- 出演者
- 奥寺健
オープニング映像。
500人以上の犠牲者を出した能登半島地震からきょうで1年となった。石川県では地震が発生した時間に合わせて追悼式が行われた。去年の元日の能登半島地震では災害関連死も含め504人が死亡し、2人が行方不明となっているほか、その被災地を襲った9月の奥能登豪雨でも16人が死亡した。輪島市の日本航空学園の体育館で行われた追悼式には、遺族をはじめ石破総理大臣や岸田前総理が参列した。式典で石破総理は「復旧復興を可能な限り早く成し遂げることこそが、犠牲となった人々の御霊に報いる道だ」などと述べた。そして、穴水町で父親を亡くした女性が遺族を代表して挨拶した。この後、地震が発生した午後4時10分に合わせ、地震と豪雨の犠牲者に黙祷が捧げられた。
石川テレビのスタジオから伝える。能登半島地震から1年、その被災地を襲った豪雨災害を合わせると合わせて520人が犠牲となり、今も2人が行方不明となっている。こうした中、石川県内では犠牲者を悼むとともに、復興に向けて新たな一歩を踏み出す人の姿が見られた。あの日から1年。地震で隆起した海岸に冬の日本海の荒波が打ち付ける輪島市白米千枚田。ことし最初の朝日が地震と豪雨で傷ついた棚田を優しく包み込んでいる。2025年元旦、希望の夜明け。地震が発生した午後4時10分、各地で犠牲者に黙祷が捧げられた。輪島市にある居酒屋「mebuki−芽吹−」。ここでも店の料理人たちは仕込みの手を止めて、犠牲者に祈りを捧げた。中心メンバーで輪島でミシュラン一つ星のフランス料理店を営んでいた男性も店が全壊する被害を受けた。翌日から市内で同じく被災した料理人たちに声をかけ、炊き出しを始めた。約半年間続いたこの炊き出し。実に10万食が輪島の人々に届けられた。あれから1年。黙祷を捧げた後、男性たちは再び炊き出しを始めた。みんなが笑顔になれる場所との思いで炊き出しメンバーで始めた居酒屋「mebuki−芽吹−」。2025年はそれぞれのメンバーが自らの店の再建に向けたスタートの年になる。地震と豪雨、2つの災害に向き合ってきた男性たちの歩みは止まることはない。
全国の気象情報を伝えた。
実業団日本一を決めるニューイヤー駅伝は旭化成が5年ぶりの優勝を果たした。群馬県庁発着の100キロをたすきでつなぐニューイヤー駅伝。旭化成とHondaのアンカー対決にもつれたレース。残り500メートルで旭化成の井川龍人が驚異的なラストスパート。Hondaを突き放した旭化成が5年ぶり26度目の優勝を果たした。