- 出演者
- 浅井僚馬 寺澤敏行 高瀬耕造 高橋秀和 坂下恵理 塩崎実央 中村瑞季
オープニングの挨拶。
青森地方気象台によると、東北地方はこれから冬型の気圧配置が強まり、上空には今シーズン1番の真冬並の強い寒気が流れ込む見通し。あす午前6時までの24時間に降る雪の量は、多いところで津軽と三八上北の山沿いで70センチ、下北の山沿いで50センチ、津軽と三八上北の平地で30センチなどと予想されている。強い冬型の気圧配置はあさってにかけて続く見込みで、気象台は上空の寒気が強まったり、発達した雨雲が同じ場所にかかり続けたりした場合は、警報級の大雪となる可能性があるとしている。気象台は津軽と三八上北の山沿いでは、今夜遅くからあす夕方にかけて、大雪による交通への影響や屋根からの落雪、建物などへの被害に十分注意するとともに、着雪やなだれに注意を呼びかけている。また、県内ではあす朝にかけて、大気の状態が非常に不安定となる見込みで、竜巻などの激しい突風や落雷、ひょうにも注意するよう呼びかけている。
国内有数の桜の名所として知られる弘前市の弘前公園では、冬の間、ツツジやシャクナゲなどの背の低い木約3万本に、雪の重みで枝が折れないよう木の板で覆う「雪囲い」を行う。今年は先月下旬から作業が始まり、きょうは市の職員37人が弘前城の本丸周辺で作業を進めていた。職員たちは7mほどの高さに組まれた丸太の骨組みを足場として使いながら、中に雪が入らないよう長さ1m80cmの木の板を、屋根の形になるように並べ、しっかりと縄で縛って固定していた。弘前市公園緑地課によると、弘前公園では毎年70cmほどの雪がつもり、昨シーズンの大雪ではマツやサクラなど50本余に、倒木や幹折れなどの被害があったという。弘前公園の雪囲いの作業は、今月中旬まで続けられるという。
長野地方気象台によると、冬型の気圧配置が強まる影響で県内上空にはこの時期としては強い寒気が流れ込み、今夜遅くからあす朝にかけて、北部の山沿いと中野飯山地域を中心に断続的に強い雪が降る見込み。あす正午までの24時間に降る雪の量はいずれも多いところで、中野飯山地域で40cm、長野地域の山沿いと大北地域の山沿いでいずれも30cmなどと予想され、寒気が強まった場合などは警報級の大雪の範囲が広がるおそれがある。その後も雪は降る見込みで、あさって正午までに降る雪の量はいずれも多いところで、大北地域の山沿いで20cm、長野地域の山沿いと中野飯山地域でいずれも15cmなどと予想されている。気象台は明日未明から昼前にかけて、北部の山沿いと中野飯山地域では、大雪や路面の凍結による交通への影響に警戒するよう呼びかけている。また、北部では落雷や突風にも注意が必要。
今年も残すところ1カ月ほどとなり、長野市の善光寺では新年にさずけるお守りや縁起物のだるまなどに魂を入れる「開眼法要」が行われた。この法要は善光寺が毎年、この時期に行っていて、きょうは本堂の奥にある内々陣で僧侶らが読経をして、お守りや縁起物のだるまなどに魂を入れていった。善光寺では来年の干支である午の置物など約100種類の縁起物を用意し、今月18日から入手できるという。善光寺によると、ことしの正月三が日の参拝者は約60万人だったということで、来年も同じ程度の人出を見込んでいるという。
きのう函館市の中心部で起きた火災は、通報から約17時間半後のきょう午前8時すぎに消し止められた。この火災によるけが人はいないということで、警察と消防が火が出た原因を詳しく調べている。警察と消防はきょう午前9時半ごろから、焼け跡の状況を確認したり、写真を撮ったりするなど、現場を詳しく調べて、火が出た原因の特定を進めている。きのう午後2時50分ごろ、函館市本町で「事務所から火が出ている」と消防に通報があり、警察によると火が出たのは2階建ての建物の1階部分とみられ、隣接する建物にも燃え広がった。警察によると、火が出たのは2階建ての建物の1階部分とみられ、当時、1階にあるトイレ付近から出火したという情報もあったという。一方、現場付近の区間で運転を見合わせていた函館市電は、きょうは通常通り運行している。
先月18日に大分市佐賀関で発生した大規模な火災では、けさ7時時点で59世帯80人が付近の公民館で避難を続けている。現場では安全が確認された一部の区域に限り、立ち入り規制が解除されているが、市はきょうから当面の間、被害が大きく規制が続いている区域の住民に対しても、一時的に立ち入りを認める許可証の運用を始めた。午前9時半から受け付けが始まると、次々と住民が訪れ、許可証を受け取って立ち入り規制区域の内側にある自宅の方へと向かっていた。市では火災発生から4日後の先月22日とその翌日に、安全が確認された道のみ立ち入ることを認める措置を取っていて、立ち入り規制区域に住民が入るのはそのとき以来となる。市によると、今回は道路上のがれきの撤去などが進み安全が確保できたことから、より自宅に近づけるようになったという。警察官立会いのもと実家を訪れた男性は、金庫を持ち出していた。市はこの措置を当面の間続け、自宅の被害状況などを確認してもらうことにしている。
