- 出演者
- 木村佳乃 所ジョージ 牛窪恵 草薙航基(宮下草薙) 矢上晶子
和歌山・北山村には花粉症に効く幻のフルーツがある。人口390人。このフルーツのおかげで花粉症に悩む人がほとんどいないという。そのフルーツとは柚子やみかんなどの自然交配で生まれた柑橘類の一種・ジャバラ。100年以上前から北山村だけに自生している。ジャバラに含まれるナリルチンがヒスタミンの放出を抑制するということが報告されている。ジャバラの効果もあり、過疎化が進んだ村に移住者が増えているという。
オープニング映像。
- キーワード
- アレルギー
都内のスタートアップ企業では、スギ花粉が多く飛ぶ2月中旬~4月中旬まで、花粉の少ない沖縄などの温暖な地域でのリモートワーク費を会社が最大30万円補助するトロピカルエスケープという制度を導入している。
富山県で花粉の研究をする斎藤さんは花粉をつくらないスギ=無花粉スギに取り組んでいる。品種改良に20年かけ、今は一年間に10万本を生産しているという。
- キーワード
- スギ富山県農林水産総合技術センター
岡山県に暮らす井上さんは狩猟が趣味で、獲った肉を食べるのが何よりの楽しみだった。ところが、5年前に肉アレルギーを発症。何とか原因を知りたいと井上さんが頼ったのは肉アレルギーに詳しい千貫医師。検査の結果、肉アレルギーの原因がマダニであったことが分かった。気づかないうちにマダニに噛まれると、体はマダニの唾液の中に含まれる糖鎖アルファガルを異物・敵とみなして抗体をつくる。肉の中にもアルファガルと同じものが入っているため、体が敵が来たと間違えて大きなアレルギー反応を起こしてしまうという。
所ジョージは「里山の整備とかやんなきゃダメですね」などとコメントした。千貫医師によると、肉アレルギーが発症しても約3年半マダニに噛まれなければ症状が改善する可能性が高いという。肉×マダニの他、納豆×クラゲ、バナナ・アボカド×ゴム手袋、運動×小麦などもアレルギーを引き起こす可能性がある。矢上晶子さんによると、衛生的に環境を整えすぎると免疫が暴走してしまうことがあるという。
食物アレルギー対応食品の市場規模は3.5兆円ともいわれる。アレルギー対応食品の種類は年々増えており、災害食や学校給食用のものまで出てきている。子どもの食物アレルギーの原因で最も多いのは鶏卵。その割合は約3割にまで及ぶ。広島・東広島市では卵アレルギーの人でも食べられる画期的な卵を開発中。臨床試験も始まっている。
ゲノム編集作物について、EU司法裁判所では、2018年、遺伝子組み換え技術と同じ規制を適用すべきとの判断が示されている。
甲殻類アレルギーがあっても食べられるカニカマがある。通常のカニカマには風味付けでかにエキスが入っているが、そのカニカマはアミノ酸+糖でカニの香り付けをしている。
次回予告が流れた。