今回のテーマは”国宝 舟橋蒔絵硯箱”。

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舟橋蒔絵硯箱

オープニング映像。

江戸時代初期の蒔絵の硯箱「舟橋蒔絵硯箱」を作った江戸初期の芸術家、本阿弥光悦は京都で生まれ書や陶芸などマルチな才能を発揮した。漆芸家の室瀬和美さんは新しい時代の幕開けを表現した至宝、ターニングポイントなどと評した。

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「舟橋蒔絵硯箱」の丸みは祇園祭の町衆のエネルギーの高まりを丸く膨らんだふたに込めた黒主山を模したとされる。

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本阿弥光悦武蔵野美術大学洛中洛外図屏風 上杉本祇園会細記祇園祭舟橋蒔絵硯箱黒主山

特別刀剣に指定される「備前長船兼長」を紹介。日本刀の美しさの象徴や顔である”反り”や”ふくら”などの刀の曲線は舟橋蒔絵硯箱の曲線と繋がりがあるという。本阿彌雅夫 氏は戦が終り、刀としての価値が失われ芸術品や骨董品として変化する中、様々な作品に応用しやすかったのではないかと語る。

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備前長船兼長本阿弥光悦舟橋蒔絵硯箱

「舟橋蒔絵硯箱」には「東路の 佐野の（舟橋）かけてのみ 思ひ渡る 知る人ぞなき」という文字がちりばめられ文字の代わりに絵で「舟橋」が表現されている。福島修氏は江戸初期は絵と文字で相互補完して1つの歌を表現する鑑賞形態があり、本阿弥光悦は見る側が自在に読み解けるよう文字を立体的にちりばめ趣向を凝らしたのではないかと語る。

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本阿弥光悦東京国立博物館舟橋蒔絵硯箱蓮下絵百人一首和歌巻断簡

「舟橋蒔絵硯箱」の黒い帯は鉛でできている。室瀬和美氏は鉛をこういう形で使うのは工芸作品の中では初の試みだったのでは、光悦は金属を主役にして蒔絵を脇役にするくらいの大胆さが垣間見えると指摘。光悦は鉛を使うことで書をしたためることの重みや万物平等を唱える法華経を信仰していた光悦は万物に価値をを見出すおしえを作品に込めたとされる。

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京都府山号額本法寺本阿弥光悦火縄銃舟橋蒔絵硯箱

エンディング映像。

特別展「本阿弥光悦の大宇宙」のイベント宣伝。

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特別展「本阿弥光悦の大宇宙」

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