- 出演者
- 栗原望 油井秀樹 酒井美帆
オープニング映像。
ニュースラインナップとして台湾地震などを伝えた。
貧困率が3割を超えているというブラジル、その多くが住むとされる貧民街「ファベーラ」。犯罪組織の拠点ともなり、住民が銃撃戦に巻き込まれることもあるという。さらに電力の確保に関しては公共の電線から許可なく電力を引き込む「盗電」も横行している。そんな中、住民自らソーラーパネルを設置し、電力を電力会社に売るというプロジェクトが注目されている。ファベーラのあるリオデジャネイロ市では人口の2割ほどが暮らしている。ファベーラに住むアダウベルト・アウメイダさんは9年前に「ヘボルソーラー」というソーラーパネルを設置するNGOを設立。まずアダウベルトさんたちは寄付金などをもとにソーラーパネルを公共施設などの屋根に設置、発電した電気を電力会社に売却した。この収益をソーラーパネル購入に充て、さらにソーラーパネルを増やしていった。この活動の背景にあるのはインフレに伴った電気代の高騰。ブラジルでは今年も平均で5.6%電気代が上がるとされている。この住民負担を軽減するためヘボルソーラーでは住民で協同組合を組織しソーラーパネルを設置、そこで得た収益を分配する。この仕組みで電気代が平均10%減ったという。この仕組みを立ち上げたのは現在ヘボルソーラーの代表を務めるエドゥアルド・アビラさん。エドゥアルドさんはこの状況を社会問題の変革とサステナビリティの取り組みをリードするチャンスだと捉えているとし、ブラジル政府もこれを高く評価、今年行われるG20で貧困撲滅や持続可能などを提唱、このプロジェクトを紹介する。またヘボルソーラーでは電気技師の国家資格取得講座を行い、雇用安定につなげた。
ファベーラでのソーラーパネル事業に関して、現地で取材をしている下郷さとみさんはキャッシュバックされる金額が貧困層にとって大きな助けになっていると説明。またNGOで電気技師の資格を助けることで不安定な仕事を続ける住民に仕事を得る機会を作っているとした。NGOの代表は中産階級の出身で、この活動の前までファベーラに足を踏み入れたこともなかったという。ファベーラに対して「危険・住民が貧しいのは努力が足りないせいだ」という偏見があり、住民の分断があったとしている。ファベーラで行われているソーラーパネル事業は数字には現れない影響もあるのだという。今後このソーラーパネル事業の課題に関して下郷さんは「現地の人たちは大容量のバッテリーを買うことができず、自分たちで作った電気を使うことができない、今後はこの価格の低下がカギになる」とした。
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英国北部スコットランドに新たにできた博物館。注目の展示品は国王の戴冠式に使われる「運命の石」。13世紀後半にイングランドのエドワード1世が持ち去ってから700年。スコットランドに返還されたのは8年前である。今後も国王の戴冠式に使われるという。
ドイツ北部の黒海沿岸では、この冬ハイイロアザラシの赤ちゃんが350頭以上誕生。個体数が順調に増えているという。かつては絶滅の恐れもあったが今はみるからに快適そう。
13年前に内戦が始まったシリアではアサド政権・反政府勢力・クルド人勢力によって国土は3つに分断され1200万人以上が故郷を追われた。このうち隣国トルコには今も310万人ものシリア難民が暮らしている。トルコでシリアからの難民を支える台湾出身の建築家・裘振宇 さんは、7年前にシリア難民のための施設を建設し、語学教育や職業訓練などの支援に取り組んでいる。長引く内戦で故郷に帰れない人々に寄り添う姿を追った。
来週アメリカ・ワシントンで行われる日米首脳会談。キャンベル副長官は意義を強調し、日米両国が防衛装備品などの共同開発・生産で連携を強化することで一致するという見通しを示した。またNHKの取材に応じたエマニュエル駐日大使は自衛隊と在日米軍の指揮統制に関する協議が進むことに期待を示した。
将来、人類が月や火星へ進出することを想定して、アメリカ政府は付きなどに活動する際の基準となる「月の標準時」の策定に向け、NASAを中心に準備を進める方針をアメリカ政府が明らかにした。
日本やアメリカ、ヨーロッパなど7つの中央銀行と民間の金融機関が、デジタル通貨を使った実証実験を始めることになったと、国際決済銀行が発表した。
連邦準備制度理事会のパウエル議長は、今後の利下げについて、利下げを急ぐ必要はないという認識を改めて示した。
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経済情報を伝えた。
「国際報道」の番組宣伝。ラインナップは「皆さんの声を考える なぜ戦闘を止められないのか」。
エンディングのあいさつ。
「新プロジェクトX ~挑戦者たち~」の番組宣伝。
「ニュースウオッチ9」の番組宣伝。
MLB中継、連日放送。
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