2025年9月10日放送 14:05 - 14:50 NHK総合

列島ニュース

出演者
池田耕一郎 瀬戸秀夫 松田利仁亜 高瀬耕造 永井克典 神門光太朗 羽隈将一 坂下恵理 大谷昌弘 塩崎実央 
(オープニング)
オープニング

高瀬耕造キャスターによるオープニングの挨拶。

札幌局 昼のニュース
先月のマイワシ水揚げ量 去年同時期の1割ほど

日本一の水揚げ量を誇る釧路港の主力・マイワシの先月の水揚げ量は、去年の同じ時期の1割ほどに落ち込む低調となっている。釧路港は水揚げ量が2年連続で全国で最も多く、中でもマイワシは去年、全体の9割近くを占めた主力。北海道まき網漁業協会によると、ことし6月~先月末までのマイワシの水揚げは3万5995トンで、去年の同じ時期の半分程度にとどまっているという。「水産研究・教育機構」の由上龍嗣グループ長は、「今年は千葉・銚子沖の海水温が低く、冷たい水を好むマイワシがとどまっているため北上が遅れている」と分析した上で、「9月に入り釧路沖の海水温が低くなってきたので今後、群れが入り漁獲が増える可能性がある」と話している。道東沖のマイワシ巻き網漁は、来月にかけて本格化する。

ESG債の新市場 札幌証券取引所に

札幌証券取引所に新しい市場が開設された。取り扱うのはESG債。環境問題の解決などに向けた資金を調達する債権。GX(グリーントランスフォーメーション)に向けた投資を呼び込む狙い。きょう開設されたのは、ESG債に特化した機関投資家向けの市場・北海道ESGプロボンドマーケット。上場には格付けの取得などが必要で、きょうから上場申請を受け付け、早ければ今月16日から売買が始まる見込みだという。ESG債に特化した市場の開設は国内初だという。道と札幌市は去年、国の“金融・資産運用特区”に指定され、GXに向けた投資の呼び込むを目指している。その一環として新たな市場を軌道に乗せられるかが焦点になる。

山形局 昼のニュース
「日本一の芋煮会」 大鍋を会場に設置

山形の秋の風物詩・郷土料理の芋煮をふるまう「日本一の芋煮会」が今週末に開かれるのを前に、三代目鍋太郎の愛称で親しまれる直径6.5mの大鍋が山形市の会場に設置された。実行委員会によると、ここ数年、開催日に気温が高いことが多く、今年は熱中症対策として、会場の馬見ヶ崎川の右岸に休憩用のテントを3か所、川の両岸に1か所ずつ医師が常駐する救護室を設置するという。「日本一の芋煮会」は今月14日に開かれ、約3万食の芋煮がふるまわれる。

山形新幹線 ダイヤ 完全復旧へ

山形新幹線の最新型車両・E8系の列車が故障した問題で、JR東日本は使用をとりやめてきた列車について、修理や点検を行った上で11月中旬までに運転を再開させる方針を示した。これにより臨時列車も含めたダイヤは完全に復旧する見通し。E8系をめぐっては、今年6月中旬以降、車両に搭載された電力供給装置が相次いで故障したため、JR東日本はE8系の単独運転を取りやめ、東京と山形を結ぶ直通運転は大幅に減っていた。JR東日本は「原因が特定できた」として、先月から故障しなかった6本の列車については単独運転を順次再開させ、通常ダイヤに戻していた。JR東日本の喜勢陽一社長はきのうの定例会見で、故障した5本の列車についても修理や点検を行ったうえで、11月中旬までに営業運転に復帰させる方針を示した。これによりお盆や休日などの繁忙期の臨時列車で続けてきた一部の減便も必要なくなる。

広島局 昼のニュース
秋に鳴く虫の観察会 子どもたちが参加

コオロギやクツワムシなど秋に鳴く虫を子どもたちが観察する催しが庄原市で開かれた。国営備北丘陵公園で開かれた観察会には、市内の保育所に通う子どもたち13人が参加した。はじめに公園のスタッフが虫の鳴き声について説明し、人間のように口から声を出すのではなく、羽を擦り合わせて音を出していることなどを伝えた。この後、公園の中で生息していたコオロギやクツワムシなど、秋に鳴く虫たちが持ち込まれ、子どもたちは観察した。

