- 出演者
- 木村佳乃 所ジョージ ホルコムジャック和馬
理化学研究所で冬眠の研究が行われている。2020年、マウスの体温を人工的に低下させ、エネルギー消費を抑え冬眠状態にする方法が発見された。砂川玄志郎さんはこの人工冬眠を人間に利用すれば救える命を大幅に増やせると考えた。救急車の搬送中に冬眠できれば、おそらく病気の進行をゆっくりにすることができる可能性があるという。人工冬眠を可能にするメカニズムを突き止めたのが筑波大学の櫻井武さん。櫻井さんは脳のQニューロンという神経群に注目。マウスのQニューロンを刺激すると6時間後、体温は37度から24度に低下。酸素消費量は刺激を加えた直後に半部以下に激減した。砂川さんは人間もQニューロンを刺激すれば冬眠できると考えている。NASAやJAXAもこの技術に注目している。
オープニング映像。
人工冬眠から覚めたマウスは完全に健康な状態。自然冬眠するシマリスは、冬眠する場合としない場合では冬眠したほうが寿命が伸びている。冬眠していた期間だけ時間が止まっている以上に伸び、若干、若返っているという。寝ている状態と冬眠は違う。睡眠中、脳は休んでいない。オフラインのメンテナンス状態だという。イルカや鯨は左右の脳、別々に寝ることができる。
OECDに加盟する33か国の中で日本人の睡眠時間はダントツで最下位。働く人の70%以上が睡眠に不満があり、その半数ちかくが6時間未満の睡眠。睡眠不足はパフォーマンスが見事に低下する。結果、生産性が悪くなり年間20兆円以上の経済損失があると報告されている。夜の睡眠が充実していたら昼間眠くなることはない。世界的にみると日本人だけだという。
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慢性的な睡眠不足に悩む日本人。東京メトロでは社員の睡眠の質を上げる取り組みが始まっている。レールの補修などをする工務区の羽場鴻太郎さん。泊まり勤務や日勤が交互にあるため、睡眠時間が不規則になっている。そこで会社が納入したのがスマートウォッチ。睡眠を見える化、データを専門家が分析。個人にあった睡眠の改善法が送られてくるという。睡眠改善プログラムを利用した企業は150社、3万人にのぼるという。
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北海道の旭川市にある建設会社では、休憩室の一角に立ったまま寝れる仮眠ボックスが設置されている。横に寝るよりたったまま寝るほうが効果的な仮眠が取れるという。10~20分が一番仮眠にふさわしい。垂直状態だと睡眠の深い段階までいかないことが実証されている。社員の男性は「腰痛が結構楽になる。横になるより重宝できる」などと話した。
今、子どもにも睡眠を改善しようという動きが広がっている。大阪・淀川区では子どもの睡眠改善にSNSを活用しスタンプで啓発活動を行っている。武田雛歩は夜に配信をしていて、配信が終わったとアドレナリンで寝れなくなり、眠るまで麻雀ゲームをしているという。これはドーパミンが出るので絶対に眠くならないという。
武田雛歩がスリープツーリズムを体験。ツアーを企画したのは香西志帆と梅田貴大。2人は睡眠改善を目指すコミュニティ「ZAKONE」のメンバー。旅館の宴会場で生演奏を聞きながら眠りに落ちる、スリープツーリズムなどを開催してきた。今回は瀬戸内海を味わうスリープツーリズム。料金は2泊3日で7万5000円から。まずは魚がテーマの体験型施設で餌やりや釣りなどを楽しんだ。睡眠は日中が大事。日中は太陽を浴びて新しい体験をし脳を覚醒させる。その後、酒蒸しした牡蠣を味わった。亜鉛を摂取することで睡眠効率と入眠を改善。宿泊施設には眠るためのグッズが10点以上用意されている。夕食も睡眠のためのメニューとなっている。夜はセラピストによるハンドマッサージ。あとは波の音を聞いてリラックスし眠くなるのを待つ。朝食は自分で作ることで覚醒。太陽の光を浴びて体を動かしながら再び夜の睡眠に備える。武田雛歩は「翌日、すぐに起きれて二度寝もなかった」などと話した。今、ぐっすり眠れなかったら宿泊費を返金するというホテルの出てきている。
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