- 出演者
- 藤森祥平 喜入友浩 小川彩佳 真山仁
オープニング映像。
アメリカ大統領選の投票が今から3時間ほど前に始まった。激戦州の1つミシガン州にある投票所には、投票に訪れている方が映っている。ハリス氏、トランプ氏どちらが米国の大統領になるのだろうかそれぞれの最後の訴え、そして最新の情勢を伝える。決戦の日を迎えたアメリカ。日本時間の今夜、各地で投票が始まった。午前7時を過ぎ、激戦州・ペンシルベニア州の投票所に1人目の投票者が訪れた。取材に応じてくれた人はハリス氏と答えた人が多いものの、歴史的な大接戦となっている今回の大統領選。全米での両候補の支持率は共和党のトランプ氏が48.6%。民主党のハリス氏が48.7%と横一線の状況。ハリス氏はペンシルベニア州内の5か所の会場を回り最後の訴えを行った。各集会にはレディー・ガガさんやリッキー・マーティンさんら著名人が続々と登壇。ハリス氏への投票を呼びかけた。著名人らの登場で明るいムードを演出し最後の支持につなげたい考えのハリス陣営。選挙戦最後の最後で勢いを取り戻したとの分析も伝えられる中、一方のトランプ氏は。同じくペンシルベニア州のピッツバーグで行った演説でハリス氏の集会を“セレブ動員”だと批判。さらに激戦州に数えられるミシガン州に場所を移して行った最後の訴えでは、ハリス氏への攻撃を繰り返した。エスカレートし続けたトランプ氏の誹謗中傷。民主党・ハリス副大統領、ケイティペリーさん、レディーガガさん、共和党・トランプ前大統領のコメント。選挙戦を通じ深まったアメリカの分断は家庭内にも及んでいるというあるCMが議論を呼んでいる。制作したのはハリス氏を支援する団体。投票所を舞台にしたCMで、ハリス氏支持を表明しているジュリア・ロバーツさんがナレーションを務めている。トランプ氏支持の夫から促され投票ブースに向かった妻。妻もトランプ氏に投票すると思っている夫に反しハリス氏に投票した女性たち。CMには保守的な地域に住む女性など“隠れハリス”支持者を掘り起こす狙いがあるとみられるが、これにトランプ氏は不快感をあらわにした。支持率が拮抗する中、世論調査に表れない“隠れハリス”。“隠れトランプ”の票がどう結果を左右するのだろうか。
作家・真山仁をスタジオに迎え、ワシントン支局長・樫元照幸はワシントンから参加。樫元は「一つだけ確実なのは、どちらが勝つか誰にも分からないというところ。『ニューヨークタイムズ』は終盤にかけて写真判定の勝負に流れ込んでいるというふうに形容している。分からないのは、今、隠れハリス、隠れトランプという話があったけれども隠れハリス嫌い、隠れトランプ嫌いというのがそれなりにいるということ」と話す。
アメリカ・ペンシルベニア州から樫元記者が現在の状況を伝えた。ペンシルベニア州の直前の世論調査ではトランプ氏が0.4ポイントのリードとほぼ横一線。投票の際に重視した問題は移民問題や人工妊娠中絶。2020年の選挙戦では郵便投票の開票に時間がかかり、結果が判明したのは投票の4日後だった。
差別発言を繰り返すトランプ前大統領が人気な理由について樫元は「暴言については良い顔をしない人が結構いるが、経済や不法移民問題を考えるとトランプ氏を選ぶ人が多い。」などとコメント。藤森は「ニューヨークやマンハッタンは基本的に民主党の牙城。ただコロナ禍や物価高で不法移民が流れてきて、暮らすためのホテルを税金であてがう状態になり怒っている人達がいた。」などとコメント。樫元は「11月にはサンクスギビングという祝日がアメリカであり家族で七面鳥を食べる文化があるが、政治の話が出ると不必要な口論になるという方が結構いる。今回の選挙でどちらが勝つにせよ負けを受け入れるのか、勝ったほうが手を差し伸べ融和への動きが見られるのかが今後に影響する。」などと指摘した。真山は「アメリカは距離が離れていることにより民主主義の良い部分と悪い部分が良く見える。」などとコメントした。
日本の政治の中心となっている年収103万円の壁の引き上げの議論。自民党と国民民主党は今週金曜日にも協議を始める。ただ、壁が引き上げられたとしても手取りが20万円以上減ってしまうという試算も出ている。国会を歩く国民民主党の玉木代表。衆院選後、初めて立憲民主党との党首会談に臨んだ。国民民主党が選挙で訴えた年収103万円の壁の引き上げが議題に。野田代表は、協力の姿勢をアピールした。また自民党と国民民主党の幹部の会談でも実務者間で協議を行っていくことを確認した。焦点となっている103万円の壁。年収103万円を超えると所得税がかかるとして、働き控えにつながっている実態がある。一方、103万円の壁の引き上げだけでは働き控えは解消しないとの声も。103万円の壁が引き上げられたとしても次にぶち当たるのが106万円、130万円の壁。社会保険料を負担する必要が出てくる。特に指摘されているのが130万円の壁。例えば、従業員が50人以下の企業で年収128万円まで働いた場合手取りは約123万円になるが、年収132万円まで働いた場合社会保険への加入で手取りは約109万円に減ってしまう。更に、社会保険に加入できず、国民健康保険に加入する人は手取りはおよそ100万円まで減るケースもあり壁を越える前と比べると、20万円以上手取りが減る可能性が出るという試算もある。
