2026年10月12日放送 0:20 - 1:50 NHK総合

驚き!ニッポンの底力
鉄道王国物語11 新幹線スペシャル2

出演者
高橋克典 橋本マナミ モーリー・ロバートソン 
(オープニング)
今回は…

今回は新幹線スペシャル第2弾。飛行機との競争、時速300km、TV初潜入の現場、コンクリートの土台、海面下66m!、新たな挑戦・三刀流・新たな働き方、革命・荷物新幹線、時代とともに進化し続ける新幹線に迫っていく。

キーワード
500系新幹線
オープニング

オープニング映像。

驚き!ニッポンの底力 鉄道王国物語11 新幹線スペシャル2
超人気! 500系新幹線

500系新幹線は1997年にデビューし、当時世界速の時速300kmを実現した。様々なコラボでも人気を博しており、そのフォルムも人気の要因で、そのデザインにより世界最速の300km/hを可能にした。そんな超人気の500系の全般検査にテレビ初潜入。福岡・那珂川市にあるJR西日本の博多総合車両所では日々新幹線の点検を行っている。全般検査の流れは車両を半分に分割し、車体と台車を切り離し、パーツを取り外し、点検・修理し、最後にきれいに塗装して終了となる。ダーリンハニーの吉川が全般検査を取材した。500系新幹線のノーズの長さは15m。車輌内を見学した吉川は至るところに張られている付箋に気付き、最初の工程である車内検査で張られたもので、不具合なものなどをチェックしているなどと伝えた。吉川はノーズの先端部分を取り外す作業に立ち会った。

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500系“ロングノーズ” 誕生の理由とは?

1995年、500系新幹線電車完成式が行われた。当時、国鉄が民営化し、JR西日本は飛行機との競争にさらされていた。乗客獲得のための課題は新大阪から博多間を2時間で走行することであり、時速300km以上が求められていた。500系開発当時の車両部長であった森下は時速300km以上に至るまでには山程の課題があったなどと明かした。1992年にWIN350という高速試験車両が完成し、速度はクリアしたがトンネルから出る際に発生するトンネルドン(トンネル微気圧波)が問題となった。問題解決のために注目されたのがノーズであり、客席数を確保しながら適切な変化率を計算し、理想の長さが15mであった。

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TV初潜入! 500系を丸裸に

引き続き吉川が500系新幹線の全般検査の様子を潜入取材。車両を切り分けるために車両をつなぐケーブルを切断し、車両の切り離しの瞬間を吉川が車両内から見学した。車両の円形車体はトンネルドンの対策の一つであった。唯一無二の丸い車体を検査する作業員は特別な訓練として丸い形のドアの検査訓練を行っていた。全般検査はクライマックスに入り、台車と車体を切り離しそれぞれ検査を実施した。セミアクティブダンパは500系で初めて実用化された機械で300km/hでも安定した走行を可能とし、従来のダンパから横揺れを30%削減した。

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500系新幹線の車両をトラバーサーで運び、車両のパーツを外して徹底した検査を実施した。約1か月後、全般検査を終え新車のような輝きを取り戻した500系。潜入取材を終えた吉川は、500系には様々なアイデアがつまりまくっていたなどと語った。

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引き継がれる500系の“ブレイクスルー”

500系新幹線は2027年を目処に引退することが決まっており、しかしロングノーズ思想は受け継がれ、東北新幹線の「はやぶさ」のノーズも15m、時速360キロを目指す次世代新幹線試験車両ALFA-Xではノーズはさらに伸びている。京都鉄道博物館の松井副館長は開発の知恵とエネルギーを伝えるための活動を行っている。松井副館長は当時若手として開発に携わり、500系誕生に立ち会っており、技術者につなげていくのが大きな課題などと告げた。

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さいたま市にある鉄道博物館で高橋らが挨拶。高橋らは500系がなければE5系もなかったなどと語った。高橋らは館内を見て回り、0系新幹線では作業員がピット作業で辛い姿勢のまま検査する必要があったなどと伝えた。2Fにあるジオラマを見学した高橋らは新幹線の線路では1980年代以降で様々な事故やトラブルが発生しており、約7割がコンクリートでできた土台を使用しているため劣化が進み課題となっているなどと解説した。

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TV初密着! 海面下66mの工事

海面下66mにある新関門トンネルでは1枚5mのスラブ版が542枚敷かれており、検査ではその全てをチェックして劣化した板を交換している。その交換工事を吉川が密着取材。午後10時30分、作業員たちが集合。作業員たちは持ち物を細かくチェックした。作業員は総勢25人で入口から歩いて海面下66mへ向かった。作業坑・末端までやってきた作業員たちは終電が通過するのを確認して交換工事を開始した。交換するスラブ版は表面にヒビが入っており、機械では検知できないため作業員が肉眼で確認しているなどと伝えた。

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新関門トンネル

スラブ交換機が登場。スラブ交換機は工事の工程ごとに異なる車両を用いるため長さは100mあり、スラブ交換用クレーンが配備されている。スラブ交換機を用いた交換工事を吉川が見学した。スラブ版を移動させたあとは、てん充材を壊し、新しいスラブ版を置き、横ずれ2mm以内・前後のズレ5mm以内であることを確認し、レールをスラブ版に戻し、てん充材で高さをミリ単位で調整し、午前4時にスラブ交換を完了させた。新幹線は作業員たちやスラブ版の土台力に支えられているなどと伝えた。

