2025年11月16日放送 7:30 - 8:55 フジテレビ

日曜報道 THE PRIME
【医療機関の倒産最多…高市政権の支援策の効果は】

出演者
梅津弥英子 橋下徹 松山俊行 徳田聡一朗 田村憲久 本庄知史 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

高市政権を揺さぶる“2つの危機”どう対応?

高市首相は「武力の行使も伴うものであれば『存立危機事態』になり得るケースであると考える」と発言。この発言に中国は反発している。さらに、医療機関の倒産が“過去最多ペース”になっている。どうする医療危機×対中関係、与野党“政策キーパーソン”と生激論。

高市政権を揺さぶる“2つの危機”

今朝のテーマは、高市政権を揺さぶる“2つの危機”。医療機関の倒産が“過去最多”になっていることと、“台湾有事”をめぐる発言で中国側の反発が強まっている。橋下は「台湾有事の発言は、日本が力を持っていれば存立危機事態にあたると思う。今の日本の力では言ってしまうと中国に言い返される。こんなかっこ悪いことはない」などとコメントした。ゲストは自民党政調会長代行の田村憲久、立憲民主党政調会長の本庄知史。

(ニュース)
高市首相“台湾有事”発言めぐり日中応酬

中国・薛剣駐大阪総領事がSNSに“どう喝”とも受け取れる言葉を投稿した。背景には“台湾有事”をめぐる高市首相の国会答弁があった。台湾が戦艦を使った武力攻撃を受けた場合、自衛隊が集団的自衛権を行使できる「存立危機事態」に該当する可能性があるといった内容だった。総領事は投稿を削除したが、与党側は厳しい対応を求めている。高市首相は自身の発言について撤回・取り消しはしないとした。中国側は日本語の警告文を連日発信している。さらに中国外務省は「日本の指導者が公然と台湾問題で挑発的発言を行い日本に滞在する中国人の安全に重大なリスクをもたらしている」として中国国民に対し日本への渡航を控えるよう注意喚起を行った。

高市首相“台湾有事”発言 中国の反発加速/高市首相発言に中国総領事“汚い首を斬ってやる”

台湾有事について高市首相は、戦艦を使って武力の行使を伴うものであれば「存立危機事態」になり得るケースだと考えると発言した。中国外務省の報道官はSNSで「台湾問題で火遊びをするな」などと投稿した。中国からのメッセージが日に日に強まっていることについて田村は「中国はいつものこと。薛剣さんが過激なことをおっしゃられた。そういう意味ではよりエスカレートしてしまったというのが事実」、本庄は「想定以上のエスカレーションをしているなという印象。総領事の発言は言語道断」、中国外務省が中国国民に対して日本への渡航を控えるように注意喚起を行った対応について「あらゆる手段をとる可能性はある。そういう国だと思う」、田村は「高市さんがおっしゃっていた事を正確に伝えなければいけない」などと指摘した。橋下徹は「中国にあれだけのことを言われて何も言い返せないならはじめから言うべきではない」、「台湾有事が日本有事だってことをあまりにも自民党のまわりが言うもんだから高市さんもそれに押されてしまっている」などとコメントした。高市首相は今回の一連の発言について撤回は考えていない。橋下は「撤回なんてできない」などと述べた。自民党・小林政調会長は11日、「中国の対応に進展がなければ薛駐大阪総領事に対して“ペルソナ・ノン・グラータ”を含む毅然とした対応を政府に求める」と発言した。

高市首相発言に中国総領事“汚い首を斬ってやる”/高市首相“台湾有事”発言 中国の反発加速

中国の大阪総領事の過激な発言に対して小林政調会長が「“ペルソナ・ノン・グラータ”を含む毅然とした対応を政府に求める」と述べたことに対して田村は「進展がないようならば、党も政府もお付き合いしづらい」、「薛剣さんは普通でいってもそろそろお帰りになられる時期」、本庄は「答えがペルソナ・ノン・グラータなのかというところはいろんな判断が必要。中国にいる日本の大使も同じ扱いを受ける可能性がある」、橋下は「中国は絶対やり返してくる。それはそれで良いんじゃないですか?この『首を斬ってやる』って発言は絶対ダメだよってしっかりした政府のメッセージが必要」、田村は「中国政府自体もこれは問題があると思っていると思う」などとコメントした。神田外語大学・興梠一郎教授は「高市首相を非難するのは論点をずらし総領事に対する日本側の抗議を止めるため。総領事の国外退去が実行され国際社会における中国の立場が危うくなることを最も恐れている」と指摘している。田村は「本人からお詫びかなにかがあるのが普通」、「大使がやられた言動は絶対に許せないのでそれに対して然るべき対応をしなければならない」、本庄は「国際社会では今十分に非難を受けている」などとコメントした。

医療機関の倒産“最多”…地域の命綱どう支援?/都内病院は約7割赤字/入院低下の背景は/病院が経営危機…東京都提言「診療報酬10%UP」/高市政権の判断は/診療報酬UPの財源は/自✕維合意…「OTC類似薬」保険適用外へ

