2025年12月5日放送 13:05 - 13:55 NHK総合

列島ニュース
滋賀 びわ湖に迫る新たな脅威 地域の対策は

出演者
田代杏子 小山径 坂下恵理 
(気象情報)
気象情報

福井・大野市の様子を背景に全国の気象情報を伝えた。

静岡局 昼のニュース
伊豆の国市の病院から被告が逃走

きょう未明、静岡・伊豆の国市の順天堂大学医学部附属静岡病院で強盗傷害の疑いで逮捕され、その後、起訴されて入院していた54歳の被告が逃走した。逃走した際、被告は7階の個室にいて片方の手に手錠がかけられていた状態で、カーテンを隔てて警察官が監視にあたっていた。警察官が最後に被告の姿を確認したのは午前1時15分ごろに被告がトイレに行った時で、その後、午前4時ごろに警察官が交代する際にカーテンを開けて確認したところ被告が部屋にいなかったという。警察は窓から逃げたとみて緊急配備を敷いて300人態勢で被告の行方を捜査するとともに、当時の詳しい状況を調べている。

住宅再建 進まず きめ細かな支援求められる

ことし9月、静岡県で国内最大級の規模の竜巻が発生してからきょうで3か月。被災地では今も住宅の再建が進まず被災した住宅や親せきの家などで暮らしている人もいて、被災した人へのきめ細かな支援が求められている。先月28日時点の静岡県のまとめによると死者は1人、重傷は15人、軽傷は75人となっている。住宅の被害は台風による浸水被害の含めて12の市と町で全壊が76棟、半壊が39棟、一部損壊が1752棟など合わせて2360棟にのぼっている。また、県によると先月28日時点で民間の住宅を借りあげる“みなし仮設”に入居しているのは51世帯、県営住宅に入居しているのは12世帯となっている。

広島局 昼のニュース
独自 現場から施設長と異なるDNA型検出

広島・北広島町で特別養護老人ホームの施設長が何者かに殺害された事件は今月8日で未解決のまま25年となる。これまでの捜査で殺害された現場から施設長のものとは異なるDNA型が検出されていたことが捜査関係者への取材でわかった。また、警察は先月、現場近くで当時目撃された不審な男の現在の姿を推定した似顔絵を新たに公開していて、広島県警山県警察署の捜査本部まで情報提供を呼びかけている。

先月の平均価格 去年比25%余↑

広島県内各地で養殖のかきが相次いで死ぬ被害が出る中、先月、広島市の中央卸売市場で取り扱われた殻付きかきの平均価格が去年よりも25%余り高くなったことがわかった。かきの価格上昇の動きは県内の小売りの現場にも出ていて、広島市南区のスーパーでは1袋150グラムのむき身のかきが299円と去年の1.5倍ほどの価格で販売されている。

山口局 昼のニュース
復旧作業続く 一部地域では供給再開も

きのうガス漏れが相次ぎ広い範囲で都市ガスの供給が停止された宇部市では安全が確認された一部の地域しか復旧しておらず、ガス会社の社員が引き続き復旧作業を続けている。自宅での入浴ができなくなっている人のため、きのうから市内6か所の施設が入浴施設を無料で開放していて、このうち宇部市上宇部にあるホテルには多くの市民が訪れていた。山口合同ガスによると一部の地域では安全が確認されたとして少なくとも209か所で供給を再開。また、中国地方と四国地方のガス事業者からも50人が応援に加わっていて、合わせて160人の態勢で家庭や店舗などを訪問して安全確認を進めている。

大分局 昼のニュース
九州出身の幕内力士が避難所訪問

先月18日に大規模な火災が発生した大分市佐賀関の避難所を九州出身の幕内力士、平戸海と佐田の海が訪れ被災した人たちと交流した。被災者からは「応援している2人が来てくれてよかった。元気そうとう出た。もううれしくて」などの声が聞かれた。

選手たちが小学生と交流

サッカーJ2の大分トリニータの選手が大分市の小学校を訪れ、子どもたちと一緒にサッカーのミニゲームをして交流を深めた。トリニータではシーズン終了後に各地の小学校などを訪問する取り組みを行っていて、ことしは5つの学校を訪れる予定。

NHK ONEニュース オススメ深掘り記事
“手話があって本当によかった”

大阪では先月、手話でお笑いに挑戦する「手話新喜劇」が行われた。吉本新喜劇と手話の普及に取り組む大阪のグループがコラボし実現。チケットは完売し追加公演も行われるなど大盛況だった。公演の中では手話を学べる内容も盛り込まれた。グループで代表を務めていて舞台にも出演した岡崎さんは重度の難聴。手話を広める上で新たな可能性を探りたいという思いで挑戦した。手話は難聴の乳幼児の子育ての場では親子の愛着の形成に重要な役割を果たすことが最近の研究でわかってきた。大阪では手話に0歳児の時から自然に触れてもらおうという精神的な取り組みが親子の絆を深めている。生後4か月から参加している3歳の女の子は2歳半を過ぎたころから複数の手話をつなげて流ちょうに気持ちを表現できるように成長した。

(季節の映像)
シクラメンの出荷 最盛期 島根 出雲

島根・出雲市ではシクラメンの出荷が最盛期となっている。約1万鉢、50品種を栽培する遠藤園芸の遠藤清志さんは「これから寒い時期に向けて季節を感じていただけるそういった魅力のあるお花じゃないかな」と話す。

福島局 昼のニュース
クマの目撃相次ぎ 保護者同伴で児童登校

きのうクマの目撃情報が寄せられた福島市の森合地区にある小学校では今朝、保護者が付き添って児童が登校した。付き添った保護者は「送迎の間は見守ることができるので一刻も早くクマが捕まることを願っている」と話す。

