2025年11月18日放送 8:00 - 9:55 テレビ朝日

羽鳥慎一モーニングショー

出演者
片岡信和 板倉朋希 玉川徹 羽鳥慎一 菊間千乃 松岡朱里 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

(ニュース)
撮らないで!扉ピシャリ 2ショット拒否  

撮影を拒否する馬の映像を紹介。飼い主が撮影していると、取っ手を加え扉を閉める。

撮らないで!扉ピシャリ 2ショット拒否

牛舎の扉を口で閉めていたのはゴールドドレジャーくん。帝京科学大学生命環境学部准教授・リングホーファー萌奈美氏によると「“撮影拒否”しているのではない。飼い主さんのまねをして扉を閉めたら楽しかったので癖になったのでは」という。人の行動を学んでまねすることができると研究で分かっている。玉川徹が「白馬って特別に見えるね」などとコメントした。

防カメに自転車の男

東京・赤坂のライブハウスで出演者の女性が刺されて重傷を負った事件。事件現場は赤坂見附駅から100mほどのコンビニや多くの飲食店がならぶ繁華街。女性はライブに出演するため地下1階のライブハウスに。鍵が開くのを待っていた午前10時25分ごろ、突然襲われたとみられている。女性を刺したとみられる男は犯行前、自分の靴にビニール袋のようなものを覆った状態で建物内に入っていく姿が防犯カメラに映っていた。靴跡を残さない目的があったとみられている。現場周辺では不審な男が事件の2時間ほど前から自転車や徒歩でうろつく様子も。女性がビルに入った直後、男も入っていったということで待ち伏せしていた可能性があるという。防犯カメラの映像から男は逃走中に黒っぽい上着から青っぽい上着に着替えていたことが確認された。女性の脇腹の傷は内臓まで達していて、予断を許さない状態。男はキャップにマスク姿だったため、女性は面識があるか「わからなかった」と話しているという。出演者情報のポスターにはスプレーでバツ印が書かれていたが事件との関連はわかっておらず、捜査中。

計画的犯行か待ち伏せ 着替え「強い執着」

東京・赤坂で女性が刺された事件。おととい午前10時半ごろ、40代女性が男に腹部などさされ重傷を負った。刺したとみられる男は黒色のキャップをかぶり黒色の作業着などを身に着けていたという。犯行後、自転車で青山方面へ逃走したとみられている。男は犯行の2時間ほど前、現場ビルの前で待っていたといい、犯行前には入口付近をうろつく様子が確認されている。犯行時には靴をビニール袋状のもので覆い現場に入り、逃走時には黒っぽい上着から青っぽい上着に着替えたとみられている。元埼玉県警・捜査1課刑事・佐々木成三氏によると、「強い執着を感じる。男が一方的に被害者を知っていた可能性がある」という。弁護士・菊間千乃が「時間の問題かなとは思う」、玉川徹「関係がない人だった場合には難しいと思う」などとコメントした。男は現在も逃走中。

今季一番の寒気 列島直撃

きのう大雪となった北海道は夜にかけ各地で吹雪となった。今季一番の寒気に観光客は困惑していた。視界不良になるほどの大粒の雪となった北海道小樽市ではきのう、6cmの積雪を観測した。小樽市ではきのう、今シーズン最低となる-1.2℃を観測した。旭川市でも吹雪となった。視界不良で運転するタクシードライバーは「滑るところは滑る」などと述べた。きのうは石狩市で暴風警報が出るなど北日本各地で強い風が吹き冬の嵐になった。留萌市では白波が防波堤を打ちつけ、波の花が舞った。青森県の酸ヶ湯温泉はきのうも雪が断続的に降り続き、積雪はきょう午前4時までに47cmとなった。早くも除雪車が稼働していた。小樽市で埼玉から来た観光客はミニスカートで、「寒すぎて!震えが止まんない」、台湾からの観光客は「小樽で雪を見たかったけどこんな大雪になると思ってもみなかった」などと述べていた。

中継 今季一番の寒気 市街地に積雪増 警戒続く

北海道小樽市から中継で伝える。雪雲が流れているため変わりやすい天気が続いている。現在の気温は街灯の気温計で-1.0℃となっている。きのうは風がかなり強く吹雪になる時間帯もあった。時計は雪が吹きつけて見えない状態になっている。きのうは最高気温が12.9℃あったが、夕方から夜にかけ気温が下がった。小樽で雪がまとまって降るのは今シーズン3回目。

今季一番の寒気 市街地に積雪増 警戒続く/今季一番の寒気 今後どうなる 積雪・気温は?

