- 出演者
- 榎並大二郎 堤礼実 今湊敬樹 西内啓 崔真淑
オープニング映像。
「働く皆さんの1日の終わりに明日のプラスαにつながるニュースをコンパクトにまとめて伝える」と挨拶した。
今日の東京外国為替市場は円を買う動きが強まり、円相場は1ドル140円台をつけ、去年9月以来の円高ドル安水準となった。米・ワシントンで現地時間24日の開催で最終調整されている加藤財務大臣とベッセント財務長官の会談で為替が議題となり、米が円安に懸念を示すのではとの見方が広がったことが要因。また、相互関税政策の景気後退への警戒感から円高が加速。現在の円相場は1ドル140円台で推移している。
石破首相が「想定外」と語ったのはトランプ大統領が登場した先週の関税交渉。石破首相は日米の交渉が「世界のモデルになりうる」と強調した。一方で野党側は自動車や農産品の関税について第一次トランプ政権との間で合意した日米貿易協定に今回の関税措置が違反することを交渉の際に指摘したかどうか質問。赤沢経済再生相は「日米貿易協定について私からは言及した。それ以上の詳細について答えは差し控えたい。こちらが一刀両断したところで相手が納得せずということはよくある」と述べた。あすから訪米する加藤財務大臣が総理官邸を訪れた。ベッセント財務長官との協議に向け、基本的な考え方を石破首相に説明したとしている。
中国・鄭州市にある「フォックスコン」鄭州工場。東京ドーム約120個分の敷地で20万人以上の従業員が働いている。ここで生み出されるのが日本シェア6割超「iPhone」。米・アップル社から製造を請け負っており、iPhoneの世界全体の半数以上を製造している。地元メディアによると、この工場は1億人近い人々が暮らす河南省全体の輸出額の6割を占めているといい、iPhoneが地域経済の根幹をなす存在となっている。ところが従業員が口にするのは米・トランプ大統領が乱発する関税への不安。トランプ政権による中国への関税率が計145％に。中国メディアによると、工場では減産や生産停止などの懸念からか従業員の新規採用を一旦停止したという。その後、スマートフォンなど一部の電子製品が相互関税の対象から除外されたことを受け、従業員の採用も再開。しかし迷走する発言に先行きは不透明。新たな関税について「1、2カ月後に導入する予定」とも説明しているトランプ政権。世界経済に混乱をもたらしているトランプ関税の行方が「iPhoneシティー」の命運を握っている。
エコノミスト・崔真淑に話を聞いた。トランプ氏の狙いは海外に移った生産拠点をアメリカに戻すこと。ただ、一部のアナリストの試算では、もしもアメリカに完全に戻したとするならば人件費の高さから90％もコストが上昇するのではないかという見解が出ている。しかし、すぐにはアメリカ国内だけでiPhoneを作るというのは不可能に近いのではないかという試算もある。iPhoneの部品は40超の国々で製造され、最も複雑で専門的な部品は約6カ国から調達されている。これらの多くは中国で製造され、作業に携わる人の数、技術力においても中国にかなり依存しながらiPhoneは成立している。主要部品製造の北米移管には3～5年必要。Appleは米国内での巨額投資表明も株価低迷。
農林水産省がきょう公表した全国のスーパーで販売されたコメの5キロあたりの平均価格は、去年の同じ時期より2倍以上高い4217円で、15週連続で最高値を更新した。前週より3円上昇したが、値上がり幅は縮小傾向になっている。今月8日、韓国産米2トンが日本に輸入された。オンラインショッピングサイトで、10キロ9000円の値がつけられ、販売から10日で完売したという。韓国から日本に、消費者向けのコメが輸入されるのは、1990年の統計開始以来初めて。韓国農協インターナショナルは来月も追加でコメ10トンを日本に輸出する予定だという。先月業者間で取引されたコメ価格は、8ヶ月ぶりに下落していて、店頭価格の高騰が落ち着くきざしも見えている。