医療機関の倒産件数(帝国データーバンク)は今年1~10月で56件となっている。これは過去最多だった去年を上回る非常に高い水準で推移している。内訳は歯科医院、診療所がそれぞれ23件、病院が10件となっている。病院の倒産件数は15年ぶりに2桁となった。福岡件の久留米中央病院は9月末で閉院した。特に肝臓がんの治療に定評があったが、2023年時点で負債総額が約13億円に上っていた。田村は「補正予算でしっかり対応しなければ大変なことになってしまうという認識」などと述べた。東京都の調査によると医療にかかる費用は全国と比べ1.6倍で、材料費が2.4倍、給与費が1.4倍となっている。都内病院の経営状況は医療赤字が2019年度は50.4%、2024年度は67.9%となっている。都内の病院は「ベッドの稼働率を90%以上にできれば黒字になる可能性もあるが現状では難しい状況」としている。高齢者の入院の推移をみると減っていることが分かる。背景には国が入院期間の短縮を目指し介護施設や在宅サービスの充実を進めてきたことがある。東京都は厚労省に対して診療報酬10%の引き上げを提言している。診療報酬は国が2年に1度改定している。2014年度以降は1%未満のプラスにとどまっている状況。高市首相は診療報酬改定について「処遇改善につながる補助金を前倒しして措置する」などと述べている。診療報酬を1%引き上げた場合、医療費は約5000億円増加する(財務省)。

田村は「いろんな理由があって病床の利用率が下がっている。売り上げは上がっているが経費が上がっている」などと述べた。診療報酬の改定について東京都は診療報酬の10%引き上げを主張している。財務省の試算では5兆円きぼになる。本庄は「緊急の経営支援が必要だという考え方は政府与党と一致している。相当の引き上げが必要であることは間違いない。診療報酬が2年に1回というペースでこの物価高に追いつけるのかという制度上の問題もある」、田村は「デフレの以前はそれなりの改定率だった」などとコメントした。橋下は「医療保険制度だけでやるのは限界」、「ベッドの稼働率を目標にする。人口あたりのベッド数は日本は異常に多い」などと指摘すると田村は「病床数に関しては今、維新さんといろいろ議論している。使用率が落ちているのでその分減らさないと意味がない」、「人が足らないのでどちらにせよ病床を稼働させることができない」、「地域の色んな課題を解決するための場所にしていこうっていうのも次の新たな考え方」、本庄は「マイナ保険証そのものに反対しているというのは誤解。マイナ保険証の有用性自体は認めている」などと述べた。自民と維新は社会保障改革協議体の初会合を12日に開き、「OTC類似薬」の保険適用の見直しについて議論が進んでいる。湿布や保湿剤などの約7000品目が対象で適用が外れると患者負担が最大50倍に増えるものもある(厚労省)。これにより維新は約1兆円の医療費削減を見込んでいる。視聴者への質問:市販薬と似た成分の処方薬の保険適用の見直しは?。青:理解できる、赤:理解できない、緑:どちらとも言えない。

自✕維合意…「OTC類似薬」保険適用外へ/高市政権で暮らしは?医療費削減への課題/“責任ある積極財政”PB黒字化目標は…

日本維新の会は「OTC類似薬」の保険適用の見直しで約1兆円の医療費削減ができると主張している。田村は「やれるところはやらなきゃいけない。高齢者の方が疾病リスクが多い。こういう方々に配慮しながらいろんな検討はしていかなければいけない。7000品目全部が効能効果が一緒かっていうと症状によっては違う。我々としては丁寧に検討しないといけないと思っている」などとコメントした。75歳以上の自己負担・保険料は年収により大きく変わる。株などの配当収入が500万円の場合、確定申告をしている人は窓口負担が3割、保険料は約52万円になる。確定申告をしていない場合は窓口負担が1割、保険料が約1万5000円と差は35倍になる。試算の把握について本庄は「やはり大きな問題。源泉徴収で対応している人も確定申告をしている人のような負担を負わなくて済んでいる。こういった是正は必要だと思う。しっかり検討していくべき課題だと思う」、橋下は「試算把握をしてもらいたい」、「自民、維新には徹底して政治とカネの問題を整理してもらいたい。あんな状態で国民負担なんで納得できるわけない」などと述べた。田村は「金融資産は難しいです」、「応能負担は能力があるってことが前提」などとコメントした。高市首相は衆院予算委7日、「単年度のプライマリーバランスという考え方は取り下げる。今後は数年単位で確認する方向に見直す」と発言したが、10日には「いますぐ今年度のものを破棄することはない」という発言をした。本庄は「定まっていないなっていう印象」、田村は「財務省が力を入れてきている。トレンドをみていく中でちゃんと収まるようにしましょうよというのが高市さんの発言の主旨だと思う」、橋下は「国家としてしっかりまとめて自分の思いを出してもらいたい」などとコメントした。

自✕維合意…「OTC類似薬」保険適用外へ

投票結果を紹介。「市販薬と似た成分の処方薬の保険適用の見直しは?」「理解できる」が6割。橋下氏は「ちゃんと説明すれば理解してくれると思うんですが、実際の負担を説明するとわかんなくなる。政治とカネの問題をきちっとやらないと国民負担は理解が得られないと思う」などと話した。

生活圏のすみ分け「ゾーニング」どう実現?

政府の対策パッケージの中期的な取り組みの1つにゾーニングと呼ばれるクマと人との生息圏のすみ分けが盛り込まれている。神奈川県・山北町では地元猟師らが行政の支援も受けながら山間部にクマのエサとなるどんぐりがなるクヌギを10年前から4万本以上植える取り組みを行っていて、クマを奥山に留めて人里に出没しないようにしている。

キーワード
クマスギヒノキ山北町(神奈川)秋田県
(番組宣伝)
アリガト!JAPAN

アリガト!JAPANの番組宣伝を行った。

千鳥の鬼レンチャン

千鳥の鬼レンチャンの番組宣伝を行った。

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