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オープニング映像。
松やにから不純物を取り除き熱して油分を飛ばしたロジンは、ボルダリングの滑り止めやバイオリンの弓にも使われる。印刷工場では、顔料を印刷物に定着させる脂分にロジン樹脂が使われている。ロジン樹脂を製造している荒川化学工業の秘密に迫る。
リポーターの野嶋晏和が荒川化学工業の高木社長に話を聞いた。荒川化学工業は年商821億円で、従業員数は1684人。資料館にはロジン樹脂などが陳列されていた。天然由来のロジンがもつ粘り気は、テープや接着剤にも特性を利用されている。
乾燥性の早いロジン樹脂を使用したインキと乾燥性の遅いロジン樹脂を使用したインキを比較した。ロジン樹脂に加える材料のわずかな違いでインキが乾燥する時間に差が出るという。乾燥機に入れて5分で乾燥性の早いロジン樹脂を使用したインキは乾燥していた。ロジン樹脂によってインキの光沢性を高めることもできる。工場では、天然ロジンが専用の釜に入れてロジン樹脂を作っていた。フェノール樹脂などを加えて熱して撹拌することで乾燥性や光沢性を持つロジン樹脂を作ることができる。製造途中、釜からサンプルを取り出して粘り気を測定している。
荒川化学工業は印刷要インキに欠かせないロジン樹脂の製造で国内トップシェアを誇る。ロジン樹脂を製造する途中で試験官に移して粘り気を測定。手順書では中野空気が上まで上がるのに6分以上とされていたが、30秒近く短かった。微妙に釜の温度を調整することで手順書通りの粘り気に近づけていく。
1876年に荒川政七が松やにの販売を始めた荒川政七商店がルーツ。1937年にロジン樹脂の開発に成功し、1954年にはインクにじみ止め「サイズパイン」を開発した。1967年には海外に進出して販路を拡大。1987年に世界初となる無色透明のロジン樹脂の開発に成功。現在は農業での活用を目指している。
茨城・古河市のすずき農園では、次世代農業資材エコロジンの実証実験を行っている。効果をみるためにエコロジンを混ぜた土と使っていない土の療法でキャベツを栽培。使っていない土で育てた苗と比べてエコロジンを混ぜた土で育てた苗の重量が10%ほど重くなった。エコロジンの具体的な効果の解明はこれからだが、コメへの活用も視野に入れて試験を行っていくという。
知られざるガリバーの番組宣伝。
