- 出演者
- 春日俊彰(オードリー) 若林正恭(オードリー)
今回は「女性の性」がテーマ。アダルトグッズメーカーや美容クリニックなどに固定カメラを設置した。女性の本音をのぞき見する。
オードリーの2人は、女性の性は知らない世界であり、勉強しなければいけない世界でもある、などと話した。
アダルトグッズメーカー(TENGA)に固定カメラを設置。社員数170人のうち半分近くが女性。10年前、女性社員たちが女性に向けた商品を開発し始めた。他業種からの転職組も多い。マーケティング部では、雑誌や研究結果などを参考にしながら、世の中のトレンドに絡めて性の話題を発信する方法についてブレストしていた。得られた結果を自社商品のプロモーションに活用していく。これまで64種類の女性向けアイテムを展開してきた。男性器をイメージするのではなく、女性が「自分なりの心地よさ」を感じられることが狙い。グラフィックデザイン部では、挿入型アイテムの使用感がどうすれば店頭のお客さんに伝わるか、広告デザインについて検討していた。商品は主に成人コーナーやアダルトグッズの専門店に並ぶ。開発室では、従来よりも細い挿入型アイテムを開発していた。性行為で痛みを感じてしまうことがある女性は多い。そうした女性のために挿入の練習ができる初心者向けのアイテム。潤滑ジェルとのセット売りも検討されていた。営業部では、ドラッグストアやバラエティショップと交渉するなど、取引先の拡大や売り場の提案などを行なっている。「性=ふしだら」という社会的認識から、売り込みに苦労することもある。開発中の商品は、女性社員たちが使用試験に参加する。女性社員が膣圧計を使用した感想を話していた。膣圧は下腹部にまたがる骨盤底筋の筋力の目安で、骨盤底筋がゆるむと膣や尿道を締める力が弱まり尿漏れの原因となる。20代~60代の女性の6割以上が尿漏れを経験している。出産に加え、長時間のデスクワークなど運動不足が原因となる。
アダルトグッズメーカーのVTRで紹介されていた「セルフプレジャー」というワードについて春日は、その呼び方の方が前向きでしっくりくる、目からウロコ、100カメ史上で一番刺さった、などと話した。さらにオードリーの2人はアダルトグッズメーカーの女性社員たちの来歴についてトークした。ある女性社員は、アダルトグッズメーカーに入社することを最初は両親に大反対されたが、入社後は逆に会社のファンになったという。スペインから商品のファンになって来日したという社員もいる。
続いて奈良女子大学に固定カメラを設置した。同大学では学生たちのモニター協力も得ながら、生理痛体験システムの開発を行なっていた。腹部に電極をつけ、電気刺激を与えることで生理の痛みを再現する装置。生理痛の痛みの感じ方は人それぞれ。女性に生理痛が起こる期間は約40年で、回数にすると約450回。1回につき3日~7日続く。システムを開発しようとした目的は、男性の理解を促したいと考えたから。
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- 奈良女子大学
続いて新宿の美容クリニックに固定カメラを設置した。40代の女性が訪れ、膣の緩みなどで相手に対して自信がなくなってしまっていることなどを相談した。一般的に40代以降は女性ホルモンが激減し、膣の乾燥や萎縮の原因となる。先生は診察をしながら、体より心のつながりが大切であることについても伝えた。そして、膣の緩みを解消するため、腟内ヒアルロン酸を注入した。膣の粘膜下にヒアルロン酸を注入することで、うるおいや膣圧がアップする。性交渉時の不快感の軽減、尿漏れの改善など、さまざまな効果が期待されるという。手術時間は10分程度でお値段は33万円(保険適用外)だった。ヒアルロン酸は半年~1年かけて体内に吸収されていく。リピーターも多い。診療後は、院長自ら実験台となり、治療法について研究を行なっていた。
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- 新宿(東京)
若林は、いろいろなアプローチがあり、それについて真剣に取り組んでいる方がいることについて勉強させてもらったなどと話した。VTRで紹介されていた生理痛体験システムをオードリーの2人が使ってみた。「弱」(女性の約1割が感じる痛み)でも二人ともかなり痛がっていた。「強」(女性の約8割以上が感じる痛み)にすると二人とも「これは無理だわ」などと声を上げ、春日は立ってられず横になった。体験を終えた二人は「男は全員経験した方がいい」と話した。
100カメの次回予告。