2024年8月17日放送 5:30 - 6:00 フジテレビ

週刊フジテレビ批評

出演者
渡辺和洋 椿原慶子 平岩国泰 萩原和也 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

オープニングトーク

学童保育に関するオープニングトーク。渡辺アナが「学童保育が抱える問題点について対談してもらう」などと話した。

テレビウィークリー
フジテレビに届いた視聴者の声

視聴者の声について紹介。「奇跡体験!アンビリバボー」では「落雷の原因や対策など若者としては知りたい内容を楽しく知ることができ勉強になった。次回はなぜ今起きているのかを伝えてもらえると未来世代の学びになる」などとコメントしている。「ミュージックジェネレーション」「誰の曲かわからない時は母に”この知ってる?”と聞く。母は”若いなぁ”と言ったり”この曲懐かしいなぁ”と言っている」などとコメントしている。「TEPPENピアノ歴代王者集結SP」では「演奏順が早い人ほど他の出演者の演奏と比べることが出来ない。素晴らしい演奏に低い点数がつけられてしまう可能性がある」などとコメントしている。「めざまし8」では「SHIGEKIX選手の涙を流す姿にはこちらも泣けてきた」などとコメントしている。

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The批評対談
夏休みに親たちは悲鳴…学童保育が抱える問題点

連日猛暑が続き熱中症の危険が叫ばれる中、今の子供たちは夏休みをどう過ごしているのか。夏休みに需要が高まる学童保育だが、供給はまったく追い付いていない。5月の学童保育の利用者は約151万人と過去最多となる一方で待機児童も1万8462人と過去最多となった。

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こども家庭庁加藤鮎子放課後NPOアフタースクール熱中症

連日猛暑が続き熱中症の危険が叫ばれる中、今の子供たちは夏休みをどう過ごしているのか。積水ハウスの調査では、小学1・2年生は全過程の3割以上が学童を利用。フルタイムの共働き世帯のうち、半数以上が週1日以上学童に通ったと解党。平岩国泰は「夏に使いたくて4月から入る方もいると言われている。こども家庭庁の待機児童調査では、待機児童の約半分が秋に減ったという調査がある。」などと話した。学童保育の待機児童の数は今年5月の発表で1万8642人と過去最高になった。萩原和也は「少子化で子供が減る人数よりも学童保育を利用したい数が増えている。」などと話した。保育園について平岩国泰は「今保育園の待機児童は2000人台なので、学童と比べると約9倍の差がある。

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小学生の子供を持つ母親1000人を対象に行った調査で、共働き世代の半数が小学校入学にあたって働き方の見直しを検討、6割近い世帯が子育ての負担が増えたと回答。萩原和也は「学童保育は義務ではない。保育所は児童福祉法が制定された時に盛り込まれているが、学童保育は当時は必要がないという認識だったので法律に載っていなかった。保育園と学童の予算は10倍~20倍の差がある。」、平岩国泰は「8割弱の企業で小学生になると時短勤務がとれなくなる。」などと話した。公設学童では月額2000~1万円だが入る際には審査があり、共働き世帯の子供が入りやすい。民設学童は誰でも入ることができ、月額3万円~8万円。

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日本経済新聞
夏休みの学童 子供たちの過ごし方

千葉市で民間が運営する学童クラブでは、夏休みは午前7時半~午後8時までで月額1万7000円で預けることが出来る。机や2段ベッドなどがある8畳の和室やソファや円形の机がある25畳のリビングなどが解放されている。正規職員は2人、ボランティアスタッフは2人と計4人で23人の子供を見ている。持ち込んだゲーム機は1日1時間までだが、200種類のボードゲームやおもちゃ、漫画や絵本など2000冊の本を自由に使える。室内で運動が出来るように卓球ルームも設けている。昼食はお弁当で、給食を提供するかどうかは自治体や企業によって違う。

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凛童舎花見川区(千葉)
夏休みに親たちは悲鳴…学童保育が抱える問題点

平岩さん「子供の居場所であるというのが一番の価値。異学年で過ごすというところに意味がある。『第三の居場所』なんて言われているがそういう場所は子どもに必要である。夏だけ増やすというのは場所と人の課題がある」などと話すと、萩原さんは「非常に厳しい状況にあるというのが正直なところである。年収が200万円台がごく普通といういわゆるワーキングプアに近い。1つは学童保育の世界に投じられるお金の額全体が少ない、学童保育で働く職員たちは労働時間が比較的短いので年間の賃金水準が上がらない」などと話した。また体制について萩原さんは「市町村によって全く違う。例えば学童保育で弁当を支給するところが増えているが、積極的にやる自治体と見送っている自治体がある」などと話した。また全体の1割が保護者が運営していることについて萩原さんは「学童の成り立ちが子供の安全な場所がほしいという保護者の自主的に生まれたので、保護者たちが場所を確保して人を雇うしかなかった。そのルーツが今も残っている」などと話した。

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放課後NPOアフタースクール

一方で夏休み中に子どもだけで留守番をした頻度を紹介。平岩さんは「日本の子供って放課後に一人で過ごしてる子は諸外国に比べて多いというデータもあって、健全育成の意味でもあまり一人でいるってのが必ずしも良いことではない」などと話した。去年10月埼玉県の自民党県議団は虐待禁止条例改正案を提出し小学3年生以下の子どもを自宅や車に残して外出したり公園などに放置することなどを禁止するほか、4年生から6年生については努力義務・県民には通報を義務付けるというものだったが、多く反対の声が上がり改正案は取り下げられた。萩原さんは「あの条例は子供を放置してはいけないという考え方だった。考え方自体は賛成だが、問題は一人にさせてしまっている状況を改善しようとせずに、保護者にそれを罪として押し付けるというところが問題だった」などと話した。平岩さんは「相手の家庭に負担をかけているという考え方が強くなっていて、大事になっている」などと話した。現在の子供たちの7割が友だちと遊ぶ日がほとんどないという。平岩さんは「日本はまだ学童は何のために開いているのかというと親が働くのが前提であるが、その前に子どもがどうしたいかという視点を忘れないでほしい」などと話した。

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さいたま市(埼玉)埼玉県議会

メディアができることについて平岩さんは「当事者になってもよく分かってないので、まずは課題を発信する事が大事」などと話した。萩原さんは「実際に現場を取材して社会に伝えていくことで、改善の方向に向かうのが大事」などと話した。

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放課後NPOアフタースクール

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