- 出演者
- 梅沢富美男 宮根誠司 伊藤聡子 蓬莱大介 高岡達之 東ふき 澤口実歩
オープニング映像が流れた。
自・公が大幅に議席数を減らし与党の過半数割れとなった衆院選選挙だが、先程自民党の小泉選対委員長が石破総理に辞表を提出し受理されたことが分かった。一方今回の選挙結果を石破総理はどのように受け止めているのか。まもなく会見が開かれる。田崎さんは結果について「実際には先週末くらいは自民党は180くらいしか取れないのではという話も流れるくらい深刻な状態だった。」などと話した。
石破総裁は「昨日行われた衆議院選挙において我が自由民主党は国民の皆様方から極めて厳しい審判を頂戴した。自由民主党、公明党で優位な方々を多く失ったことは痛恨の極み。これを真摯に厳粛に受け止め自由民主党は心底から反省し生まれ変わっていかなければならない。先ほど自由民主党・公明党の党首会談を行い、政策合意に署名をし、同じ考えを公明党と共有したところ。今回の厳しい結果は自由民主党の改革不正に対する国民の皆様方の厳しいご指摘と受け止めている。これを受けて身内の論理、党内の理屈と国民の皆さまから思われていることを今後は一切排除し私自身も原点に帰り厳しい党内改革を進め、政治とカネについてはさらに抜本的な改革を行っていく。政治改革について党派を越えた議論を行い速やかにその実現をはかっていく必要がある。今回の選挙選を通じ全国各地を応援演説で回らせていただいた。そのなかで切実な国民の皆さまからの声を多く頂戴した。いま政治に求められているのはこうした声に速やかに適切に答えていくこと。国民の皆さま方の目線に立ち一人一人の課題を受けとめて答えを出すべく、これまでも予備費を使いながら経済対策、補正予算を作り、7年度予算を作り、新年度から対処し執行する。そのような切れ目のない対応を実施していかなければならない。物価高に苦しんでおられる方が大勢いらっしゃる。例えば賃上げの恩恵を受けにくい所得の低い方々に手を差し伸べていかねばならない。」などと述べた。
平本官邸キャップが永田町の様子などについて報告。自民党・小泉選対委員長が辞任することについては、きのうから周辺に意向を示していたがきょう表明する形となった。平本官邸キャップは、自公過半数割れの要因について、敗因のひとつとして石破総裁の変貌で期待が失望にかわったこと、2つ目は「短期決戦」が裏目に出たことなどがあげられると解説。立憲など野党躍進の理由、立憲は裏金問題に焦点を当てて攻めたことにある。また、2000万円問題も立憲の追い風になった。マイナス面は、野党の連携、候補者の一本化が進まなかったこと。石破総裁の今後の政権運営は、他の野党との連携の模索。石破さんとしては野党に頭を下げるというより、野党にどう連携を模索し協力を得られるかだとコメント。野党側も票を受けた政策をどう進めるかの責任を問われているなどとのべた。
一強他弱が続いてきた中で、自公過半数割れをしたことでどう政局を動かすかを野党が試される番になったなどとトーク。田崎さんは「まず与党・自民党がどういう姿勢でのぞむかというのがまず問われ、それに対し野党が対応をするかという順番になる」などとコメント。野党の公約の政策活動費の廃止について速やかに実現をはかるとした石破氏だが、田崎さんは「いつまでに実現するという言い方はしておらず具体性がない」などと指摘した。
きょう正午すぎ、自民党本部で記者の囲み取材に応じた小泉進次郎選対委員長は選挙結果の責任をとるとし選対委員長の辞任を明言し「自民党に“このままじゃダメだぞ”という審判を素直にうけとめ反省の上にたち再出発をし、これから当改革を進める一員として役割をはたしたい」とコメント。
裏金、2000万円、“統一教会”との関係など自民党には大逆風が吹く中行われた衆院選。結果は自民党”歴史的”敗退。自公連立政権は過半数割れとなった。裏金で自民非公認となった下村博文元文部科学大臣は落選。裏金不記載額1019万円の高木毅元復興担当大臣は落選。裏金とパパ活不倫疑惑で議員を辞職した宮沢博行元防衛副大臣は落選した。
ミヤネ屋が取材したのは丸川珠代氏。裏金候補・丸川珠代氏は、過去には強烈なヤジが話題となり、その後は環境大臣や五輪担当大臣を歴任。2月、政治資金収支報告書に計822万円不記載が判明。党の公認は認められたが、比例の重複立候補は認められなかった。安倍元首相の妻・昭恵夫人、石破茂首相が応援に駆け付けた。しかし、立憲・松尾明弘氏に敗れた。今回の衆院選に立候補した裏金候補46人中、当選18人、落選28人という結果になった。
“統一教会”教団トップを「マザームーン」を連呼した山本朋広氏は今回の公約は「カルトにNO」。なぜこの公約を掲げたのか山本氏のもとへ向かったが、陣営に直接取材は断れれた。別の日、“統一教会”問題を追及する鈴木エイト氏が取材。山本氏は「教団と関係は断っている」と話した。山本氏は、立憲・早稲田夕季に敗れた。裏金や“統一教会”問題で、有権者は厳しい審判を下した。