気象予報士・片岡による解説。先週よりも今週のほうが寒気のレベルが強い。海面水温が温かいため、雨量が多い中で急に強い寒気が流れ込みドカ雪となったところもある。北海道、東北地方、北陸の山沿いなどで雪が積もり始めている。青森・酸ヶ湯が65cmの積雪となった。11月~1月の3カ月予報(降水量)は北日本、日本海側を中心に多い。道東も平年より多い。今週は一気に師走並みの寒さになる。

巨大ヒグマ罠を破壊

北海道では冬眠の時期が近づいてきていてもヒグマの被害が相次いでいる。本州各地でツキノワグマの出没が相次いでいる。北海道では巨大なヒグマが驚異的な力で箱わなを押し倒し、連日出没しカボチャを食い荒らしていた。北海道苫前町で300kg以上の箱わなに執着するヒグマの映像を紹介。仕掛けられたシカ肉を狙っていた。箱わなの設置は自衛隊6人がかりで運ぶが巨大なヒグマは簡単に倒してしまう。9月には推定400kg級のヒグマが撮影されていた。苫前町猟友会の林会長は「倒したクマは1枚も2枚も上手かもしれない」などと述べた。日本に生息するクマはヒグマ、ツキノワグマ。北海道だけに生息するヒグマは体重、体長共にツキノワグマよりも大きく、陸上動物で日本最大。過去には体重400kg、体長2.7mのヒグマもいた。牛66頭を襲ったヒグマ“OSO18”の体長は2m超と推定されている。先月捕獲されたものは体重が300kgもあった。パワーとスピードを兼ね備えているヒグマもいる。酪農学園大学・佐藤教授は「走っている車とぶつかれば車はもちろん壊れてしまうぐらい」などと指摘した。きのうの北海道苫前町は氷点下の冷え込みになった。苫前町猟友会・林会長はハンター歴49年で20頭以上のヒグマを捕獲してきた。ほぼ毎日ひとりで見回りを行っている。去年のヒグマの捕獲数は0頭だったが、今年はすでに6頭を捕獲している。例年であれば12月初旬ごろには冬眠するというが、林会長は「出来ることなら早く決着をつけたい」などと述べた。

巨大ヒグマ 雪でも徘徊 カボチャ物色の姿

北海道砂川市では農作物がヒグマの被害にあった。ヒグマが出没した農園では規格外のカボチャ約500kgを袋に入れていたがほとんどを食べられたという。翌日、地元の猟友会は箱わなを設置、約6時間後にヒグマの姿があった。箱わなの中をうかがうなど、深夜まで徘徊を続けていた。専門家の推定では体長約2m、体重100kg以上だという。今年すでにヒグマ16頭を捕獲した北海道猟友会砂川支部は早朝から見回りをしている。例年は箱わなを3カ所設置していたが、今年は6カ所設置している。去年捕獲したクマは2頭だったが、今年すでに16頭が捕獲されている。池上支部長は「ヒグマの目撃回数が今年は格段に多い」などと述べた。

市街地ヒグマ 家すぐ近くに足跡「怖い…」

札幌市内でもヒグマの被害を警戒している。住民は「早朝とか夜遅くなってからはあまり出歩かないようにしている」などと話した。札幌市ではSNSでヒグマの出没情報を配信している。

スタジオに巨大ヒグマ冬眠遅れに警戒

スタジオにツキノワグマとヒグマの剥製を用意した。ツキノワグマは本州・四国に生息している。ヒグマは北海道に生息していて、陸上動物で日本最大とされている。ヒグマの出没が相次いでいる北海道では4~9月の半年で600頭超が駆除されている(環境省)。人身被害は先月までに死者が2人、負傷者が4人(北海道庁)。酪農学園大学・佐藤教授は場合によって年内いっぱい冬眠しない恐れがあると指摘している。民間ハンターも疲弊している。苫前町猟友会の林会長は「とにかく早く冬眠してもらって決着をつけたい」などと話した。菊間は「いつでも食べられるとなれば冬眠する必要がない。今捕まってるクマを見ると結構太っている」、玉川は「怖いと思う」などとコメントした。

ニュースをわかりやすく 羽鳥パネル
中国相次ぐ対抗措置 見えぬ着地点 きょう協議

日本への渡航自粛を呼びかけた中国政府。高市総理の台湾有事をめぐる答弁に反発が強まる中、きのう事態の沈静化に向けた糸口を探るため、きょう中国外務省の幹部と協議を予定している。きのう官邸では経済団体のトップが高市総理と面会。この場で日中関係の話題は出なかったというが、経団連・筒井義信会長は、「私ども経済ビジネスですから、交流の前提は政治の安定だと思う。意思疎通、対話を重ねる、双方が解決に向けて進んでいく、これに尽きる」とコメントした。きょう開かれる日中外務省局長による協議、対立激化を避けるにはどうすればいいのか。

中国 相次ぐ対抗措置 日本大使館邦人に注意喚起/日本大使館 在留邦人に注意喚起 受け止めは/日中きょう協議 解決糸口は両国の思惑/日中きょう協議 中国側の本音 着地点は?/日中 関連行事 次々中止 経済界は対話要求/中国総領事 なぜ過激投稿「戦狼外交」とは/中国対抗措置 過去から見える今後の展開/中国相次ぐ対抗措置 変化する北京市民の声

神田外語大学・興梠一郎教授に話を聞く。視聴者からLINEで質問、意見を募集している。きのう中国外務省は、22日から開かれるG20サミットで高市総理と李強首相の会談はないと明言。中国国内では、中国国民に対し日本への渡航をしばらく避けるよう呼びかけられている。きのう夜、在中国日本大使館は、中国在住の日本人に「言動や態度に注意する」などの注意喚起メールを送った。

