- 出演者
- 長内厚 堤礼実 堀池亮介 吉岡恵麻
オープニング映像。
オープニングの挨拶。
アメリカの半導体大手エヌビディアは22日、生成AI「チャットGPT」を開発したオープンAIと戦略的提携に向けた覚書を交わし最大1000億ドル、日本円にしておよそ15兆円を投資すると発表した。両社は10ギガワット規模の大規模なデータセンターを建設するとしていてその第1弾として2026年後半に1ギガワット規模のデータセンターを構築する計画。この提携でエヌビディアは半導体の大口供給先を確保できる一方オープンAIは開発資金と先端半導体を手に入れることになる。
早稲田大学ビジネススクールの長内厚教授は巨額投資の背景について「オープンAIは生成AIモデルのトップ企業。一方のエヌビディアもAI計算向けのGPUといわれる半導体で独走している。互いの分野に、将来的には新規参入企業も含めて多くの競合企業が現れることが予測されている。そこで、今のうちにエヌビディアとしては優良顧客であるオープンAIを囲い込んでおきたいそんな思惑があるのではないだろうか。さらに非上場で財務基盤の弱いオープンAIを資金面で支えて積極的な設備投資を促すという狙いがあるのかもしれない」と指摘した。
また、現在のAIブームはバブルという指摘があり、エヌビディアとしてはGPUを大量消費してくるオープンAIの開発を促してAIの成長を鈍らせないようにしたいそういうこともあるのかもしれない。かつてインテルとマイクロソフトがPCのプラットフォームのリーダーとなったように生成AIモデルのオープンAIとGPUで独走するエヌビディアが協調することでAIのプラットフォーム全体の背景を握るそんな戦略を描いてるのかもしれない。一方でエヌビディアにとっては不確実性のある分野で15兆円もの巨額投資を将来本当に回収できるのかそういうリスクが考えられる。またエヌビディアもオープンAIもともに巨大企業であるため独禁法上の問題が指摘される可能性、これは否定できないかもしれない。さらにエヌビディアとオープンAIがそれぞれ相手企業の技術にロックインする可能性があるから互いに相手に配慮することで新技術への対応に遅れるきっかけを作る可能性もあるかもしれない。いずれにしてもエヌビディアによる今回の巨額投資について「単なる半導体開発企業の枠を超えてAI産業のシステムの中で主導的な役割を担っていくという意思の表れだ」と指摘した。
教育の現場にAIを導入したところ仕事が楽になったと答えた先生は3人に1人ほどにとどまっている。民間企業が調査した結果によると教育現場での生成AIの導入について学校の先生の6割以上が前向きと回答している。ただ、すでに導入されている学校で仕事が楽になったと感じている人は3割未満にとどまっており、負担が減った実感にはなかなか結び付かない。背景にはAIが出した内容の確認作業に加え生徒の提出物がAIを使って作られたかどうかの判別作業など新たな管理業務の発生があるようだ。
教育現場だけでなくビジネスシーンでも浸透しつつある生成AIに人々はどう向き合っているか。AIによって仕事はどう変わったのか働く皆さんに街で聞いてみた。人材サービス業の女性は「取引先とかにメールを書くときとか分からないことを調べるときにTeamsとかに入っているAIに質問して回答を得ている」と答えた。また会社の中でも一応ルールがあって、こういう時は会社が認めているAIを使うというルールができているので、それ以外のは使っていないので、そういう意味でいうと問題ないのかなと思っていると話していた。エネルギー関係に勤める女性は「私の場合はメールを英語で書くことが結構あるが、自分でとりあえず書いた後にAIに文法が合っているって聞いて、一応確認して大丈夫そうであればそのまま送るないし、その修正案をそのままコピー&ペーストで送ったりはする。楽になったというよりは恥をかかなくなったなという感じ」と答えた。AIにチェックしてもらうと、この細かいところが文法的に間違っていたりというのがあるので、そういうのを瞬時に修正してくれるのはすごく助かっているという。広告代理店の女性は「私がよく使っているのはパワーポイントの資料を作るときのキャプション、言葉みたいなやつをAIにかけて日本語添削してもらったりとか、もうちょっとわかりやすく要約してみたので使っている。最初から自分でやったりしたら多分1時間くらいかかってしまうのも15分くらいでできるのと、占いとかそういうのはたまに休憩時間とかでAIに占いしてもらってとかでちょっと会話の広がったりとかはしている。恋愛相談とかもAIに言っているの聞くので、めちゃめちゃしている」と話していた。
