2025年7月6日放送 12:54 - 15:05 テレビ東京

開運!なんでも鑑定団
【超ド級お宝3時間半SP<前・中編>】

出演者
福澤朗 今田耕司 菅井友香 
私のお宝売ります
能登半島の復興のため 斎藤清の版画 売ります!

鈴木さんのお宝は、斎藤清の版画5点。鈴木さんは、三十数年前に福島県柳津町で、斎藤清と会い、話をしてから好きになり、1枚30~35万円ほどで購入したという。北海道の牛がいる景色を描いたものや、会津の冬の景色を描いたものなどがある。

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戦後最も愛された版画家 斎藤清

戦後最も愛された版画家との異名を持つ斎藤清。1907年に会津坂下町で生まれるが父の事業が失敗し北海道にわたり、母・ルイも亡くなってしまう。唯一の慰めが絵を描く事となった24歳の時に上京し、独学で油彩画を描き続けた。転機となったのは29歳のときで、安井曾太郎の版画を目にすると衝撃を受けて自らも版画の道を志す。初歩的な技法も知らない中で描かれた「少女」は純真な姿を描いた作品となっている。1937年に26年ぶりに会津を訪れると、厳しい自然の科目な美しさに惹かれこの風景を版画で表現することを志した。あらゆる技法に挑みエッチング技法を取り入れた「瞳(白椿)」や、油絵のような質感の「ミルク」、新印象派の点描を彷彿とさせる「港、小樽」などを生み出した。サンパウロ・ビエンナーレ展に出品した「凝視(花)」は少女の顔を花と合わせるという大胆な作品で、あえて顔に木目を出した斬新な作品で日本人賞を獲得。かつては1枚16ドル程という評価額はマンハッタンのギャラリーで1500ドルもの評価額に変わっていった。「画は構図との戦いダベ」と口にしてきた斎藤は余計なものを一切描かず色彩を最小限に抑ながらも新たな技法を探し求めてきた。その一方で素朴さのあるハニワや土器など日本古来の文化に魅了され、全国を旅して作品を作ってきた。1970年に鎌倉に居を移すと「春の鎌倉 門 円覚寺」など古刹を題材としていった。そして、最後に手掛けたのは故郷・会津であり、雪が降り積もり静寂に包まれながらも懐かしくほっとさせる佇まいを描いた「白い雪が要らないところを消して 描きたいものだけを残してくれる」と雪の美しさについて斎藤は話し、90歳で他界するまでに「会津の冬」を題材とする作品は115点生み出されている。そして、今回の依頼品は北海道大学で着想を得ユーモラスでほのぼのとした「HOKKAIDO(C)」、物憂げな女の横顔と塔のシルエットに板の木目を活かした「TOWER(B)」、鎌倉での作であり手前に木を後に古刹の重厚な門を配し静かな空気感が引き立たされている「GATE KAMAKURA (F)」、赤・紺・黄のコントラストが凛とした美を引き出している「威厳」、代表作として名高く寂寥の中に暮らしの息吹を感じることのできる「会津の冬(89)大野」の5点。

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能登半島の復興のため 斎藤清の版画 売ります!

能登半島の復興のために売りたいという斎藤清の版画について、鈴木さんは5点で150万円になってほしいと話した。

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能登半島の復興のために売りたいという斎藤清の版画5点の評価額は230万円。山村浩一氏は海外で評価され逆輸入の形で評価が高まったと紹介。「HOKKAIDO(C)」は45万円で農耕器具を手前に置くことで視線を主役である牛に向けたものだと紹介。「TOWER(B)」は35万円で不思議な取り合わせが特徴と紹介。「GATE KAMAKURA (F)」は50万円で雲母と呼ばれる輝きのある素材を使いシャープさを引き出している。「威厳」は30万円であやめと焼杉の夏季という組み合わせで堂々たる様を引き出している。「会津の冬(89)大野」は70万円で厚みのある雪と洗濯物の色、人物の存在が暮らしのぬくもりを引き出しているが、画廊で販売されれば100万円以上の値段も付く逸品という。購入は番組ホームページから。

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レジェンドアスリートのお宝鑑定大会!
前半戦ダイジェスト

レジェンドアスリートのお宝鑑定大会。高橋尚子のお宝は長嶋茂雄のサイン入りグランドコートで評価額は30万円。糸井嘉男のお宝は岸駒と岸岱の龍虎図で評価額は2万円。

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ゴルフ界のレジェンド 横峯さくら

女子ゴルフ人気の火付け役となった横峯さくらのお宝を鑑定。横峯さくらは小学2年の時、ゴルフを始めた。2年後には全国小学生大会で優勝。当時の練習場所は家族総出で山を切り開いて作った230ヤードのコース。18歳の時、アマチュアながら、再春館 レディースで準優勝。その年にプロテストに合格。翌年にはライフカードレディスで優勝した。2009年には6度を優勝を果たし賞金女王となった。結婚・出産を経た39歳のいま尚現役。

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横峯さくらのお宝 草間彌生作「ばら」

横峯さくらのお宝は、草間彌生作の「ばら」。2年前に訪れた画廊で1500万円で購入したという。息子は名前に「桃」の字が入っていて、自身は「さくら」と、桃も桜もバラ科であることから、運命を感じたという。

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横峯さくらのお宝は、草間彌生作の「ばら」。本人評価額は1500万円。鑑定結果は、1700万円。製作されたのは1979年。水性ペンで描かれた作品だという。バラの花弁の輪郭などの陰影をあえてぼかしにじませることで、水彩画のような視覚効果を意識して描かれている。この10年くらいで世界的に評価を受け、価格も年々上がってきているという。

