- 出演者
- 勝村政信 冨田有紀 前田弘 戸田和幸
前田弘氏をゲストとして招き、サッカー少年・少女がするべきことを語ってもらう。
オープニング映像。
チームの裏方には選手の怪我を治療するドクター、肉体強化などをサポートするフィジカルコーチ、W杯に4大会帯同した前田弘氏のようなアスレティックトレーナーなどがいる。前田氏は選手生命に関わる以上、時に厳しい指摘もする。イビチャ・オシム氏は「敗戦にナイスゲームはない」と勝利を重視する一方、チームの中心選手が負傷しても、ドクターやトレーナーに復帰を急がせるようなことはさせず、前田氏は心の広さを感じたという。同氏は9歳~12歳をゴールデンエイジと呼んでいて、脳からの指令を筋肉に伝達する神経系の発達がピークを迎える。
ゴールデンエイジに細かいステップの練習をさせると、神経系を多く刺激する。脳から筋肉への伝達速度が速いからこそ、リオネル・メッシのような瞬発力、判断力が可能となる。一方、前田氏は過度のトレーニングに警鐘を鳴らし、蹴りすぎによる膝痛、正しくないフォームで腰痛を引き起こしかねないという。ヨーロッパではジュニア年代の練習時間は2時間未満で、週に3日程度。さらに前田氏は「もも裏、前が硬い人は腰痛を起こしやすい。臀部を緩めることで腰痛はなくなる」と話す。
子どもはキャッチボールで落下地点といった空間認識能力、ジャングルジムでバランス感覚、鬼ごっこならステップワークを磨けるという。勝村政信は子どもたちとサッカーで交流するなか、前転ができない子が多いと感じるという。日本代表の久保建英、三笘薫らは小学生時代、水泳教室に通っていた。柔軟性、平衡感覚、持久力など基礎的な能力向上が期待できる。今、前田氏は次世代のアスレティックトレーナーの育成に取り組んでいて、これまでに100人が巣立っていった。約1割はJリーグ、WEリーグでトレーナーとして働いているという。鎰谷佳恵さんは女子フットサル代表のアスレティックトレーナーを務める。
「FOOT×BRAIN+」の次回予告。
J1リーグ第25節の日程を伝えた。
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