北京から中継で、ANN中国総局・井上が中国に住む日本人の様子について伝える。目に見える影響はないが、連日中国メディアの報道は目に入ってくるため精神的に不安が高まる可能性がある。大使館の通知にもあったように外出先を考える人も一部いる。

きょう、外務省・金井アジア大洋州局長が北京で中国外務省・劉アジア局長らと協議をする予定。協議の中で、高市総理の答弁が従来の日本政府の立場を変えるものではないと説明し、答弁撤回には応じないとみられる(共同通信)。北京からの中継で井上は「今回、中国政府の怒りの度合いが強いと感じている」などと伝えた。興梠教授は、「向こう側も応じているということは、打開策を見つけたいというのがあると思う。いろんな措置をみても注意喚起のレベル」などとコメントした。

高市総理の発言以降、国内でも営業が広がっている。21日に広島市で開催予定だった日中友好行事は開催中止となった。このイベントには、高市総理の発言にSNSで反発した薛剣駐大阪総領事が出席予定だった。22日から北京で開催予定だった「東京-北京フォーラム」が延期となった。中国側から申し出があり、開催直前の延期決定は極めて異例。経団連・筒井会長は日本政府に建設的な対話を続けるよう求めた。菊間は「中国の中で強い形の報道がずっとされていくと国民の感情が変わっていく可能性があるのが怖い」、玉川は「全く不要な対立ですよね。誰も得しない」などとコメントした。

高市総理は7日、衆院予算委員会で台湾有事について「戦艦を使い武力行使を伴えばどう考えても存立危機事態になりうるケース」などと発言。これに対し薛剣駐大阪総領事は、「その汚い首は一瞬の躊躇もなく斬ってやるしかない」とSNSに投稿。現在は削除されている。この投稿に対し、木原官房長官は、「中国の在外公館の長の言動として極めて不適切」と抗議。自民党の外交部会・外交調査会も国外退去を含めた対応を求めた。興梠教授は薛剣総領事の印象について「仕事でやってる感じがする。過激にやりすぎてマズいと思っていると思う」などとコメントした。薛剣駐大阪総領事は過去に度々過激投稿を行っている。こういう外交の方法は「戦狼外交」と呼ばれ、2020年初めに始まった。他国に挑発的・攻撃的な言動をする外交スタイル。中国外務省は、中国国民から弱腰だと批判されてきた。カルシウムが足りないから軟弱なのだとしてカルシウム錠剤が送られてきたこともあった(日本経済新聞)。初の日中首脳会談では「建設的かつ安定的な関係」を作ることで一致した。興梠教授は、「日中首脳会談での確認から1週間後の高市氏の発言。特に中国がレッドラインとする台湾問題、これには反論しなければならない。総領事として条件反射的に投稿したのでは」と指摘した。

菊間は「聞けば聞くほどもったいないというか残念。たとえ戦狼外交だとしても抗議の仕方って色々あるんじゃないか。言葉の選択がちょっと酷いと思う」、玉川は「日本側だって見られたくない。だからこういうことがあったときには尚更過激なことを言ってしまうという傾向がある。削除したってことは本国からしてもマズいことを言ったなってなるんでしょう」、「今のアメリカ大使はちょっと皮肉を言っている」、興梠教授は「過激な言い回しが染み付いちゃってる」、「問題がすごい拗れてしまった。削除したってことが全て」、「中国は当初そんなに激しくなかった」などとコメントした。

過去にも中国の対抗措置がエスカレートをしたことがあった。2010年9月、尖閣諸島中国漁船衝突事故で中国人船長が逮捕されたときは、東シナ海のガス田の共同開発が交渉延期、北京市当局が旅行業者に訪日旅行自粛を要請(朝日新聞)などをした。中国で日本人会社員4人が拘束された。2012年9月に尖閣諸島3島を購入し国有化したところ、各地で反日デモが起こり、日本への団体旅行のキャンセルや日本車などの不買運動が広がった。中国政府が事実上容認し不買運動が加速した。経済停滞に不安の声もある(日本経済新聞)。北京市民は15日、「日本が干渉しすぎだと思う」などの声があったが、17日は「昔のあだを討ついいチャンスだ」などと若干変化があった。北京から中継で井上は「今のところ大規模なデモに発展するような雰囲気は感じていない。ただ中国外務省は連日高市総理を名指しで批判している。それに呼応するように中国メディアも連日報じている。世論も強まってきている印象」などと述べた。興梠教授は「日本側が一番懸念しているのは民間が巻き込まれることが一番怖い。デモは政府がやらせなければできない」、菊間は「中国も決して景気が良くない。日本ってとても大事な国だと思うし日本にとっても非常に大事な国なので本音のところは両国ともこの問題を長引かせたくないと思っていると思う。民が冷静であることが大事」、玉川は「対立がエスカレートするとそれで利益を得る人が日本にも中国にもいる。そういう人たちがエスカレートさせることはあると思う」などとコメントした。

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