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バスケットボール界のレジェンド 高田真希

バスケットボール・高田真希は、小学5年生のときにバスケットボールを始めたが、夢中だったのは空手で、中学3年生でやめるまで試合に出れば勝つという無双状態だった。バスケットボールでは、桜花学園高校からスカウトを受け入学。空手で培った体幹の強さから高校ナンバーワンセンターと呼ばれ、全国大会三冠を達成した。卒業後、実業団チーム「デンソーアイリス」に入団。新人王を獲得し、翌年、日本代表に選出された。2021年の東京オリンピックでは、センターとしてゴール下の攻守はもちろん、3ポイントシュートでも高い成功率をおさめ、チーム最多得点の活躍を見せ、銀メダルを獲得。日本バスケット初のオリンピックメダルとなった。Wリーグでの通算得点は8000点を超え、現在も記録を更新中。高田真希は、センターでもスリーポイントを打てないと日本代表には選ばれないし、世界に勝てないから、めちゃくちゃ練習したなどとし、東京オリンピックでは、無観客だったため変に緊張せずにいけたところもあるなどと話した。

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YUTAKAデンソーアイリストム・ホーバスルーキー オブ ザ イヤー東京オリンピック桜花学園高等学校森田直樹高田真希
高田真希のお宝 栗山監督のサイン入りWBC公式球

高田真希さんのお宝は「栗山監督のサイン入りWBC公式球」。侍JAPANが世界一となった2023年の年末、栗山監督と対談した際に記念にと手渡されたもので日付は対談の日付でなくWBC決勝の日付を入れてくれたということ。ボールをもらってから皇后杯があり思い出して撮影した写真を待ち受けにすると大活躍して優勝、プロ16年目にして初優勝タイトルだった。本人評価額は8万9000円だったが10万円だった。栗山監督がサインを書いたWBCを公式球はあまり出回ってないということ。

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COLLECTIBLES FIELDパリオリンピックワールド・ベースボール・クラシック(2023年)栗山英樹皇后杯 女子バスケットボール
次回予告

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気になる依頼人 あの人は今!
恋するアラフィフ ともぴ 新たなお宝でリベンジか?

去年の放送に登場した渡邉知昭さんは当時高級クラブの女性に恋をしていた依頼人で、織田信長らの書4本の掛け軸を鑑定するも贋作ということで8千円だった。現在も女性に恋をしているといい、新たなお宝でリベンジをしたいという。贋作だった掛け軸は祖父が購入したもので、実は5本購入していたが1本が行方不明になっていた。今回はその行方不明になっていた1本が見つかったためこれを鑑定したいという。

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ともぴ 渾身のお宝 伊達政宗の書状

依頼人は福島県の渡邉知昭さん。依頼品は「伊達政宗の書状」。前回出演した時の織田信長らの書状は偽物だったということでリベンジだということ。

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戦国の風雲児 独眼竜 伊達政宗

戦国の風雲児独眼竜伊達政宗は1567年に米沢城主伊達輝宗の嫡男として生まれ、5歳の時天然痘に罹り右目を失明、眼球も大きく腫れ上がったため人目を避けるように内気な性格になった。9歳の時守役だった片倉景綱に命じ刀で右目をくり抜かせると快活になり文武両道に精進するようになったという逸話が残されている。15歳で初陣を飾ると豪胆ぶりが評価され18歳で家督を譲り受け、周囲の有力大名を次々討ち果たし23歳で東北南部114万石を制圧。豊臣秀吉が発した惣無事令に背く行為だったので激怒、上洛を命じられた政宗は禿頭に切腹の際着用の白装束姿で謁見したため潔さを気に入られ領地を召し上げられたが手厚く持てなされた。朝鮮出兵の時は3000の兵に高さのある金色の笠などを付けさせて出陣式に出席、絢爛たる装いに秀吉は喜び見物人からも喝采を浴びた。以降人目を引く洒落た身なりの人を表すだて者という言葉に「伊達」が使用されるようになったとされる。関ヶ原の戦いでは上杉家家臣直江兼続を撃破し東軍勝利の貢献、2万石の領地を与えられた。政宗は新たに居城を構えた仙台の発展に尽力、北上川の治水事業や荒れ地開墾を農民だけでなく武士にも奨励、新田を知行地として与えた。正宗が晩年情熱を傾けたのは料理、「馳走とは旬の品をさり気なく出し主人自ら調理してもてなすことである」とし毎日の献立は熟考、料理を外交手段をして用い江戸城や江戸藩邸で徳川歴代将軍を選りすぐりの逸品でもてなした。徳川家光のもてなしの際は味見から接待前自ら行い鶴の吸い物といった珍味など54種類もの料理が共された。1636年70歳で他界、家光は偲び江戸で7日間、京で3日間狩猟と演奏を禁じ喪に服した。依頼品は伊達政宗の書状。宛名は不明だが将軍にあて料理をするといった食通の政宗らしい内容となっている。

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にっぽん農紀行 ふるさとに生きるみちのく伊達政宗歴史館クジャクサイネットフォト仙台市博物館仙台藩外桜田上屋敷跡仙台(宮城)伊達政宗伊達輝宗北上川天然痘岐阜市歴史博物館岡山市(岡山)徳川家光惣無事令最上義光歴史館朝鮮出兵江戸城片倉景綱瑞鳳殿直江兼続米沢(山形)豊臣秀吉金山寺長谷堂合戦図屏風関ヶ原の戦い

依頼品の伊達政宗の書状を鑑定。本人評価額は499万2000円だったが結果2000円だった。愛知東邦大学増田教授は「真っ赤な偽物。字が似てもいないし」とした。

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(エンディング)
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