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オープニング映像。
デリケートな卵の生産ラインには卵を傷つけないように出荷する設計や工夫が施されている。新聞紙や雑誌など古紙を主な原料とした梱包材をパルプモウルドと呼ぶ。パルプモウルド製のパックはデリケートな卵を運ぶのに適している。パルプモウルドパックで高いシェアを誇るのが今回のガリバー「大石産業」。
大石産業の年商は234億円、従業員数は594人。国内17か所とマレーシア3か所に拠点がある。主力製品は新聞紙や雑誌など古紙を主な原料パルプモウルド製品。古紙を水と混ぜ合わて繊維が液体状になるまで溶かし、金型に薄く吸い付けて成形する。卵トレーの金型には水を吸い取るための穴が空いていて、細かい網で覆われている。バキューム成形から乾燥を経て必要な強度と硬さを持つトレーになる。
パルプモウルドで最初に製品化されたのが卵のパック。高さ50cmから落としても卵が割れない設計だという。容器の真ん中に支柱があることで上からの荷重にも耐えられるという。落下実験や荷重実験を何度も行って強度とクッション性を担保している。パック作りの肝となるのが自社で設計~製造を行っている金型。これまでに1000種類以上の金型を製造。オーダーメイドにも対応するなど、金型を自由自在に操れるのが大石産業の強み。
大石産業はパルプモウルドの他にフィルムや段ボールなど合わせて4つの事業を展開している。創業は1925年。麻袋や藁を使った梱包資材を作る事業からスタートした。終戦後はショベルや大型のクラフト紙袋などを手掛けて業績を伸ばした。1953年、段ボールの製造を始めた。1963年、パルプモウルド製品を手掛けることに。この頃から廃棄物を再利用する環境対応の事業が本格化した。1960年代後半には樹脂製本の製造をスタートした。2009年に開発した究極のパッケージが「ゆりかーご」。
大石産業が開発した究極のパッケージを使っているのが軽井沢のいちご園。いちごは傷つきやすいため輸送は悩みの種だった。「ゆりかーご」は贈答用の高級いちごに使われている。衝撃を吸収するのがフィルム。特殊加工で擦れず優しくフィットする。柔軟性もあって衝撃を逃がす。2024年に開発したのが、水や油に弱いパルプモウルドにフィルムをラミネートした容器。化粧品や整髪料などのパッケージで実用化を目指している。
「循環型ビジネスを加速して次の200年に向けて成長していきたい」と山口社長は語った。
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知られざるガリバーの次回予告。
