2023年9月28日放送 4:00 - 4:10 NHK総合

視点・論点
オスロ合意と国際監視活動

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(視点・論点)
オスロ合意と国際監視活動

イスラエル、パレスチナ解放機構はノルウェーでの秘密交渉を経て、93年9月13日にオスロ合意を締結した。パレスチナがヨルダン川西岸、ガザ地区で5年間、暫定的な自治を行い、交渉によって独立国家の樹立を志向する内容だったが、今も暫定自治が続く。相次ぐ暴力の連鎖で、94年2月には過激なユダヤ人入植者がモスクで銃乱射事件を起こし、祈祷中だった29人のパレスチナ人が殺害された。国際社会は国際的な監視団をヘブロンに展開するようイスラエルに求め、後にイスラエルは了承。イスラエル軍、ユダヤ人入植者からパレスチナ住民を守ることを目的としていた監視団だったが権限は限られ、19年にその活動を終えた。撤退後、ヘブロン市中心部でパレスチナ人負傷者が急増することになる。活動中、監視団の存在でイスラエル兵士、ユダヤ人入植者がパレスチナ人への暴力を控え、子どもたちの安全な通学にも力を尽くした。立山良司氏は「暴力が増加する現在、監視団の役割を継承するような国際監視団を展開させることは大いに意味がある」と述べた。

キーワード
オスロ合意パレスチナ解放機構ヘブロン暫定国際監視団ヘブロン(パレスチナ自治区)国際連合平和維持活動等に対する協力に関する法律
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