国の重要無形文化財に指定されている日田市の焼き物「小鹿田焼」の陶工・坂本拓磨さんの作品が、全国の工芸品の公募展「日本民藝館展」で今年度の最高賞にあたる「日本民藝館賞」に選ばれた。坂本拓磨さんは高校卒業後、父・浩二さんの窯に入り、親子2人で焼き物を作り続けている。坂本さんは日常生活の中で使われる品々に美しさを見出す、民藝運動に取り組む団体が毎年開催している「日本民藝館展」に、「飴釉打掛二斗五升壷」という作品を出品した。作品展には今年度、陶磁器や織物など6つの部門に約1600点の応募があった。作品は高さ50cm余の茶色の壷に白や黄色の釉薬が垂れ落ちるようにかけられていて、つぼの上部の曲線の美しさや色の良さが評価されたという。小鹿田焼の陶工が最高賞を受賞するのは2008年以来17年ぶり。
朝ドラ「ばけばけ」の裏話を紹介する。「#教えてばけばけ」を皆さんから寄せてもらおうと投稿をお願いしているが、「ばけばけ、気になっていたけど結局乗り遅れた。」「まだ見られていないので、早く追いつきたい。」との投稿が寄せられた。今からで全く問題ない。ここからでも遅くないので見てほしい。高瀬流の楽しむコツは、史実の再現度を味わう。ヒロイン・松野トキのモデルは小泉セツ、英語教師・レフカダ・ヘブンのモデルは小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)、英語教師・錦織友一のモデルは明治時代の教育者・西田千太郎。西田千太郎が残したあるものが、今回ばけばけの物語を作る大きな参考になっていたという。
訪ねたのは松江中心部にある新雑賀町。ここに明治時代に西田千太郎が実際に暮らした家が現存している。迎えてくれたのは島根大学・宮澤文雄准教授と、町内会長の今岡克己さん。2人は長く空き家だった家を西田家から借り受けて保存活動をしている。思いがけない発見もあった。千太郎とハーンの深いつながりを示す新たな資料が、次々に見つかった。秀才ぶりを示す「高校生を辞めてその高校の先生になった」というエピソードもある。しかし千太郎の暮らしは決して盤石とは言えなかったそう。経済的な事情から学校は中退。教員検定試験に挑む姿はドラマでも描かれていた。千太郎が大切にしたのは「開かれた学び」。例え地方でもネイティブな英語を学べるよう、ハーンとの関わりに尽力した。ハーンの通訳や取材活動、さらには私生活まで支えた千太郎。やがて2人は大親友になる。クイズ「150通のうちハーンが千太郎へ宛てた手紙は何通?」、正解は「ハーンが128通、千太郎が22通」。ハーンは千太郎を「利口と親切とよく事を知る、少しも卑怯者の心ありません」と評したという。千太郎が残した日記や書簡には、ハーンが松江に滞在した443日のうち155日以上の出来事が記録されている。そのハーンの足跡がばけばけの物語を作る上で大きな参考になった。宮澤さんたちは今、寄付金などを募りながら千太郎の家を修復し、子ども食堂などに活用している。子どもたちが学び、遊び、集える居場所。千太郎が大切にした開かれた学びの精神を受け継ごうとしている。
異国の地で1人ぽつりといるのは心細いが、西田千太郎は近くにいた人としてものすごく重要な存在だったとわかる。「歴史探偵ばけばけコラボ・小泉八雲とセツ」は今夜10時放送。歴史探偵でも西田とハーンの関係について調査している。西田とハーンの距離をぐっと近づける出来事があった。八雲といえば怪談だが、なんであんなに恐いのか、その作品作りにも今回は注目して調査をしている。
神戸から電車に揺られること約1時間、姫路市と加古川市の間に位置する兵庫県南部の高砂市には、江戸時代に作られた古い街並みが今でも残っている。まずはSNSで話題になっている生石神社を訪ねた。目の前にあらわれたのは石の宝殿で、高さ5.7m、重さは推定465トンの一枚岩。水に浮いているように見えるため浮石とも呼ばれている。後ろから見ると、周囲も巨大な岩に囲まれていることがわかる。謎に包まれた石の宝殿は、パワースポットにもなっている。石の宝殿の周辺は、1700年前から竜山石という石の産地として知られている場所。竜山石は姫路城の石垣や皇居などにも使用されている。きめが細かく赤、黄、青の3つの色があることが特徴。竜山石を身近なものにアレンジしているという工房を訪ねた。竜山石の加工を行っている松下律子さん。硬さがありつつも粘りがあり、加工しやすいという特徴を生かし、マグカップやグラス、お皿などを作っている。家族が営む石材店の加工場で、制作の様子を見せてもらった。切り出した石を加工しやすいサイズに切断していく。専用の工具で形を整え、丁寧に磨いて艶を出す。松下さんが工房を始めたのは約30年前。友人からの一言がきっかけだった。竜山石をより身近に使ってもらいたいと、様々な商品を開発。地元のマラソン大会のメダルも制作している。松下さんは竜山石をより地域で愛される存在にしていきたいという。続いては伝統の染め物を受け継ぐ人たちを訪ねた。こちらで作られているのは高砂染。一面に広がる松模様に竹ぼうきなどの縁起物を重ねた2度染めが特徴。江戸時代には幕府にも献上されていたが、洋服文化の発達などから昭和初期にはほとんど作られなくなった。一度途絶えた伝統を復活させようと、17年前から週に1回、地域の人たちが集まり、高砂染について勉強しながら作品を作っている。地域の人たちによって大切に守られてきた伝統に触れた高砂の旅だった。
気象情報を伝えた。
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