- 出演者
- 平井信行 田所拓也
オープニング映像。
プラスチックを利用目的に応じて選別し、効率的にリサイクルする国内で最大規模の施設が京浜工業地帯の神奈川・川崎市臨海部に完成しきょう式典が開かれた。施設はJFEエンジニアリンググループとJR東日本が共同で出資して作った会社が建設した。家庭や事業者から出される使用済みプラスチックを受け入れ、ふるいや光などを使って重さや性質の違いで選別し、4つの種類に加工する。これにより製品に再利用したり水素やアンモニアなどの燃料にしたりすることができるようになり、より効率的なリサイクルが実現できる。国内で最大規模の一日当たり200トンを処理できるということで、来月から川崎市や東京・大田区、神奈川・藤沢市から回収されたものが持ち込まれる予定。Jサーキュラーシステム・中村佐三社長は「もの、かたちを変えて新たなものに生まれ変わり使われていく。リサイクルのすそ野が広がれば」と語った。
東京の調布飛行場は戦後、アメリカ軍に接収され1973年に返還されたあと、1992年に都が管理を引き継ぎ施設の老朽化が課題となっている。こうした中、都は建て替えに向けた準備を進めていてきょう、都庁で有識者などが参加して整備方針について検討する会議を開いた。調布飛行場では10年前の2015年に自家用機が住宅街に墜落する事故が起きていて調査では同様の事故を起こさないことが最重要だといった意見が寄せられたという。これに対し都は安全対策を継続したうえで整備を進めることにしている。
オウム真理教による地下鉄サリン事件から今月で30年になるのを前に、警視庁や東京消防庁、鉄道会社などが参加して訓練が行われた。電車内で有毒な化学物質がまかれ多数のけが人が出ているという想定。防護服を着た警視庁の専門部隊は、検知器を使って有毒な化学物質を調べたり、液体の入ったボトルを回収したりしていた。築地警察署・横山和子署長は「多くの方々が被害に遭われたことを決して風化させてはいけない。時期をとらえて訓練を行い、有事に備える覚悟」と語った。
気象情報を伝えた。