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オープニング映像。
今回の旅人・佐藤あかりが喜多方駅で下車。裏磐梯と呼ばれる磐梯山の北側にある早稲沢温泉「森川荘」を訪れた。宿泊施設だが、日帰り入浴もできる。入浴料は大人500円。山の景色が見える明るく開放的な湯小屋の中に立派な木の浴槽があった。泉質はカルシウム-硫酸塩温泉でお湯は無色透明。温度は42℃くらいでちょうど良い湯加減だった。
早稲沢温泉から車で30分ほどの大塩地区に歴史の古い温泉がある。米澤屋は1961年創業の旅館で和室が10室。湯船は小ぢんまりとした三角形の檜造りで源泉かけ流し。大塩裏磐梯温泉の泉質はナトリウム-塩化物強塩温泉で塩分を豊富に含む。塩分濃度は日によって異なるが、この日は1.9%と一般的な味噌汁の約2倍。湯温は約42℃。肌触りが柔らかく長居したくなるという、約1200年前にこの地を訪れた弘法大師が護摩を焚いて祈祷したところ、塩水が湧き出たという伝説もある。
温泉街を見下ろす山の中に源泉小屋があり、2軒の旅館にお湯を送っている。源泉を貯めている木の枡にはお湯の塩分が結晶となって付着していた。塩分が豊富なお湯を利用した塩作りが昔から行われてきた。山塩と呼ばれ、会津藩に献上されるほど重宝された。戦後に安い塩が入ってきたことで塩作りは廃れてしまったが、20年ほど前に特産品にしようと再び生産が始まった。源泉を煮詰めて冷ますを繰り返し、4~5日かけて塩分濃度を高める。高濃度になった湯をさらに煮詰めると、表面に塩分の結晶ができ、鍋の底に沈殿したものをすくい上げて山塩ができあがる。
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佐藤あかりが米澤屋で夕食をいただいた。クジラ汁はこの地域で厳しい夏の暑さを乗り切るために食べられてきたスタミナ料理。イワンの山塩焼きはこの地域で生産される山塩を使用。海の塩に比べて焼き上がりがふっくらするという。ご主人のイチオシは「山塩ラーメン」。
米澤屋にもう1つある内湯は四角い湯船。山塩を作っている源泉のかけ流し。米澤屋は1泊2食つきで13,350円~。
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福島・西郷村は阿武隈川の源流域にあり、美しい風景を楽しめる。佐藤あかりが新甲子温泉「五峰荘」を訪れ、ベッドタイプの和洋室に宿泊。広々とした大浴場の泉質はナトリウム-硫酸塩・塩化物・炭酸水素塩温泉。無色透明で肌触りは柔らか。外には緑豊かな露天風呂があり、周りには枯山水の庭園をあしらっている。五峰荘は毎分200リットルを超える自家源泉を持ち、全て源泉かけ流し。
五峰荘の夕食は地元食材をふんだんに使用。西郷村がある福島県南部はトマトが名産。トマトのすり流しは夏にぴったり。新甲子温泉の源泉を沸かし、福島産の牛肉を蒸していただく。