- 出演者
- 山澤里奈 辻浩平 藤重博貴 柳澤田実
オープニング映像が流れた。
トランプ政権に対し、有権者の厳しい評価が示された。アメリカの中間選挙は、民主党が上下両院が多数派を奪還することが確実になり、予想を上回る大きな勝利となった。続々と勝利が伝えられる民主党候補。民主党のチームカラーのブルーウェーブが巻き起こっている。上院では、共和党が44議席、民主党が54議席、下院は共和党が138議席、民主党が222議席が確実となった。テキサス州では、共和党が牙城を築いてきたが、民主党の上院勝利は38年ぶりとなった。新人ジェームス・タラリコ氏が勝利し、「われわれはテキサスを取り戻した。分断による政治が愛の政治にはかなわないと示した」と話した。カンザス州では、94年ぶり民主党が勝利した。アダム・ハミルトン氏「民主党支持者25%の州でなぜ約1世紀ぶりにこんなことが起きたのか。カンザスでは、共和党・民主党・無所属の人もトランプ政権が許せないと訴えている」とした。そして、拮抗していたミシガン州では、先日トランプ氏は演説で、トランプ大統領「私がここに来たのは過激なイスラム主義者をアメリカの上院議員にさせないためだ」としたが、当選が確実になったのは、アブドゥル・エルサイード氏は、史上初のイスラム教徒の上院議員となり、「偉大なミシガン州から選出された上院議員としてここに立てることを非常ひ誇りに思い光栄に感じている」とした。FOXニュースの取材に応じたトランプ大統領は、トランプ氏「少し驚きだ。もっと良い結果になると。民主党は本当によくやった。懸命に戦ったと思う」とした。一方で、SNSで投稿したのは、赤い帽子に「VETO」と書かれてあり、拒否権というメッセージが。仮に連邦議会で民主党が主導権を握っても可決した法案に「拒否権」を行使できる。今後の政権運営の行方が注目される。
現地記者・戸川「現地では、激戦州の歴史的な民主党の勝利、トランプ大統領の厳しい審判が下った、とアメリカの主要メディアは報じた。選挙結果を受け入れないのではないかと言われていたトランプ氏は意外なほどあっさりと受け入れた。象徴的なのは、サウスカロライナ州の上院選では、2年前は18ポイントの差をつけてトランプ氏が勝利し、共和党候補優勢だったが、民主党が勝利し、政治的激震とも言われている。2年間の政権運営にノーを伝えた有権者の不満が各地で広がっている。とりわけ不満が高まっていたガソリン価格など物価高への対応が緊急の課題。AP通信が投票を終えた有権者に行った出口調査では、ガソリン価格、食品価格、水道光熱費につい、80%以上の有権者が、非常に懸念、またはやや懸念に回答している。また、約60%の有権者は「トランプ政権の政策が大きい」と回答している。ガソリン価格の高騰を招いた背景にあるのは、イランへの軍事作戦で、トランプ大統領は、敗因のひとつはイラン情勢だと認めている。物価高、また出口の見えないイラン情勢にどう対応していくのか。
関西学院大学柳澤田実教授に聞いた。柳澤田実「全体としてトランプ政権に対する2年間に対する評価、トランプ大統領に対するある種の処罰感情が全面的に出た選挙。イラン戦争、イスラエルの問題、離れていった方の処罰感情、現在の経済政策に関するノーだった。(民主党の勝利というよりもトランプ大統領へのノー)それが強かった」とした。個々で観ていくと、テキサス州では、新人が10ポイントの差をつけて、接戦とは言えないほどの差が付いた。保守の牙城で、上院で民主当選は38年ぶりだった。現職よりもトランプ氏が推したバクストン氏は、敗北する形となった。澤田「反トランプの流れが大きく出た。反トランプ感情のある保守層は、熱心なキリスト教徒であるタラリコ氏が保守層の気持ちも受け止めれる候補者として受け止められた。もう1点、テック業界で、テキサス州のパクストンさんに多額の政治資金の献金をしていたイーロン・マスク氏の影響も大きくて、イーロン・マスク氏がタラリコ氏のネガティブキャンペーンをすればするほど、悪い方向に影響がでて、タラリコ氏の人気がでる結果になった」と話した。辻浩平「わたしもテキサス州で取材をして、ホテルでテレビをつけると、CMで1分おきにタラリコ氏のネガティブキャンペーンが流れていた。イーロン・マスク氏の選挙資金によって流れていたのが印象的でした」とし、意図と逆の結果になった背景を伝えた。そして、もうひとつ注目の選挙区はカンザス州のディープレッドと呼ばれる共和党がずっと勝ってきた州。しかし、上院で民主当選となり、なんと94年ぶり。柳澤「民主党のアダム・ハミルトン氏は、メソジストという教派、タラリコ氏は長老派、両方ともメインラインといわれるアメリカでは本流のプロテスタント。ハミルトン氏は現職の牧師で、メインラインの教会にしては非常に大きなメガチャーチを運営している。ある意味では、キリスト教徒たちが受け止めていった。キリスト教右派に対抗する左派と言われている」とした。辻「これまでは宗教色が強かった方が保守の方へ行くことが多かったが、今回の2人は宗教色が強いが民主党からの候補。宗教学がご専門だと思うのですが、新しいムーブメントでは?」とし、柳澤「これがほんとうに継続するのか、福音派がトランプ支持と台頭して、キリスト教右派がある意味存在感をもった反作用として、キリスト教左派が力を持った」とした。ここまでの民主党が勝つとは?柳澤「ある程度予想できる結末だった。MAGA派の中でもトランプ支持から離れている人がこの2年間に出ていた。極右と呼ばれるインフルエンサーの人たちも民主党に投票するべきだとキャンペーンをしていたので、それが数として現れたのかな」とした。
