2025年11月2日放送 20:56 - 22:15 テレビ朝日

有働Times

出演者
有働由美子 千々岩森生 浅尾美和 武隈光希 古田敦也 
(スポーツニュース)
ドジャース世界一!伝説の1日 “奇跡の逆転”で連覇 MVP山本由伸

ロサンゼルス・ドジャースがワールドシリーズ連覇を果たした伝説の1日。

3勝3敗で迎えた第7戦。勝ったほうがワールドチャンピオンになる。第6戦で好投した山本由伸が最終戦前にも練習。隣には今シーズン限りで引退するレジェンド左腕のクレイトン・カーショーの姿。ワールドシリーズ第7戦(カナダ・トロント):ドジャース5-4ブルージェイズ(延長11回)。先発はブルージェイズ・M.シャーザー、ドジャース・大谷翔平。Fields渋谷(東京・渋谷区)、アメリカ・ロサンゼルスの様子。大谷翔平が立ち上がりを無失点で抑える。2回は2アウト満塁のピンチを切り抜けた。3回B.ビシェットに痛恨の3ランで無念の降板。9回にM.ロハスのホームランで同点。9回ウラにピンチを招くと山本由伸がマウンドに向かった。このシリーズ2度目の延長戦に突入。延長11回にW.スミスがホームラン。最後はダブルプレーでチーム史上初のワールドシリーズ連覇を果たした。東京駅では号外が配られた。

ドジャース・ロバーツ監督は「君たちが今年成し遂げたことは前代未聞だ」、クレイトン・カーショーは「みんなとチームいられてとても光栄だ。みんなでシャンパンを開けて迎える引退ほど素晴らしい引退はない」。シャンパンファイトのターゲットになったのは勝利投手の山本由伸。ドジャース優勝のお祝いメセージがトランプ大統領からも贈られた(SNSから)。

大激戦となったドジャースとブルージェイズのワールドシリーズ。第1戦:ブルージェイズ11-4ドジャース。大谷翔平はワールドシリーズ初ホームランを放つ。第2戦:ドジャース5-1ブルージェイズ。山本由伸がワールドシリーズ初先発。ポストシーズン2試合連続の完投勝利。第3戦:ドジャース6-5ブルージェイズ。大谷翔平はポストシーズン日本人最多となる通算11本目のホームラン。4安打、2本塁打、9出塁。ピンチの場面で佐々木朗希が1回3分の2を無失点。過去最長に並ぶ延長18回にまでもつれ込む事態。フリーマンの劇的サヨナラホームランで6時間39分の死闘を制した。大谷翔平がワールドシリーズで初の二刀流で出場した第4戦からドジャースは2連敗。第6戦:ドジャース3-1ブルージェイズ。山本由伸は6回1失点でワールドシリーズ2勝目。数々の熱戦を乗り越え、ドジャースはきょうの第7戦で球団初のワールドシリーズ連覇を成し遂げた。

試合後に行われた表彰式。ロバーツ監督は「後ろに立つ男たちをこんなに誇らしく思ったことはない」。ワールドシリーズMVPは山本由伸。大谷翔平も喜びを噛みしめる。ウィル・スミスは「特別なチーム。ただ1度も諦めず戦い続けた」、山本由伸についてマックス・マンシーは「並外れたやつだ。ヨシノブは私たちのために身を投じてくれた」、ミゲル・ロハス「今年始めての右腕からのホームランだと思う。私の人生で一番大きな瞬間になった。ヤマモトの驚異的な活躍につなげられた」、フレディ・フリーマン「ヨシノブのおかげでワールドシリーズに優勝できた」。

【中継】“快投”山本由伸 MVP受賞後の表情は

MVPを獲得したドジャース・山本由伸に直接話を聞いた鈴木彩加記者がカナダ・トロントから中継。

【中継】地元紙一面で…「ヤマモジョ」と称賛

ドジャースの地元アメリカ・ロサンゼルスから中継。ロサンゼルス・タイムズの記事を紹介(2日付)。「ヤマモジョ」と称賛。一部のスポーツ用品店では急遽、24時間営業に切り替わっている。盛り上がりはあさってのパレードまで当面続いていきそう。

逆転を生んだ分岐点 ドジャース 延長激闘制しWS連覇

野球解説者・古田敦也のスタジオ解説。9回のロハスの同点ホームラン、中3日で先発した大谷翔平、山本由伸について。

MVP山本由伸「気づいたらマウンドに」 「史上最高の選手」全米が称賛の嵐

96球を投げた第6戦に続き中0日で連投した山本由伸だが、9回裏の絶体絶命のピンチにリリーフ登板した時の心境を「気づいたらマウンドにいた」と明かした。山本由伸はワールドシリーズで4勝のうち3勝をあげ、MVPを獲得した。敵地トロントで決めた、球団史上初のワールドシリーズ連覇だった。ワールドシリーズ最初の登板は1敗で迎えた第2戦、山本は前の登板でメジャー初完投し中10日で先発のマウンドに上った。山本は9回105球を投げ4安打1失点で、メジャー24年ぶりのポストシーズン2試合連続完投勝利をあげた。続く第3戦は、6時間を超える死闘になった。

