- 出演者
- 草刈正雄
(オープニング)
オープニング
オープニング映像。
File578 掌で味わう 茶碗
今回のテーマは
今回は茶碗の魅力を探る。
- キーワード
- 川喜田半泥子
一、一碗との出会い
中京区のティースタンドの茶碗はオーナーの須藤さんが見つけたこだわりの物ばかり。茶碗の個性によってお茶の味は変わるという。
木村宗慎さんは小さい頃からの古美術好きで、それが高じて茶人になった。この日の茶会ではそれぞれお気に入りの茶碗を選んでお茶をいただくという趣向。茶碗の高台も鑑賞ポイントだという。
ニ、古のロマンを求めて
「静嘉堂文庫美術館」が所蔵する「曜変天目」。曜変天目は漆黒の茶碗に斑紋が浮かび、その周囲を光彩がきらめく茶碗のことだ。完全な形で存在するのはわずか3碗、そのどれもが国宝に指定されている。7年前、曜変天目の輝きはどのように生まれたのか調査したが、まだわかっていない。
瀬戸市の長江惣吉さんは父親の代から二代に渡り、曜変天目の再現に打ち込んできた。父が亡くなった翌年、長江さんは曜変天目の故郷・建窯を訪れた、曜変天目の世界に身を投じる決意をした。ある時、長江さんは建窯で蛍石を砕いたものが落ちているのを見つけた。窯に蛍石を入れることにした。
三、心のままに土に向かう
川喜田半泥子は銀行の頭取を務めながらひたすら茶碗を作った。半泥子は銀全国各地の窯をめぐり土や釉薬を調査した。半泥子の作品は常識にとらわれない。
- キーワード
- 川喜田半泥子
萩焼の名門・三輪家の現在の当主、十三代三輪休雪さんは茶碗は茶をいただく道具であり、同時にアート作品であると考える。ろくろを使わず、ナタで割った薪で叩き、錆びさせた日本刀で削ぎ落とす。大胆でありながら、呑み口は繊細だ。
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