2023年8月26日放送 5:30 - 6:00 フジテレビ

週刊フジテレビ批評

出演者
渡辺和洋 新美有加 小林雅一 白井暁彦 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

オープニングトーク

本日は「進化する生成AI メディアの活用と問題点 」をお届け。ご意見・ご感想はTwitterまで。

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ジェネレーティブAIツイッター
テレビウィークリー
ダンススタジアム2023夏 高校ダンス部日本一決定戦

「ダンススタジアム2023夏 高校ダンス部日本」に届いた視聴者からの声を紹介。「ノンフィクションはテレビ放送のオアシス」などの声が寄せられた。

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DANCE STADIUM 夏の全国大会 2023
イタズラジャーニー

「イタズラジャーニー」に届いた視聴者からの声を紹介。「解けない人がいたずらを受ける流れだとイーブン」などの声が寄せられた。

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イタズラジャーニー
土曜プレミアム ほんとにあった怖い話 夏の特別編2023

「土曜プレミアム ほんとにあった怖い話 夏の特別編2023」に届いた視聴者からの声を紹介。「音声の使い方やカメラワークが怖くて楽しめた」などの声が寄せられた。

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ほんとにあった怖い話 夏の特別編2023土曜プレミアム
千鳥の鬼レンチャン

「千鳥の鬼レンチャン」に届いた視聴者からの声を紹介。「理由付きの実況が良かった」などの声が寄せられた。

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千鳥の鬼レンチャン
The批評対談
今日の批評対談

進化する生成AIの代表格であるOpen AIのサム・アルトマンCEOは岸田総理と会談し意見交換を行った。一方でアメリカ・ハリウッドでは俳優や脚本形が生成AIから自身の権利を守るためにストライキを敢行。そんな生成AIによる未来のメディアはどうなるのか、注意すべきことに迫っていく。

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進化する生成AI メディアの活用と問題点

デジタルハリウッド大学大学院客員教授である白井暁彦とKDDI総合研究所の小林雅一がゲストに登場し、「進化する生成AI メディアの活用と問題点 」についてトーク。小林はこれまでは画像や音声などの入力情報を分析して推論する認識AIが主流であったが、指示に対して文章や画像などコンテンツやアイデアを作り出す生成AIが主流になっているなどと解説した。最も有名な生成AI「ChatGPT」を用いて「渡辺アナを主人公にひと夏の冒険ストーリー」を考えるよう指示して実証実験した。小林は「ChatGPT」が渡辺アナが水泳が苦手というデータを取り入れてストーリーを構築しており、一方で情報セキュリティ面で問題があり機密情報がAIを通じて漏洩する恐れもあるなどと伝えた。続いて「Adobe Firfly」を用いて「帽子を被った犬」の画像を生成する実証実験を行った。小林らは様々な画家やイラストレーター、写真などを学習して生成された画像であり、商標に引っかかる対象の画像生成は利用規約上禁止されているなどと説明した。さらに新美アナが撮影した写真で画像を生成する実証実験を行った。小林らは生成部分は大量のデータに基づいて新美アナの写真と照合して推測された景色が生成されたなどと解説した。

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小林らは生成AIを悪用したフェイクニュースは問題視されており、今年5月22日にアメリカ国防省付近で爆発が起きたとする偽画像が拡散され一時金融市場が混乱する騒ぎが発生していて、すでにリアルな問題として顕在化しているため注意が必要などと呼びかけた。続いて「Stable Diffusion」を使用して、新美アナが描いた鳥の絵をもとに鳥の画像を生成する実証実験を行った。白井らはStable Diffusionでは描かれたものが何であるかを理解し、与えられたキーワードに従って解像度を底上げしていく超解像技術などと解説した。さらに渡辺アナの荒い解像度の写真を用いて生成加工を施す実証実験を行った。白井らはアップスケーリング技術であり超解像が進化した技術などと説明した。

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Stable Diffusionアメリカ合衆国国防総省ジェネレーティブAIフェイクニュース

小林らは「Gen-2」を使用し、「逃げる男」の動画を生成する実証実験を行った。小林らは画像と違い動画は難しく、スムーズな動きを生み出すにはあと1・2年かかると思われるが、1・2年後には今収録している様子のような動画が生成できるようになっているはずであり、人が見た時に現実だと思ってしまうクオリティになってくるなどと説明した。一方で生成AIは様々な分野で活用されており、生成AIで作られた短編映画を紹介した。白井らは現段階の生成AI映画は3DCGが映画に使用された初期の頃と同じように実験段階にあり、映像化することでどこに人が違和感を感じてどこにリアルを感じたのかなど研究しているなどと伝えた。手塚治虫の過去の作品とキャラクターをAIに読み込ませ、新たな話のプロットや登場キャラの顔デザインなどを生成AIで作成して誕生した漫画「ぱいどん」を紹介。小林らはこの技術はマンガ家やアニメーターなどを淘汰するためにあるのではなく、AIでサポートすることでクリエイターの苦労を解消し、短い時間で多くの作品を生み出してほしいと行った趣旨のプロジェクトなどと伝えた。

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生成AIを商用利用したサントリー食品インターナショナルの「C.C.レモン 擬人化キャラクター」を紹介。写真誌を生成AIで作成して話題となったことについて、小林らはグラビアを生成AIで生み出したものの実在のグラビアアイドルと似ていることもあり、肖像権や著作権に問題がある可能性があるため販売が中止されたであろうなどと説明した。文化庁令和5年度の著作権セミナーでの議題「AIと著作権」では類似性と依拠性が認められれば著作権侵害とされるとされたなどと伝えた。小林らはAIの悪いところを見てしまうと今後の活用が難しく感じるが、クリエイターのサポートにより負担が軽減できる手段でもあるため、今のうちによく検討して皆で一番ベストの使い方を模索していくべきなどと呼びかけた。

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