- 出演者
- 粗品(霜降り明星)
オープニング映像。
グスタフ・マーラーは19世紀後半から20世紀初頭に活躍した後期ロマン派を代表する作曲家。特に交響曲の分野で偉大な功績を残し、9つの番号付きの交響曲を完成させた。生前は指揮者として名声を高め、ウィーン国立歌劇場など各地のオペラ劇場で指揮者を務め、ウィーン・フィルなどでも活躍した。オフシーズンとなる夏の間をオーストリアの別荘で過ごし作曲活動に専念していた。交響曲第7番は1904~5年にかけて作曲、全5楽章で構成され、第2楽章・第4楽章に“Nachtmusik”と名付けられたことから、“夜の歌”と呼ばれることもある。
今回タクトを振るのはケント・ナガノ。世界有数のオーケストラや歌劇場でポストを歴任し、2015年から10年間ハンブルク国立歌劇場で音楽総監督を務めた。今回は読響と初共演、東京の常設プロオケとの共演は39年ぶりとなる。
ケント・ナガノに粗品がインタビュー。読響との共演について、ケント・ナガノは「非常に刺激的であり、創造的で芸術的な共演でした。私は日系3世ですが100%西洋文化の中で育ちました。読響の才能あふれるみなさんとの出会いは想像以上に良い刺激となりました」と語った。マーラーの交響曲第7番については「マーラーがこの曲を作曲した当時、ヨーロッパは非常に不安定な時期。マーラー自身も深刻な結婚生活の問題を抱えていた。偉大な作曲家たちは自身や生き方、人生で起きることについて書いている」と話した。
若手指揮者の登竜門「第59回ブザンソン国際若手指揮者コンクール」で米田覚士さんが優勝した。米田さんは2023年に読響プレミアに出演、エネルギッシュなタクトで会場を魅了した。
「粗品と絶品クラシック♪」の次回予告。