自民党の総裁選挙2日目のきょう、共同記者会見や討論会が行われ自民党の現状を反映したテーマも取り上げられた。5人の候補がそろって臨んだ午前の記者会見では物価高対策などに加え少数与党として野党との連携の在り方が議論となった。フジテレビに出演した国民民主党の玉木代表は「政策ごとの判断がベースになる」と言及。一方午後の自民党の討論会では青年局から若者や子育て世代への支援について質問がとんだ。明日は候補者同士の討論や初の街頭演説が予定されている。
各国の首脳らが出席する国連総会の一般討論演説がニューヨークの国連本部で先ほど始まり、アメリカのトランプ大統領が演説を行っている。トランプ大統領は各国首脳らの前で「今、アメリカは黄金期だ。株式市場は過去最高でこの部屋の皆がその恩恵を受けている」などと自画自賛し「私は7つの戦争を終えたが国連は何もやらなかった。国連はじゅうぶんな力を発揮していない」などと国連などへの批判を展開した。各国が自国の外交政策などを表明する一般討論演説では24日以降、ウクライナのゼレンスキー大統領の他イスラエルのネタニヤフ首相などが演説する他パレスチナのアッバス議長もビデオ演説する予定だ。
ジャングリア沖縄のバカンスの楽しみを広げるスタッフのホスピタリティーに迫った。7月中旬、開業間近のジャングリア沖縄でナビゲーターの実地研修が行われていた。ジャングリア沖縄のテーマは「パワーバカンス!!」。USJや西武遊園地の再建を手がけてきたマーケティングチーム「刀」の森岡毅氏が構想から10年以上かけオープンさせた。ジャングリア沖縄を運営するベンチャー企業「ジャパンエンターテイメント」の代表を務めるのは加藤健史氏。接客に関わるスタッフ全員が受ける研修「ジャングリアブートキャンプ」はこれまで開発・進化させたテーマパークの接客術をアップデートさせたもの。研修で大切にしているのは対話。“Next”な発想(1)「大衆ではなく一人一人に向けた接客」、(2)「卓越したホスピタリティーを目指す接客術」。ジャングリア沖縄は地方創生のモデルになるだけではない。加藤代表取締役は「将来的には日本中の各地方の観光活性化の一助になる。それを通して日本の観光産業の発展に寄与したい」などと述べた。
アメリカ・ニューヨークの国連本部で開かれたパレスチナ問題の解決に向けた国際会議で岩屋外相は「我が国は一貫して『2国家解決』を支持している」、国家承認について「情勢の変化を注視し総合的な検討を進めていく」などと演説した。
韓国の旧統一教会と前政権の癒着疑惑で教団トップの韓鶴子総裁がきょう未明逮捕され、ソウル近郊の拘置所に収監された。韓国の特別検察は先週、韓総裁が教団元幹部を通じ尹前大統領の妻や側近議員へ金品を贈り支援を求めた疑いなどで逮捕状を請求していた。旧統一教会は「裁判所の判断を謙虚に受け止める」とコメントしている。
アメリカのトランプ政権はTikTokのアメリカ事業はオラクルなどの企業連合が運営すると発表した。アルゴリズムの管理も中国からアメリカに移すとしている。ホワイトハウスのレビット報道官は4年間で最大1780億ドルの経済活動を予測されるとしている。
プロ野球。注目はパ・リーグの優勝争いとセ・リーグの2位争い。首位ソフトバンクは重苦しい展開が続き、9残塁で4連覇。オリックス1-0ソフトバンク。
レギュラーシーズンホーム最終戦に臨んだ日本ハム。新庄監督が自らボールを手渡した宮西が900試合目のマウンドに上った。自身も悔しいと振り返る結果となったが、プロ野球史上4人目となる通算900試合登板を達成。楽天7-0日本ハム。新庄監督は「優勝してのクライマックスが良い」などと述べた。
今シーズン初先発のロッテ・唐川は序盤から抜群のコントロール。7回無失点で今シーズン初勝利を飾った。ロッテ1-0西武。
阪神・大山が12号ホームランを放った。きょう2度目のフォアボールを選び3出塁。セ・リーグ出塁率で前を行く広島・小園を猛追する。DeNA2-2阪神。
巨人は期待の高卒大型ルーキー、石塚が代打で登場。プロ初ヒットを放った。広島も高卒大型ルーキー、菊地ハルンがプロ初登板。初の三振を奪った。広島5-0巨人。
巨人・石塚がプロ初ヒットを放ったのとほぼ同時刻、神宮球場では中日・森駿太が打席に立ち、プロ初ヒット。球団としては5年ぶりとなる高卒ルーキーの初出場初ヒットをマークした。中日3-0ヤクルト。
プロ野球順位表を紹介。パ・リーグは2位日本ハムが負けたためソフトバンクの優勝マジックが5となっている。