- 出演者
- 勝村政信 冨田有紀 フィリップ・トルシエ フローラン・ダバディ
サッカー日本代表男子で歴代最多得点をマークし、メキシコ五輪での銅メダル獲得に貢献した釜本邦茂氏が81歳で逝去した。
- キーワード
- メキシコシティーオリンピック釜本邦茂
今回、元日本代表を率いたフィリップ・トルシエ氏、通訳のフローラン・ダバディ氏が登場。トルシエ氏は日本サッカーに提言する他、母国フランスのサッカーの強さなどを語る。
オープニング映像。
4年に渡って日本代表を指揮したトルシエ氏、ダバディ氏は1日中語り合えるほどサッカー好き。トルシエ氏にとって、サッカーとはフィールドですべてを出し切る競技だが、かつての日本サッカーは運動という印象を抱いていた。そのため、プレーの生産性を高める必要があったという。今、日本サッカーは海外で認められ、選手たちは海外のハイレベルな試合に出場。ジャーナリストでもあるダバディ氏も長年、日本サッカーの強さを見つめてきた。
トルシエ氏、ダバディ氏の母国フランスはFIFAランク3位で、カタールW杯準優勝、UEFAネーションズリーグで3位となった。現在の代表メンバーに注目すると、アフリカ諸国にルーツを持つ選手が多い。また、トルシエ氏はアフリカ諸国でクラブを指揮してきた。アフリカの選手一人ひとりのスペックは高いものの、組織管理に問題があるという。また、日本はより正しい規律、組織化されているが、逆に読まれやすいという。1998年、エメ・ジャケ氏が率いたフランス代表はW杯を制した。2004年、監督に就任したドメネク氏は新たなチームと組織づくりを進めた。選手との関係性重視ではなく、規律重視を目指したが結果は伴わなかった。2012年に就任し、異例の長期政権を築いたのがディディエ・デシャン氏。
監督に就任したデシャン氏は人間関係、規律を重視し、フランス代表でキャプテンを務めたこともあり、選手たちから絶大な信頼を集めている。さらにトルシエ氏は「危機的状況から立て直せるのも強み」と話す。
日本代表がフランスを破るにはどうすべきか、トルシエ氏は相手の守備ブロックを陽動することで空いたスペースから攻撃の選手が打開する戦術プランを提示した。カタールW杯で強豪のドイツ、スペインを破った日本であれば、勝利する見込みは十分あるという。
「FOOT×BRAIN+」の次回予告。