自民に対する不満を追い風に大躍進を遂げたのが立憲民主党。公示前の98から148と50議席増やした。一夜明け野田代表は「(自公の)過半数割れにまで追い込めたことは一定の成果だったと思うので、そのうえで特別国会にどういう形で臨むのか、やるべきことはいっぱいあるなと思っている。」などと話した。自公が過半数割れしたことで注目されるのは今後の政権の枠組み。カギを握るのは立憲民主党と同じく大きく躍進した国民民主党。自民党が国民民主党との連携を模索する一方で、立憲民主党も政権交代を目指すため国民民主党をはじめ野党との連携を求めていく方針だ。国民民主が自民・立憲どちらかと連立する可能性について玉木雄一郎代表は「考えていないと選挙中も申し上げたが、改めて申し上げた。政策本位で良い政策があれば協力するしダメなものはダメと言っていく。」と述べた。与野党の水面下の交渉に注目が集まる一方、自民党内では早くも石破総理の責任論が浮上している。先月、総裁選の決選投票で石破総理に僅差で敗れた高市早苗氏は各地の応援演説に奔走し地元にはほとんど入れなかったというが、抜群の知名度で10選をものにした。万歳はせず険しい表情ながらも次を見据えていた。一方厳しい舵取りを迫られる石破総理は続投の意向を示しているが今後の政権運営は。