- 出演者
- 二宮和也 ノブ(千鳥)
51年前、海上自衛隊がサウジアラビアから来た1隻の船に集中砲火。訓練ではない。総攻撃は2日に及び、千葉県房総半島の最南端・野島崎沖合に撃沈した。
問題「海上自衛隊が1隻の船を一斉攻撃した理由は?」。スタジオメンバーが考察し、西野七瀬は「オイル系を載せていたがトラブルが起きて危険だったため」と意見をまとめた。
発端は1974年11月9日に起きた事故。1日1000隻の貨物船が行き交う東京湾で特に渋滞が起きていた中ノ瀬航路。船の衝突を避けるためそれぞれが進行ルートを守って航行していたが、第十雄洋丸(日本のタンカー船)とパシフィック・アレス(リベリアの貨物船)が衝突。強引な航行を続けたことが原因。船は大炎上。すぐに海上保安庁が出動し消火活動を開始。パシフィック・アレスは24時間後には鎮火したが、約4万7000キロトンの石油原料を積んでいた第十雄洋丸は大爆発の危険に晒されていた。第十雄洋丸は風に運ばれ、横須賀の町に急接近。そこで、海上保安庁は爆発寸前の第十雄洋丸を船で引っ張る命懸けの作戦へ。千葉・富津市の浅瀬に移動させ、燃え尽きるのを待った。しかし、10日以上経っても火は消えず。ついに、船の撃沈を決断。衝突から18日目、護衛艦や戦闘機などで第十雄洋丸を攻撃。2日間の攻撃を経て第十雄洋丸は太平洋に沈んだ。
高度経済成長真っ只中の1986年、韓国・華城郡で71歳の女性が行方不明に。4日後、女性は変わり果てた姿で発見された。女性には首を絞められた痕があり、所持品の中から現金がなくなっていた。目撃情報などはなく捜査は難航。1か月後、25歳の女性の絞殺事件が発生。所持品の中から現金がなくなっていた。現場には空の牛乳パックとたばこの吸い殻が落ちていた。また、毛髪も発見された。
2つ目の事件現場に落ちていた残された手がかりを分析したところ、空の牛乳パックとたばこの吸い殻からはB型、毛髪4本からはB型とO型が検出された。その後も犠牲者が。目撃情報はなし。警察は犯罪歴のある人物たちを締め上げた。また、冗談めいた噂話であっても警察が耳にすればすぐ容疑者に。さらに、華城郡に住む男性を片っ端から取り調べ。しかし、これだけやっても犯人を見つけることはできず。1988年9月、新たな被害者が。これで7人目。警察は事件現場であることに気づく。事件現場から3mほど上の斜面に草が倒れている箇所が見つかったのだ。そこを400mほど進むと市外に続く通りに出た。
警察は犯人が華城郡以外に住んでいる可能性を見出し、バスの運転手から目撃情報を得た。バスの運転手の目撃情報を元に似顔絵が作成され、全国に配布された。しかし、またしても犠牲者が。被害者は部屋の中で絞殺されていた。この事件で現場近くで働くユン・ソンヨという男が逮捕された。男は犯行を自白。警察は事件現場がこれまでにない室内だったことから同一犯ではなく模倣犯と断定した。しかし、事件は収まる様子がない。1991年4月、9人目の被害者が。この事件で犯人の痕跡が見つかった。被害者の服に体液らしきものが付着していた。韓国では導入されていなかったため、容疑者数人の毛髪と共に日本にDNA鑑定を依頼。その結果、毛髪の中に一致するものはなかった。その後、事件自体がぱたりと起きなくなり、2006年に時効が成立。未解決事件として処理された。しかし、事件から28年、最新のDNA鑑定によりイ・チュンジェという男が真犯人だと判明。イ・チュンジェは事件当時、華城郡に住んでいた。イ・チュンジェは義理の妹を殺害したとして無期懲役に服している最中だった。
イ・チュンジェは過去に容疑者の1人に挙げられていたが、警察が探していた血液型などと一致せず辿り着けていなかった。イ・チュンジェは取り調べで素直に犯行を認めた。犯行理由はストレスの吐け口。1986年から1991年の間に殺された9人への犯行を問われたイ・チュンジェは「1人少ない」と自供。実は、室内での絞殺事件もイ・チュンジェ犯人だった。つまり、逮捕されたユン・ソンヨは冤罪。無期懲役で20年間も刑務所に収容されていた。
西野七瀬は「バッド・ルーテナント:トウキョウ」の告知をした。
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ユン・ソンヨは取り調べで刑事に暴行され3日間眠らせてもらえないなどの拷問を受けていた。その苦しさに耐えきれず自白を強要されていた。イ・チュンジェの自白により裁判がやり直され、後に無罪に。冤罪だったユン・ソンヨには賠償金約40億ウォンが支払われた。
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