福岡局 昼のニュース
大雨被災者に車貸し出すサービス

先月の記録的な大雨によって車が水につかって使えなくなった人などに、無料で車を貸し出すサービスが、福岡県から要請を受けた日本カーシェアリング協会によりきょうから福津市で始まった。中央公民館に普通乗用車2台と軽乗用車1台を設置。り災証明書などで車や自宅の被災を証明すれば、どこに住んでいても利用できる。運転免許証、携帯電話の持参と事前の申し込みが必要。日本カーシェアリング協会によると、今後は軽トラック1台も設置見込みで、このサービスは今年12月25日までの予定。車の貸し出しは最長1週間で、返却後は再申し込みも可能。

高知局 昼のニュース
“負け組の星” ハルウララ死ぬ

負け続けても懸命に走る姿が全国的な人気を集め、負け組の星とも評された高知競馬の元競走馬「ハルウララ」が、引退後に余生を過ごしていた千葉県の牧場「マーサファーム」で死んだ。29歳だった。ハルウララは北海道の牧場で1996年に生まれ、2006年の登録抹消まで高知競馬の競走馬として113のレースに出場し、成績は0勝113敗だった。不況で就職氷河期だった当時、負け組の星として全国的な共感を集めた。当時は「走っても当たらない」として、ハルウララの馬券が交通安全のお守りになったり、2004年には国会でも話題として取り上げられたりと、異例の盛り上がりを見せた。

よさこい祭りに97万人 去年より10万人増加

高知市で先月行われたよさこい祭りの人出が、去年と比べ推計で約10万人増えて約97万人だったことが、主催者のまとめでわかった。先月9日~12日までの4日間の日程で高知市で行われた今年のよさこい祭りには、国内外から188チーム、約1万8000人の踊り子が参加した。よさこい祭振興会は「これからもより多くの人に祭りを楽しんでもらえるよう、行政や企業と連携して宿泊施設を充実させるなど、受け入れ体制の向上を図りたい」としている。

大阪局 昼のニュース
姫路城「菱の門」 内部を特別公開

世界遺産で国宝の姫路城で、城内に現存する中で最大の城門「菱の門」の内部が特別に公開されている。柱の上部に木彫りの大きな花菱が取り付けられているなどの特徴があり、国の重要文化財に指定されている。門の内部を特別公開したのは2年ぶりだという。菱の門の1階には、出入りする人たちを監視するため藩士がつめていた「門番所」が左右に設けられている。2階には敵が攻め込んできた時に、石を落としたり銃撃したりするための穴も見ることができる。菱の門の特別公開は今月30日まで行われる。

毎日 日本酒2合以上摂取で腎臓機能低下リスクが上昇

男性では、毎日日本酒2合分以上のアルコールを摂取する人は、お酒を全く飲まない人に比べて腎臓の機能低下のリスクが高まるとする調査結果を、大阪大学の中村祐子特任助教らの研究グループがまとめた。2017年までの5年間に大阪府で特定健診を受けた40代~70代の男女約17万人を対象に、アルコールの摂取が腎臓機能にどう影響するのか、数年間追跡し分析した。男性では、日本酒3合分以上のアルコールを摂取する人は腎臓機能が30%以上低下するリスクが1.6倍高かった。女性については、一定の量のアルコールを摂取している人数が少なかったことから、今回の調査では飲酒量と腎機能の低下との関連はわからなかったという。中村特任助教は「腎臓へのダメージは、以前の研究で考えられていたよりも、少ないアルコール量で影響することがわかった。お酒の量はほどほどにするように気をつけてほしい」と話していた。

仙台局 昼のニュース
丸森町「清滝ぶどう」 収穫作業始まる

丸森町で地元にある滝の名にちなんで「清滝ぶどう」と名付けられたぶどうの収穫作業が、本格的に始まっている。丸森町上滝地区では、町の新たな特産品にしようと約10種類のぶどうの栽培を行っていて、「清滝ぶどう」として販売している。今年は夏に気温の高い日が多かったことなどから、実はやや小ぶりなものの、例年通りみずみずしくて甘いぶどうができているという。丸森町上滝地区のぶどうの収穫は来月中旬まで続き、町内の農産物直売施設「不動直売センター」で土日と祝日限定で販売される予定。