今後の見通しは。上下両院の役割をみていく。多数派を握った上院下院では、トランプ政権の法案を阻止できる。上院は、人事の承認の権限があり、トランプ大統領の思い通りにならなくなる。トランプ大統領を弾劾で罷免することもでき、弾道訴追や調査権限がある。トランプ氏の利益相反を調査する可能性も指摘されている。柳澤「議会がある種監視をできるようになったのはすごくいい機会だが、トランプ氏がむしろもっと強引なテを使うことも考えられる。大統領令や拒否権をたくさん行使することもできる。より強固な手を打って、国民が混乱するといったことも考えられる」とした。辻「この図は、就任後2年間に署名した大統領令の数。クリントン大統領からみてみると、トランプ大統領の2期目が他の大統領より3~4倍ほどの数でずば抜けて多い。これは、議会を握られても、議会で法案を通さず、大統領令で通す、これが2期目のスタイルだった。こういうやり方でトランプ流が続くのか」と聞くと、柳澤「十分ありえる。ただ今回の選挙の大敗を受けて、共和党の内外の支持者がどのくらい離れていくのか。MAGAの支持者はこの2年間で離れていった。このあと、2028年の大統領選に向けて、どう動いていくのか。トランプ大統領の後継者バンスさんはアメリカファーストトを推進していくのか、が問われていく。バンスさんが、2028年の大統領選に出馬するかは、中間選挙を待ってからと本人も言われていた。ここから来年のはじめにかけて、考えていく。今回の大敗はトランプ政権の責任であって、ここからは、バンスさんの影響はないという意見と、副大統領として責任を問われるという両意見が出ている。残り2年で、どうトランプ氏と自分の政権の方針を切り離していくのか。アメリカファーストは結局はアメリカ国内の衰退している国内産業を復興する、ということをバンスさんもその期待を背負って労働者階級からでてきた。かたや今回民主党で支持を集めた人は、アフォーダビリティという生活重視派だった。実は私が期待するのは、じつは同じ問題に取り組んでいるんだということで、どちらが大統領をとるのかというのはあるが、いま共通の議論の地平がなくなっている状況で、解決するべきなのは、普通の人の普通の生活で、そこに議論の地平を置くべきだ」とした。柳澤「(トランプ氏を支持しない共和党)トランプ氏をひとつの船にしていろんな思惑があって乗り込んでいる共和党。これから衝突もあるのでは。トランプ氏の彼の強固なファンダムによって政権を守りつつ、バンスさんに譲りたいテック派の人の思惑も絡んでくる」とした。柳澤「戦争のことは未知数。トランプ氏が思いつきで動くので、窮地に立たされてどう動くのかはわからない。AIデータセンターのこと、日本の半導体の産業に対する影響とか、経済的な影響も気になるところ。民主党の大勝でタラリコさんのような善良な人が勝ち、だいぶトランプ疲れした我々に、癒しが与えられた。日本は楽観視はできない」と分析した。
ことし出版100年を迎えたイギリスの名作「くまのプーさん」。そのモチーフとなったぬいぐるみをめぐり、イギリスとアメリカがバトル!?ぬいぐるみは約40年前、出版社がニューヨークの図書館に寄贈。その後、イギリスのカミラ王妃が出版100年に合わせ「イギリスに貸して」と願い出たが、古いことなどを理由に断られる。ぬいぐるみをイギリスに返すべきかの議論は約30年前にも。イギリスの国会議員がぬいぐるみを取り戻そうと動議の提出を試みたが、当時ニューヨーク市長だったジュリアーニ氏が一蹴。プーさんと仲間たちが再びイギリスに戻る日は来るのか。
扉が開くと同時に猛ダッシュ。ドイツ西部・エッセンで開催されたのは、世界最大級のボードゲームの見本市。お目当ての新製品や人気のゲームを試そうと駆けつけた。ことし人気なのは、動物園を作って種を保護するというゲーム。デジタル時代になってもボードゲームは大人気。実際に触ってアナログな体験を楽しむ。今年の見本市には53か国から997社が参加。4日間で23万人が訪れたという。
去年、韓国・ソウルで、親子が飲酒運転の車にはねられる事故があり、母親(50代)が死亡、娘(30代)が怪我をした。昨日、事故から1年が経ち、追悼の催しが開かれた。2025年に起きた韓国での飲酒運転の事故は1万351件で、飲酒運転の厳罰化を求める声があがっている。
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アクシオスは、トランプ大統領が電話取材に応じ、「イランへの攻撃再開の決定について急いでいない」と述べたという。バンス副大統領は「交渉による解決の可能性がある」として、進展を見極めたいとしている。
「辻キャスターが体調を崩されているのではないかと少し心配しています。忙しい出張と思いますがご自愛ください」というお便りに、辻さんは「ありがとうございます。アメリカの出張中に、アメリカの強烈なエアコンで喉をやられてしまい、聞き苦しい声で失礼いたしました」などと話した。
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明日の「国際報道」の番組宣伝。「ギリシャ 監視衛星で山火事を防げ」を伝える。
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エンディング映像。
「NHK大河ドラマ 特別展 豊臣兄弟!」の告知。東京都江戸東京博物館で11月8日まで開催。
「プレミアムシネマ」の番組宣伝。
「BSスペシャル」の番組宣伝。
