- 出演者
- 繁田美貴 所ジョージ 長谷川忍(シソンヌ) 河北麻友子
パキスタン・マンチャル湖には数十種の鳥が生息する。ムハノ人はおとり用の鳥のそばに止まった渡り鳥を手で捕獲する民族。猟に欠かせないのが鳥の剥製。渡り鳥はペットで飼いながら猟でおとりとして使うパートナーのような存在だという。彼らが捕まえた一番大きな鳥はペリカン。生活の糧となる鳥はカモなど小型の水鳥。
ブラジルのカヤポ族の村長は唇に勇者の証である板をつけている。カヤポ族の伝統の祭りは猛毒バチと戦う祭り。素手で巣をぶっ叩き、叩いた男性たちは襲いかかるハチから逃げる。女性たちはハチを追い払う。中には体中に10か所以上も刺されてしまった男性もいた。強烈な痛みは1日悶え苦しむほどだが薬は使わないのが慣わし。これを乗り越えてこそ真の勇者になれる。
スペイン・ランサローテ島は常春の島とも呼ばれヨーロッパの穴場リゾートとして人気が増加している。ランサローテ島は火山により誕生した島。マグマに熱せられた高温ガスが噴出し地面が熱くなっている。ティマンファヤ国立公園では水蒸気噴射を楽しめる。レストラン「エル・ディアブロ」では地熱利用したグリル料理が名物。大阪出身のディレクターが地熱グリルでたこ焼き作りに挑戦。
地熱グリルで焼いたたこ焼きは好評だった。続いて、白い超貴重生物の情報を入手しハメオス・デル・アグアという洞窟にやってきた。
スペイン・ランサローテ島の洞窟に生息するカングレーホ・シエゴは珍しい白いザリガニ。暗い洞窟の中で生き延びた結果、紫外線から身を守る色素を作る必要性がなくなり白くなった。続いて絵の具パレットのような田んぼの情報を入手。ハヌビオ塩田では年間2000t以上の塩を生産している。最盛期の夏は塩田ごとに塩の濃度が違うため色んな色に変化するという。
ラ・ヘリアでは月面クレーターのような景色を見ることができる。スタッフはパラグライダーで上空からクレーターを捜査。
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- ランサローテ島ラ・ヘリア(スペイン)
クレーターの正体はぶどう畑。1730年のティマンファヤ噴火で畑は全滅し、地元民が試行錯誤したところ火山灰の下に腐葉土を発見。そこでぶどうの木を植えて壁を築いた独自の畑を作った。この農法でアフリア大陸から吹き付ける45℃の熱風からもぶどうを守ることができた。人の手で作ったクレーター畑は10万個以上。収穫したぶどうで作った白ワインは国際的な金賞を受賞するなど高い評価を得ている。