MVP山本由伸「1人で3勝」快挙 「中0日」連投志願…米メディア絶賛

ワールドシリーズ第3戦は延長戦にもつれ込む大接戦。両軍合わせて19人のピッチャーが登板する総力戦となった。延長18回、ドジャースのブルペンには2日前に完投した山本の姿があった。チームのためにと、志願して登板準備をしていた。その姿に奮起したフリーマンがホームランを打ち試合を決め、ドジャースが死闘を制した。ホームで連敗し負ければ終わりの第6戦、崖っぷちで先発を託された山本はランナーを背負いながらも決定打を与えず、6回96球1失点の力投でドジャースを勝利に導いた。そしてきょう、前日の疲れが残る中9回にリリーフで登板。気迫の投球でブルージェイズ打線を抑え、ワールドシリーズMVPに輝いた。ニューヨーク・ポストは「山本由伸、堂々たる投球でドジャースを2年連続のワールドシリーズ制覇へと導く」、ジ・アスレチックは「歴史的な鉄人の活躍でワールドシリーズMVP獲得」など、メディアも山本を大絶賛している。

「涙あふれてきた」連覇決めた瞬間 MVP山本由伸「気づいたらマウンドに」

第7戦までもつれたワールドシリーズで2日連続での登板となった山本由伸が、その内幕を会見で明かした。山本は「ブルペンでつくり始めた時は、まだ投げられる確信がなかった。温まっていくうちに『行けるぞ』という所まで持っていけた。気づいたらマウンドにいた」などと語った。山本を支える園田通訳はげん担ぎで、勝負パンツを2日連続ではいていたという。最後のアウトを取った瞬間について、山本は「最後何を投げたかも思い出せないような興奮があった。チームメイトが自分の所に来てくれた時は、今までで一番の喜びを感じた」などと振り返った。

ドジャース連覇の立役者 連投で神リリーフ 山本MVP獲得

日本人2人目のワールドシリーズMVPを獲得した山本由伸。ワールドシリーズ3勝はランディ・ジョンソン以来の快挙だという。ランディ・ジョンソンはサイ・ヤング賞を5度受賞している名投手、レジェンド。古田敦也は「山本が一番良かったのはカーブ。これほど大きく曲がって落差もあるカーブを投げるピッチャーはなかなかいない。ブルージェイズの勢いを止めた」などと語った。独特な投球フォームについて、古田は「難しい投球フォーム。彼が編み出した形と言っても良い。昔では考えられない投げ方」などとコメントした。

ドジャース連覇の裏側 不安も… 大谷翔平「二刀流」復活への思い

二刀流復活のシーズンとなった大谷翔平だが、シーズン中には「打者に専念したほうがいいのでは」という声もあったという。そうした声を、ある試合で一掃した。

地元記者明かす「二刀流」復活劇 「“懐疑論者”黙らせた」大谷の3HR

再び世界一のトロフィーを授かったドジャース。大谷をエンゼルス1年目から追い続けているロサンゼルス・タイムズのディラン・ヘルナンデス記者は、「二刀流復活の道のりは決して平坦ではなかった」と話す。今シーズンはじめには「当面は打撃で十分だ」など、二刀流復活に批判的な報道もあった。その声を一蹴した試合が、リーグ優勝決定シリーズ第4戦。先発投手として10奪三振し、打者として3本のホームランを打った。ディラン記者は、二刀流復活後の大谷について「打っている時は野球を楽しんでいるただの野球少年に見えるが、投げている時は仕事みたいな感じで投げている。人格が違う。たぶん誰よりも野球が好き。そうじゃなかったらここまでできない。夢を見る大切さをみんなに思い出させた」などと語った。ロバーツ監督は「翔平はとても素晴らしい人。世界で最も偉大な選手なのに、とても謙虚」などとコメント。大谷の対戦相手にもリスペクトを忘れない姿勢は、世界中を魅了している。野次を飛ばしたファンに自らハイタッチに行く大谷の姿は、野球文化が盛んではない紳士の国・イギリスでも取り上げられた。

敵味方関係なく愛されている大谷の活躍は、意外な人物のもとにも届いていた。ロサンゼルス大司教区第5代司教のゴメス氏は、ワールドシリーズ第5戦を前にローマ教皇・レオ14世に大谷のユニホームを贈っていた。今シーズンの大谷を支えていたのは、チーム、ファン、家族への感謝だった。オフシーズン中の1月、ロサンゼルス郊外で大規模な山火事が発生し12人が死亡、6000棟以上の住宅が消失した。家族と共に避難をしたという大谷は、即座に被災者支援のため50万ドルの寄付を発表。その後チームメイトと共に消防署を訪れ、復旧活動に尽力する地元の消防隊員に直接感謝を伝えていた。プライベートでは第1子が誕生し、長女の誕生を伝えるSNSへの投稿は妻への感謝の言葉から始まった。ワールドシリーズ連覇後、現地の中継に答えた大谷は「去年は出て下がって裏でマッサージしてと、野球をしている雰囲気がなかった。今年はワールドシリーズに100%の状態で臨めたのが一番楽しかった」などと語った。

来シーズンはどうなる? 大谷 二刀流復活で今季も躍動

大谷翔平の今季の成績について、古田敦也は「今年もMVPのチャンスがある。素晴らしいシーズンだった」などとコメント。佐々木朗希は来季は先発に戦いの場を戻して再起を図る(共同通信)。

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