魅力は店で出会った人」などと話した。最後はボブ・ディランの「My Back Pages」を流して終わった。
茄子おやじはバンドマンのマスターが営む人気のカレー屋で、松尾貴史がオーナーの般°若はサラサラのチキンカレーが人気だと紹介。またカレーの店八月はロックバンドのサニー・デイ・サービスの曽我部恵一営んでいる等、下北沢では平成から令和にかけてカレーの店が増え続けてカレー専門店は30軒以上ある。キッチンウエストでは昭和の懐かしい味のカレーが食べられると紹介。下北沢名物のアンゼリカのカレーパンは7年前に店主が他界し閉店してしまったが、店主の奥さんが新潟でパン屋maikka.ki5を開き、スパイシーカレーパンを販売していて東京からカレーパンを求めに来る客もいると紹介。
下北沢にはライブハウスが31軒あり、中でも昭和から続く下北沢LOFTでは多くのスターがライブをした。昭和54年の下北沢音楽祭では本多劇場建設前の空き地で行われ、RCサクセション・金子マリ・カルメン・マキ等のアーティストが参加をした。当時2日間で5000人を動員し電車の運転手も驚くほどの熱気だったという。北沢タウンホールではワールドミュージックフェスティバルをルーツとする下北沢音楽祭が行われ金子マリは第10回から毎年参加をしている。第30回 下北沢音楽祭では金子マリとフジコ・ヘミングの記念対談が開かれた。第33回 下北沢音楽祭は7月7日まで開催している。
昭和14年にできた下北沢一番街商店街にある玉井屋は昭和27年に下北沢へ移転した。お好み焼きのせっちゃんのオープンは平成元年であるが前身となる店は下北沢駅前食品市場の中にあったおでん節子だと紹介。廣栄屋は昭和35年に創業し、人気はとろろそばだと紹介。
鈴なり横丁はのザ・スズナリはアパートだった2階部分を改装した演劇専用劇場で鴻上尚史は第三舞台を何度も公演していたと紹介。鴻上尚史はあの空間に何人入ったかという記録が塗り替えられていくのが1つの話題だった等とは話す。
出没!アド街ック天国の番組宣伝。
TVer・U-NEXTで配信中。
- キーワード
- TVerU-NEXT出没!アド街ック天国
日曜ビッグバラエティの番組宣伝。