自民に対する不満を追い風に大躍進を遂げたのが立憲民主党。公示前の98から148と50議席増やした。一夜明け野田代表は「(自公の)過半数割れにまで追い込めたことは一定の成果だったと思うので、そのうえで特別国会にどういう形で臨むのか、やるべきことはいっぱいあるなと思っている。」などと話した。自公が過半数割れしたことで注目されるのは今後の政権の枠組み。カギを握るのは立憲民主党と同じく大きく躍進した国民民主党。自民党が国民民主党との連携を模索する一方で、立憲民主党も政権交代を目指すため国民民主党をはじめ野党との連携を求めていく方針だ。国民民主が自民・立憲どちらかと連立する可能性について玉木雄一郎代表は「考えていないと選挙中も申し上げたが、改めて申し上げた。政策本位で良い政策があれば協力するしダメなものはダメと言っていく。」と述べた。与野党の水面下の交渉に注目が集まる一方、自民党内では早くも石破総理の責任論が浮上している。先月、総裁選の決選投票で石破総理に僅差で敗れた高市早苗氏は各地の応援演説に奔走し地元にはほとんど入れなかったというが、抜群の知名度で10選をものにした。万歳はせず険しい表情ながらも次を見据えていた。一方厳しい舵取りを迫られる石破総理は続投の意向を示しているが今後の政権運営は。
石破総理の会見の様子を伝えた。これからの政権運営について、石破総理は「議席を大きく伸ばした党の主張を認識し、寄せられた国民の声を受け止め、躊躇なく取り入れるべきものは取り入れていく。政権の枠組みは、現時点で連立は想定をしていない」などとしている。
自民党が、非公認候補にも党勢拡大のための活動費として2000万円を支給していたことについて、田崎さんは「党務の責任は幹事長が担っているので、幹事長の判断だと思いますが、石破総理も大枠についてはご存知だったと思います」、伊藤さんは「石破総理になれば自民党が変わるという期待が大きかっただけに、尽く旧態然としたままの自民党であることが一番大きかったと思う」などと話した。
石破首相が会見で、追加公認について、「一方において国民に広くご理解をいただくことができるかを基準に判断する」とコメント。
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自民党非公認で立候補し、当選した議員について、田崎さんは「西村さんはまだ党員資格停止の処分が続いているので、すぐ公認されるとは思わないです。平沢さん・萩生田さんは国民の審判を受けていますので、首相指名選挙までに自民党に所属されるかもしれません」などと話した。裏金問題で自民党を離党した世耕弘成氏については「離党期間が1年で、来年の4月5日時点でどうするかだと思いますが、和歌山県連の理解も得ないとですし、復党には時間がかかりそうですね」などと話した。
東京・明治神宮外苑の再開発で、樹木の伐採・移植が始まった。当初の予定から1年遅れの伐採となる。第二球場ではすでに解体工事が行われ、樹木伐採は去年9月開始の予定だった。東京都は、三井不動産など事業者に伐採前に樹木保全計画を見直し提出するよう要請し、作業は延期していた。事業者は、伐採本数を減らすなどした見直し計画を都の審議会に報告、約1年遅れでの伐採となった。4列のイチョウ並木は残されるが、「都市の森の破壊」など反対の声があがっている。
衆議院選は、自公が大幅に議席数を減らし与党の過半数割れとなった。自民党の今後について田崎史郎は「自民党に協力してもらう人たちを増やしていこうとしている。非公認の人たちをいれるとか、無所属で当選している方たちが、5~6人いる。その人たちに協力を働きかけていくことをしていて、それらを足すと10人くらいになる」などと述べた。27日、国民民主の玉木代表は「自民、立憲からの連立の打診はない、連立政権には加わらない」とコメント。総理は国会議員の中から国会で議決し指名される。投票の過半数を得た者が首相となる。1回の投票で過半数を得たものがいないときは、上位2人の決選投票を行い多数を得たものが首相となる。今のところ、維新も国民民主も、馬場氏と玉木氏の書く予定となっている。今回の総選挙の特徴は、保守層が3割りほどが自民党に投票しないで、野党に投票している。田崎史郎は「政策の優先順位をつけてやっていくようにしないと、何でもかんでもやりますといっても、また出来ないじゃないかと言われる。石破さん自身が信頼回復ができるようにしないといけない」などと話した。
左肩を負傷した大谷翔平。きょうチームと合流し、素振りの練習をした。ドジャース・ロバーツ監督も「あすの試合するのに何の問題もない」と話した。26日、MLBワールドシリーズが開幕。1戦目はフレディ・フリーマンがサヨナラ満塁ホームランを放った。ドジャース6−3ヤンキース。きのう行われた第2戦。ドジャースの先発マウンドを託されたのは山本由伸投手。山本は7回途中まで、4奪三振、被安打1、失点1。7回ウラ、大谷は盗塁失敗し「亜脱臼」。ドジャース4−2ヤンキース。28日、大谷はグラウンドに姿を見せなかったが、ダグアウトには大谷のヘルメットがスタンバイされていた。大谷はチームに遅れて球場入り、屋内で素振りを行っていた。
ドジャースは2連勝だが、大谷が左肩「亜脱臼」。白水直樹代表は「亜脱臼は脱臼と違い完全に外れてはいない状態。一般的に治るまでに数週間〜数か月かかることが多い」とコメント。大谷はきょう、ロサンゼルスで精密検査しチームに遅れてヤンキースタジアム入り。屋内のバッティングケージで素振りの練習を行う。ロバーツ監督は「(あす)出場しない理由はない」という。おととい、ワールドシリーズ第1戦:ヤンキース3−6ドジャース。ドジャース・フリーマン選手がワールドシリーズ史上初の逆転サヨナラ満塁本塁打を放った。
27日、第2戦は山本由伸投手が先発を務めた。6回3分の1を投げ、被安打1、奪三振4、与四球2、失点1。2007年の松坂氏以来、日本人2人目のワールドシリーズ勝利投手となった。山本投手は日本時間来月2日第6戦に先発出場の可能性がある。