2025年5月22日放送 23:30 - 23:40 NHK総合

時論公論
少子化時代 岐路に立つ大学のあり方は

出演者
木村祥子 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

(時論公論)
少子化時代 岐路に立つ大学のあり方は

大学進学者の数が少子化の影響により2040年には約46万人にまで減ると推定されている。2024年度の国公私立の大学数は813校でうち私立大学は624校と過去最多となっている。2040年には現在の大学の入学定員数の7割ほどになる。少子化にもかかわらず大学が増えてきた背景には国の規制緩和がある。競争を促し教育の質を上げるねらいがあったが大学の乱立につながったという指摘も出ている。私立大学の中には苦戦を強いられているところもある。2024年度は全体の約6割で定員割れとなった。背景には女子大学が苦戦している他、立地・ニーズにあわないなど複合的な要因もあるとみられている。文部科学省が検討しているのは学校法人への指導強化。国が主導する形で撤退や縮小を助言し規模の適正化を図っていくことが不可欠。共愛学園前橋国際大学は過去最多を更新し続けているがかつては定員割れに苦しんだ。そこで大学では「群馬のための大学」を掲げ地域に根差した教育にかじを切った。地域と大学が一体となって学生を育てる取り組みも行われている。その一つは地元の自治体や企業で行われているインターンシップ。14年前は4割ほどだった大学の県内就職率は今では約7割にまで増えてきた。文部科学省は地域での教育機会の確保や人材育成のあり方について産官学が連携したプラットフォーム作りを推進し地域に必要な人材を育成している私立大学には助成金を重点配分するなど地域貢献を大学の役割として重視していく方針。

キーワード
共愛学園前橋国際大学前橋市前橋市役所前橋市(群馬)文部科学省日本私立学校振興・共済事業団
(エンディング)
エンディング

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