コンクリート劣化との闘い “新幹線の土台”交換

高橋らは海面下66mのトンネルで新幹線の土台であるスラブを厳しい環境下で交換作業が行われていることは初めて知ったなどと語った。

日本初の挑戦 “三刀流”達人をめざせ

西九州新幹線「かもめ」は日本で一番短い新幹線で新幹線史上初の取り組みを始めていた。JR九州の山口は運転士・車掌・仕業検査ができ、三刀流で活躍している。この日、車掌として乗務していた山口は車掌のコンテストで最優秀賞を獲得したこともあるなどと伝えた。続いて運転士として乗務し、長崎から武雄温泉までを3往復運転した。その後、回送列車の運転を行った山口は大村車両基地にて仕業検査員として検査作業を開始した。午前1時40分に検査を終えた山口はこの日の仕事を終えた。翌朝、午前7時55分に山口は新大村から長崎への1本を運転して退勤となった。こうした三刀流の取り組みは2022年9月23日の西九州新幹線開業とともに開始され、当時はコロナ禍でコンパクトな運営が必須であった。車掌・運転士は計27人在籍し、三刀流は13人となっている。三刀流の苦労について山口は、久しぶりの業務になるときには気持ちのギアを変えることはよくあるなどと明かした。山口は2011年に九州新幹線が全線開業したときに喜ぶ人々を見て感動し、同じ感動を故郷にも届けたいと思ったどと打ち明けた。開業時から運転士たちを指導してきた曽木は知識が増えることで運転士としての意識も変わってきたなどと告げた。また知識や三刀流の経験により、連携力も向上していた。

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2024年夏、地震による停電で停車した際には、山口は車掌としての経験を活かし車両内を確認して周る車掌に変わって、混乱を避けるために運転士でありながらも車内放送でこの先での乗り換えは決まっておらず問い合わせも遠慮してもらうよう伝えることができたなどと明かした。三刀流は利用客へのサービス向上にも繋がっており、運転士勤務の際でも乗客への対応を積極的にスムーズに行うことができていた。そんな山口には一月前に心に残る出来事があり、幼い子供を連れた親子から声をかけられ子どもが山口のファンなのだと伝えてくれ、よりしっかりしなくてはと思ったのだと告げた。

高橋らは三役をこなすマルチな働き方はとても魅力的に感じられ、自分でも歌や芝居に司会などやらせてもらっており、何かを伝えるということはやり方が違うだけで同じなのかと思っているなどと語った。

暮らしを変えた鉄道

高橋らは1966年のレムフ10000型貨車を見学。レムフ10000型貨車は冷蔵車であり、最高時速100kmで鮮魚を運ぶ当時としては革新的な貨車であったなどと伝えた。

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暮らしを変える革命 “荷物新幹線”

いま荷物新幹線が革命を起こしている。荷物新幹線では引っ越し家財や鮮魚をトラックより圧倒的な速さで運送している。しかし新幹線は乗客を載せるために設計されており多くの課題があった。それをどう乗り越えてきたのかに迫っていく。2017年、日本各地から採れたての野菜果物を首都圏へ送るイベントで新幹線を使用した荷物輸送が実施され大好評となった。JR東日本は事業拡大に向けて客室を使用した数百箱単位の輸送を試みてきた。2021年から4年間掛けて試行錯誤を繰り返し課題を乗り越えてきた。そんなトライアル輸送に密着取材。新青森駅から東京駅まで荷物新幹線で輸送し、つくば市のスーパーまで届ける様子を紹介。ジェイアール東日本物流の舟瀬は試行錯誤のすえに荷物新幹線用の台車を開発し、足踏みブレーキなどを搭載し、作業時間17%削減に成功したなどと明かした。

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荷物新幹線は午前8時29分に出発。午前11時に東京駅では荷物受け入れ準備が開始し、その荷下ろし作戦を紹介した。到着から出発まで12分間であり荷下ろし目標時間は3分間であったが、作業員たちは2分38秒で荷下ろしを完了させた。新青森駅を出発してから約5時間半でつくば市のスーパーに荷物が到着し、午後3時に店内に品が並んだ。荷物新幹線は鮮魚だけではなく、完熟フルーツ・輸血用血液製剤の輸送に期待されているなどと伝えた。またトラック運転手の人手不足問題解決にも期待されている。2025年4月18日、荷物新幹線は事業化され、毎週運行が開始され、新幹線荷物専用車両も登場し、2030年度運行開始予定のE10系は荷物輸送を前提に設計が進まれている。

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(エンディング)
エンディングトーク

高橋らは人を運ぶから物を運ぶへ新幹線の革命が起こりつつあり、新鮮さに勝るものはないため食卓にとってもありがたいことなどと語った。新幹線で物を運ぶ計画は1964年にすでにあり、新幹線開業時に計画された貨物輸送の車両の模型を紹介した。高橋らは新幹線とは時代を映す鏡のようだなどと告げた。

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(番組宣伝)
SLタイムマシン

SLタイムマシンの番組宣伝。

感情の惑星

「感情の惑星」の番組宣伝。

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