コメ価格の高騰の原因について、西内は、去年の天候不順による不作が背景にあるほか、投機的行動やSNSで不安が広がり買い占めが起こったことなどが複合的に関係しているなどと話した。韓国産コメについて、西内は、1キロあたり341円の関税がかかっているが、今回輸入された韓国米は10キロあたり送料込みで約9000円となっていて、国産米と同等か少し割安な価格になっている、韓国では、朝鮮戦争後の食糧難があり、政府がコメの増産に力を入れ、完全自給を達成した、コメの消費量は減少していて、安価なコメが流通しているなどと話した。西内は、ウクライナ情勢もあり、穀物の安定供給は世界的に不安視されている、コメの安定供給が自国内で可能になるかどうかは、経済面だけでなく、安全保障面からも重要になる、今回の韓国産米の輸入は、日本の米作りを考えるいいきっかけになるなどと話した。
北海道東川町は、人口約8600人のうち約半数が移住者。ふるさと納税を独自の視点で拡大させた「ひがしかわ株主制度」では、ふるさと納税者を株主として扱い、特別町民に認定する。返礼品だけでなく、公営施設に無料で宿泊できる権利など、街をより身近に感じられる。株主制度での体験宿泊をきっかけに移住を決めたという人もいる。ことし2月、エクスコムグローバルの西村誠司社長が東川町の地方創生アドバイザーに就任した。西村社長は、東川町のいいところがより輝きを増すように、汗をかいて発信する、これが日本全国の地方のモデルケースになるなどとした。東川町は、北海道屈指の米どころ。これをPRする町単体の取り組みに、実績豊富な企業トップの知見や発信力が加わることで、より効果的な取り組みができると期待している。
自民党・小野寺政調会長はトランプ関税を巡り先手で対応すると言及。外交的な働きかけ強化や国内の経済対策として、影響を受ける企業への資金繰りや物価高対策の支援を進めるなど提言している。
中国はアメリカに125％の報復関税を課しているが、中国ではボーイング機の受け取り一時停止を進められ、厦門航空が1機をシアトルにあるボーイングの拠点に返却し、きょうも1機がアメリカに戻されている。
ドジャースの大谷翔平は第1子となる娘の出産を発表。2011年からはじまり最長で3日出産に立ち会える父親リスト入りしていたがレンジャーズ戦で復帰している。この日は3打席無安打だったが、第4打席に四球を選びフリーマンの犠牲フライで1-0と勝利している。次戦はカブスが相手で今永昇太が先発予定となっている。日本プロ野球選手会も父親リストについて、NPBに要望することを検討している。
JMイーグルLA選手権が行われた。岩井明愛は16Hのイーグルを狙うロングパットが外れたがバーディーを奪う。しかし、18Hでボギーとなり1打差での2位となった。
メンヘングラッドバッハの板倉滉はドルトムント戦に出場。中央から突破してゴールを奪ったが、チームは3-2で敗れた。
セルティックの前田大然はセント ジョンストン戦で2ゴールを奪い、5-0と大勝。前田は今季33得点で自己ベストを更新している。
ソシエダの久保建英はヴィジャレアル戦に出場。チャンスメイクは相手の守備に阻まれた2-2の引き分けだったが「最も危険な選手」と評されるなど存在感を示した。
スーパーフォーミュラの試合が行われた。牧野任祐と太田格之進の二枚看板となるTEAM DANDELION RACINGだが、もてぎサーキットでの第3戦は牧野が1位、太田が2位のワンツーフィニッシュという結果となった。ワンツーフィニッシュはTEAM DANDELIONとして2012年以来の快挙となる。
日曜日の第4戦。予選でぶっちぎりの速さを見せた山下健太が3度目のPP獲得。決勝でスタート直後にクラッシュする大波乱の展開。山下はタイヤが正しく装着しておらずタイヤが脱落した。レースを制したのはDANDELION RACINGの2人。開幕から4連勝。スーパーフォーミュラ16年ぶりの快挙。
JOCが選ぶTEAM JAPANシンボルアスリートに坂本花織、北口榛花らが選出された。北口榛花は来月3日に今季初戦を予定。16歳にしてアンダー20の世界記録を持つ中国人選手らと激突する。
今夜行われたSVリーグで今季限りの引退を表明していたヴィクトリーナ姫路の井上愛里沙選手がラストマッチを迎えた。引退後は若手世代に還元していきたいということ。