伊達政宗や片倉小十郎景綱 オリジナル切手 販売開始

伊達政宗やその家臣・片倉小十郎景綱などのオリジナルの切手の販売が、きょうから宮城県内の郵便局で始まった。10枚1組のシートになっている。仙台中央郵便局では、切手の販売開始に合わせて贈呈式が行われ、一日郵便局長を務める歌手のさとう宗幸さんから、白石市の山田裕一市長に切手が贈呈された。販売が始まると窓口では多くの人が買い求めていた。切手は2000シート限定で、きょうから県内の郵便局350か所で販売される。

(気象情報)
気象情報

金沢・兼六園の中継映像を背景に気象情報を伝えた。

列島リポート
猛暑を乗り切れ!コスプレサミット

今年は各地で記録的な猛暑が今も続いているが、名古屋市栄では先月、国内外のコスプレイヤーたちが参加する世界コスプレサミットが開催された。自慢の衣装を着込んで参加するコスプレイヤーたちにとって、暑さは大敵。この猛暑をどう乗り越えたのか。世界中のコスプレイヤーやコスプレファンなどが3日間で20万人以上集まる世界最大級のコスプレイベント。2003年から毎年開催し、今年で23回目を迎えた。中には家族でコスプレを楽しむ人たちもいた。今年の夏、猛暑の影響で会場の日なたでは40℃を超える所もあった。厳しい暑さがコスプレイヤーを苦しめる。世界中のたくさんの人に参加してもらおうと、このイベントは開催当初から長い休みを取りやすい夏に開催してきた。ここ数年のあまりの暑さに、実行委員会は大会前から熱中症対策をSNSで呼びかけ。さらに会場では無料でうちわを配布。救護所も用意し、体調不良の人が出てもすぐ対応できるようにした。コスプレイヤーの中には、こだわりの衣装に暑さ対策をしている人もいた。ペルーからきた男性の衣装の内側には、いくつもの保冷剤があった。モンスターの分厚い着ぐるみには、小型のファンがついた作業服を着ていた。さらに頭の後ろを風通しよくすることで、熱がこもらないようにしていた。それでもキャラクターになりきっていると、あっという間に猛暑が体力を奪う。そんな絶体絶命のピンチに立ち向かう切り札は、会場で知り合う「コスプレ仲間」。長年、真夏の名古屋を彩ってきた世界コスプレサミット。参加者たちは同じ趣味を楽しむ仲間と助け合いながら、今年の猛暑を乗り切っていた。近年の暑さを受け、愛知県や名古屋市などで作る実行委員会は、再来年からイベント自体を11月に開催することを発表している。夏の開催が最後となる来年、どんな暑さ対策をすべきなのかすでに検討を始めているという。

列島ぶらり旅
“誇り”つなぐ 漁師町の夏

今回は徳島県南部の美波町。伊座利地区はこの時期伝統のアワビ漁で賑わう。“クロ兄ちゃん”こと坂口進さん(72)は伊座利生まれのベテラン漁師。漁体験会などを通じ地域の子どもたちに伊座利の魅力を伝える活動に力を入れてきた。この日伊座利では素潜りでとるアワビ漁が解禁となった。クロ兄ちゃんは小さな漁師町の誇りを繋いでいって欲しいと1年製漁師にその思いを託した。

きょうのキニナル!
「日本一の芋煮会」 大鍋を会場に設置

きょうのキニナルは山形局から、芋煮会に使う鍋が会場に設置されたいうニュース。鍋の大きさは直径6.5m、重さ4トン。最も驚いたことは山形局の今日のお昼のトップニュースだったことだとで、このニュースが地域の人にとって大事なニュースだと分かったそう。ちなみにこの大鍋は3代目「鍋太郎」。

(気象情報)
気象情報

全国の気象情報を伝えた。

(エンディング)
エンディングトーク

今回の「激突メシあがれ」は特別編。テーマは「大量のキャベツをおいしく消費」SP。今回初めて食材そのものがテーマになったと紹介した。

(お知らせ)
NHK ONE

10月から始まるNHKの新しいインターネットサービス「NHK ONE」。番組の同時・見逃し配信や番組関連情報をインターネットでいつでもどこでも利用できる。「NHKプラス」「NHK ONE ニュース・防災」「NHK ONE for School」は10月以降、新たなダウンロードが必要。

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