- 出演者
- 名倉潤(ネプチューン) 堀内健(ネプチューン) 原田泰造(ネプチューン)
今回は徳川吉宗の勝負メシ。
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- 徳川吉宗
オープニング映像。
今回は徳川吉宗の勝負メシ。花燃ゆや龍馬伝といった大河ドラマの時代考証を担当した静岡市歴史博物館の大石館長が解説する。吉宗は享保の改革で幕府の財政を立て直した。勝負メシの食材はさつまいも、小松菜、カマス。
22歳で徳川御三家の紀州藩主となった吉宗は、財政難を解決し、33歳で将軍に就任した。徳川家は6代家宣が病死し、継いだ7代家継も8歳で亡くなったため本家が断絶した。そこで徳川御三家の中から吉宗が選ばれた。宝永大噴火や財政難により、幕府は政治改革を迫られていた。吉宗は辞退を申し出たが、家宣の正室・天英院に「家宣の遺命である」と怒鳴られて仕方なく引き受けたという。
将軍に選ばれた吉宗だったが、幕臣たちが外から来た吉宗を快く思わないことが明白だったため、200人の紀州藩士を江戸城に連れてきたと言われている。彼らを幕臣とのパイプ役にすることで直接的な反発を抑えた。さらに吉宗は、自分の権威を高めるために徳川家康の権威を利用し、改革の最初に自分は家康公が定められた通りにやると宣言した。
吉宗はタカ狩りと日光社参を復活させ、家康を大事にしていることを世間にアピールした。勝負メシは日光社参の弁当。史料によると海の幸から野菜までバラエティ豊かな15品。今回はみょうがのたまり漬け、やまといもの照り焼き、蒸しアワビなど9品を再現した。
吉宗は庶民の暮らしが良くなるよう、目安箱を設置したり小石川養生所を設立するなど改革を行った。吉宗はセーフティネットを整備する究極の福祉国家を目指した。ほかの将軍と違って幼い頃紀州の里でのびのびと育った吉宗は、庶民の生活を見て回り、庶民に寄り添った政治を行った。日本初の人口調査も行った。全国産物調査では、各藩に特産物の調査を命じ、米だけに頼らない国づくりを目指した。
吉宗がきっかけに全国に広まった食材はさつまいも、小松菜、朝鮮人参。タカ狩りに行った小松村で出された葉が美味しかったため名前を聞いたらなかったため、小松菜と名付けた。朝鮮人参は高価な輸入品だったが、吉宗が栽培法を研究して広めた。飢饉に強い作物だったためさつまいもを広めたことで、江戸ではさつまいもブームが到来した。123種類のさつまいも料理をまとめたレシピ本も作られた。
勝負メシ2皿目はかば焼き芋。すり潰したさつまいもを平たくして10分蒸す。蒸したさつまいもをのりに乗せ、うなぎのかば焼きに似たスジを入れる。のりをつけたまま中火で焼き、タレを加える。
時代劇コント「暴れん坊な将軍」を披露した。
エンディング映像。
名将たちの勝負メシの番組宣伝。
「特別展 江戸 大奥」の告知。
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