盛岡局 昼のニュース
クマ対策 市中心部で草の刈り払い

岩手県内では12月に入ってもクマによる人身被害や目撃が続いているが、盛岡市はクマの通り道になっているとみられる市中心部を流れる川の河川敷で草を刈り払う作業を行っている。盛岡市環境企画課・冨手真一課長は「いくらかでもクマが市の中心部に来ないよう対策をとるので安心してほしい」と話す。

列島ニュースアップ 大津局
びわ湖に迫る“外来ナマズ”

様々な生き物が生息するびわ湖。コアユ、ニゴロブナなどは郷土料理としても愛されている。びわ湖の魚たちを脅かしてきたブラックバスやブルーギルといった外来魚。滋賀県が漁業者などと連携して駆除を続けた結果、約20年前に2400tあまりだったのが去年は350tあまりと大幅に減った(出典:滋賀県)。近年これらとは違った外来魚がびわ湖に迫り、新たな対策が求められている。京都府の天ヶ瀬ダムでことし10月、滋賀県の水産試験場が京都府とも協力し、外来魚の調査を行った。北アメリカ原産の外来ナマズ「チャネルキャットフィッシュ」。雑食で魚やえびなど様々な生き物を食べる。繁殖力も強く、特定外来生物に指定されている。外来ナマズの定着が初めて確認された。川を遡上してびわ湖に侵入すればコアユなどに深刻な影響を及ぼしかねない。

茨城県の霞ヶ浦では20年余り前から外来ナマズが急増。2008年ごろの時点で2000t以上。霞ヶ浦でワカサギやシラウオなどの漁をしている皆藤勝。ワカサギの漁獲量が年々減り、収入は大きく落ち込んだ。近年の不漁は温暖化に伴う水温上昇が大きな要因とされているが、皆藤は外来ナマズによる食害の影響も大きいと考えている。不漁の影響は地元の水産加工会社にも。地元さんのワカサギを仕入れて加工、販売していたがここ2年は秋田県産に切り替えざるを得なくなった。

滋賀県では外来ナマズの侵入を食い止めようと県や漁業者が動き始めている。瀬田川やびわ湖で40年漁をしてきた上野欣一。県から補助金を受け、仲間と共に瀬田川の上流で駆除を行っていて、ことしは10月末までに300匹以上釣り上げた。「京都府などと連携し、下流でも本格的な対策が必要だ」と訴える。

生態系に新たな脅威びわ湖に迫る外来ナマズ

元々は食用のために1970年代に日本に持ち込まれた外来ナマズ。茨城県の霞ヶ浦など関東地方を中心に生息範囲を広げ、びわ湖につながる瀬田川では12年前から捕獲数が増えた。繁殖力が強く食欲も旺盛、一度増えればびわ湖の生態系に深刻な影響を及ぼすおそれがある。ことし6月、びわ湖に近い瀬田川の上流で子どもの外来ナマズが捕獲された。びわ湖に近い上流でも外来ナマズが産卵した可能性が高まったと考えられている。瀬田川は京都府内も流れているため滋賀県側だけで駆除しても十分な対策とはならない。京都府、国とも連携して下流での駆除を強化するとともに、びわ湖に近い上流での対策を徹底できるかが当面の鍵となる。

金沢局 昼のニュース
暴力団やトクリュウ排除を呼びかけ

昨夜警察官など約30人が金沢駅周辺や金沢市の繁華街にある飲食店や風俗店を巡回。警察官がステッカーを配りみかじめ料や用心棒代など反社会勢力からの被害防止を呼びかけたほか、悪質な風俗営業をしている店がないかなど聞き取りを行った。警察によると去年末時点で県内の暴力団員や準構成員などは約170人いると確認。ことし4月には片町のインターネットカジノ店が摘発されるなどトクリュウ、匿名流動型犯罪グループによるとみられる犯罪でことし1月から先月までに129人が検挙されている。

福井局 昼のニュース
副知事 県政停滞させないよう訓示

杉本知事は自身のセクハラに関する通報が県職員から寄せられた問題で、複数の職員にセクハラにあたるメッセージを送ったという認識を示したうえで「県政の混乱を少しでも抑える必要がある」としてきのう辞職した。職務代理者を務める中村副知事が幹部職員約250人を集めて訓示を行い、県民生活や地域経済に影響が出ないよう万全を期すことを求めた。「今回の問題の相談者に対する推測や不利益な取り扱いは許されない」とし、ハラスメント撲滅に向けて言動に注意するよう呼びかけた。知事選挙の日程は県議会議長が来週8日に選挙管理委員会に知事の辞職を通知したあと協議される予定で、関係者によると来月8日告示、25日投開票の日程が有力。

長崎局 昼のニュース
車えびの出荷 久賀島で最盛期

五島市の久賀島にある車えびの養殖場では年間に出荷される見込みの230万尾のうち毎年12月にはお歳暮やお正月のおせち料理などに向けて4分の1ほどを集中して出荷している。ことしも師走に入り車えびの出荷が最盛期を迎えている。箱詰めされた車えびは東京や関西のほか九州各地に出荷され、インターネットを通じた販売もしている。

“浮島”現象 五島市ならではの冬景色

しんきろうの一種「浮島」。海水温が大気の気温を上回った冬の朝などに海面上にできた空気の層の影響で光が屈折し、沖合の島々が空に浮かんだように見える自然現象。五島市の最低気温が4.6℃まで下がった先月29日、浮島に朝の光がさしこみ幻想的な景色を作り出した。

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