雇い主側からも、103万円の壁の引き上げだけでは抜本的な解決にはならないとの声が出ている。ただ、玉木代表は社会保険の壁の見直しには消極的。政府は去年、暫定的な対策として残業などで一時的に年収が130万円を超えても、雇い主側の証明があれば扶養から外れないようにするなどしている。しかし、この対策では不十分だとの声も。立憲民主党は今年2月に独自の法案を提出していて130万円を超えて働いた人に給付で対応するとしている。
作家・真山仁は「国民は少しでも自分の生活が楽になりたいっていうずっとそれを我慢させられてきているのは事実。必ずどこかで線引きする前後の人は損得が出てくる。実現可能性はどうなのとか1つ壁を越えたらもっと大変なことがあるんだったら結果的に巡り巡ってきて何もしない方がいいんじゃないかっていう答えに最終的にたどり着くんだったらこんなに急いでやることじゃない。議論はするべきだが数字だけの議論だと1ヶ月後には消えている気がする。」などとスタジオコメント。
SDGs企画。左腕が不自由な方が、3Dプリンターで自作したものなのだが、本来は両手でこうして使うことがある携帯ゲーム機。「できない」を「できる」にコンテストも行われるなど活用が進んでいる、3Dプリント自助具の可能性に迫る。軽快に走るバイク。よく見ると、ハンドルを握っているのは左手ではなく、大きな洗濯ばさみ。左腕が不自由な、seki−1さん。市販品の洗濯ばさみを左手に固定するグレーの板を3Dプリンターで自作。更に免許状必要な改造をしたバイクを右手一本で運転している。seki−1さんは5年前、バイク事故で左腕を切断。搬送先の病院の医師が手術でつなぎ合わせたが、感覚は戻らず動かすこともできない。事故後に3Dプリンターを購入したseki−1さん。独学で設計のやり方を覚え、できなかったことをできるようにする自助具を自作している。
ゲームと同じぐらい好きなのがバイク。ツーリング先での不便さも3Dプリンターで解決した。都内で行われたのは、3Dプリンターで作られた自助具のコンテスト。審査員は作業療法士や無印良品のデザイナーなどが務めている。実はseki−1さん、自作のペットボトルオープナーをこのコンテストに応募。最終審査の12作品に残っていた。最優秀賞は逃したが、seki−1さんの作品は審査員特別賞を受賞した。コンテストの主催者は、応募作品などさまざまな自助具のデータを独自のプラットフォームで公開。必要な人が出力できるように、全国の3Dプリンターを所持している協力者などを増やす取り組みを進めている。コンテストで特別賞を受賞したseki−1さん。3Dプリンターで作りたいものとして「どうにかして左腕を動かせるものが作れれば一番いい」などと話している。
ソフトバンク・和田毅が今シーズンをもって引退することを表明。和田は2002年に早稲田大学からダイエーにドラフト1位で入団。その後MLBに挑戦しソフトバンクへ復帰。再び最多勝を獲得するなど日米通算165勝。今年1月には若手と混じってトレーニング。球界を盛り上げた松坂世代のプロ野球選手が全員引退となった。
世界野球プレミア12・侍ジャパンの初戦まで後8日。日本ハム・五十幡亮汰は50m5秒台のスピードで今季自己最多18盗塁。プロ4年目で初めて侍ジャパンに選出された。
中学校ではシニアの野球チームと陸上部でも足の速さを発揮していた日本ハム・五十幡。中学3年生の時、全国大会で対決したサニブラウンに勝利した。このスピードは今、侍ジャパンの大きな武器。きょうの宮崎・清武町での練習試合では、五十幡は代走で登場。井端監督の起用に応え盗塁を成功させた。侍ジャパンの初戦は来週の水曜日。
7日(木)に開幕する三井住友VISA太平洋マスターズ。開幕に先駆けきょうは地元の小学生111人を招待し、プロゴルファーがショットを披露した。
石井亮次が食パンの袋止めの再利用法を紹介。スマホのコードを束ねてとめるとスッキリする。ちなみにこの袋止めの名前は「バッククロージャー」。11月3日(日)~11月9日(土)は「地球を笑顔にするWEEK 2024秋」。
全国の気象情報を伝えた。
米大統領選は「NEWS DIG」で生配信の予定。
「毒恋~毒もすぎれば恋となる~」の番組宣伝。