2025年2月21日放送 19:30 - 19:57 NHK総合

首都圏情報 ネタドリ!
高血圧を放置しない!対策は「手軽に」「効果的に」

出演者
合原明子 加藤茶 伊藤裕 
(オープニング)
趣旨説明

国民の3人に1人が高血圧といわれている。自覚症状がないからと放置していると脳出血など命に関わる病気になり深刻な後遺症が残るケースも。ところが今高血圧を放置しないための新しい対策が次々と登場。専門家のアドバイスを受けながら手軽に血圧を管理できるアプリ。血圧を効果的に下げるある栄養素に注目した食事法。

キーワード
高血圧
オープニング

オープニング映像。

高血圧を放置しない! 対策は「手軽に」「効果的に」
放置しないで!高血圧 手軽で効果的な新対策

血圧の値の分類で正常な血圧の基準というのは上が120未満かつ下が80未満の値。上が140以上または下が90以上の場合高血圧とされる。数値が高くなる程、脳、心臓、腎臓、目、血管など体のさまざまな場所で病気を引き起こす。高血圧について今、注目されている言葉が高血圧パラドックス。高血圧は効果の高い治療薬が開発されるなど血圧を下げられる環境が整っている。ところが、高血圧だと把握できていなかったり医療機関にかからなかったりして血圧を下げることができていない人が多いのが現状。

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高血圧
高血圧から脳出血に ある男性が語る“後悔”

栃木県に住む48歳の男性。長年、高血圧を放置した結果40代という若さで脳出血を発症した。高血圧の怖さを広く知ってほしいと取材に応じてくれた。男性が初めて高血圧と言われたのは今から10年程前。会社での健康診断だった。上が高血圧の基準140を上回る166。下は基準90を上回る100の値だった。当時、営業の仕事でノルマに追われていた男性。ストレスで外食や間食が多い生活を続けていた。医療機関の受診を促されたがそれほど深刻に捉えず病院には行かなかった。その5年後、食事や運動に気をつけてきたつもりだったが血圧の上の値は200を超えるまでになっていた。そして職場で突然、脳出血を発症。意識不明となり救急搬送された。高血圧の人たちが適切な治療法があるのに対策を行わない高血圧パラドックス。その深刻さの一端を明らかにした人がいる。高血圧と脳出血の関係について研究している自治医科大学の田中亮太教授。栃木県内の病院に緊急入院した脳出血の患者365名を調査すると自分が高血圧と把握していなかった。診断されても治療をしていなかったという人は5割以上。さらに、50歳未満の患者では8割に上ることが明らかになった。高血圧への対策をとらず脳出血を発症した男性。右半身のまひや言語の障害などの後遺症が残り今もリハビリを続けている。

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下野(栃木)自治医科大学高血圧
放置しないで!高血圧 加トちゃんと考える

正常の血圧は上の血圧が120未満で下が80未満。高血圧予備軍も肥満や他の疾患のリスクがある場合、要注意高血圧に対しての治療法は大きくは2つ。薬物療法と非薬物療法。

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高血圧
高血圧を放置しない!手軽で効果的な新対策

都内の物流会社では去年10月からドライバーの血圧を管理する新しい仕組みを導入した。1日2回測定した血圧が自動的に反映されるアプリで数値の変化を見える化する。そして、運送前と後には血圧の状態を責任者が直接確認する。トラックなどドライバーの健康状態が原因で起きた事故のうち3割が脳や心臓などの疾患。高血圧によって発症のリスクが高まる病気だった。さらにアプリに記録されたドライバーのデータは医師がモニタリング。高血圧のリスクがある人にはオンラインによる診療を呼びかけている。ビデオ通話による診察のあと薬は自宅まで配送。手軽に高血圧治療を行える。ドライバーの男性は会社の取り組みの結果高、血圧への意識が高まった。揚げ物が多かった昼食も野菜中心の食事に変更。生活習慣の改善に取り組むようになった。

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江東区(東京)高血圧

高血圧のリスクを高める塩分。それを減らすための新たな手法も注目されている。その手法を実践している管理栄養士の三浦知代さん。これまで記事やセミナーで減塩レシピを発信。みずからの生活でも減塩に取り組んできた。しかし、検査を受けたところ減塩できていなかったことが明らかになった。実は多くの人が思うように塩分の摂取量を減らせていない。国は1日7g未満を目標としているがここ10年程のデータではおよそ10gの摂取が続いている。こうした中、広がっているのが塩分の摂取ではなく排出に注目する対策。東北大学の寶澤篤教授が注目しているのは野菜などに多く含まれるカリウムという栄養素。体内のカリウムは食塩の主成分ナトリウムを一緒に排出する性質がある。カリウムを多く摂取することで血液中のナトリウムを減らすことができる。寶澤教授は宮城県登米市で3年にわたって1万1千人の尿を検査。排出されたナトリウムとカリウムの比率ナトカリ比を調べた。分母のカリウムが増える程ナトカリ比の値は小さくなる。検診会場で住民に対しナトカリ比の結果を伝えカリウムの摂取を増やす食生活を促した。すると住民たちのナトカリ比の値は減少。それに連動するように血圧も低下した。ついつい塩分をとりすぎていた三浦さん。ナトカリ比の重要性を勉強会で知り野菜を多く摂取する食生活に変えた。すると、ナトカリ比は理想とされる2.0を大きく下回る1.3まで低下した。三浦さんが実践したカリウムを摂取しやすい料理の一つが小松菜とにんじんをささみフレークであえた小鉢。ポイントは加熱する時、電子レンジを使うこと。カリウムは水溶性でゆでると多くが溶け出してしまうため蒸して調理することでカリウムを逃さず摂取することができる。最後に味のついたささみフレークとゴマであえる。しょうゆや塩を使わず塩分を抑えた味付け。

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にんじん仙台(宮城)小松菜港区(東京)登米市(宮城)高血圧
放置しないで!高血圧 加トちゃんと考える

減塩を効率的に行えるカリウムがたくさん含まれている食材を紹介。カリウムを摂取することが高血圧対策として医療界で注目されている。食事の減塩以外の対策で最近、注目されているのがストレス。対策として呼吸法がよい。4秒間ゆっくりと鼻から吸って6秒かけてゆっくり吐いていく。それを3回ぐらい続けるのが比較的安全で簡単にできる自律神経の乱れをなおす方法。

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加藤綾菜高血圧
(エンディング)
エンディング

エンディング映像。

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