- 出演者
- 檜山靖洋 首藤奈知子 三條雅幸 伊藤海彦 神子田章博 副島萌生 近藤奈央
オープニング映像と首藤アナらによるあいさつ。
アメリカと中国による首脳会談が始まった。対面での会談は1年ぶりである。アメリカと中国は台湾や南シナ海をめぐる情勢などで対立している。会談では軍のホットライン再開など意思疎通を円滑にはかれる環境を築けるかなどが焦点である。
バイデン大統領は会談の冒頭で「アメリカであなたを迎えることは光栄であり喜びだ」と述べた。会談を和やかに行いたいとの意向がうかがえた。そして両国の競争を適切に管理する必要性を強調し、お互いの誤解をなくして対立がこれ以上エスカレートするのは避けたいという強い思いが感じられたという。アメリカ側が今回最重要視しているのが軍同士のホットラインの再構築で、バイデン大統領は不測の事態が衝突に発展しないようあらゆるレベルでの対話の重要性を強調しているとみられる。また会談では中東やウクライナ情勢に加え、気候変動対策なども議論しているとみられ、バイデン大統領としては両国の関係がさらに悪化しないよう、習氏と率直に意見を交わしたいとしている。
習主席は冒頭で「両国関係の将来は明るいと固く信じている」などと述べた。これは中国側がアメリカとの関係を安定させたいという強い希望を持っていることの証明とみられている。念頭にあるのは中国経済の改善で、中国では不動産市場の低迷を背景に景気回復のペースが鈍化していて、アメリカによる制裁関税や先端半導体技術の輸出規制などが中国経済の足枷になっている。こうしたアメリカ側の対応には、中国に進出しているアメリカ企業の一部から懸念の声も出ているという。中国としては圧力の強化はアメリカにとっても利益にならないと訴えるとみられる。これにアメリカがどう応じるか見極めた上で、アメリカが強く求める軍同士の対話の再開について最終的な対応を決めるとみられている。中国の姿勢はアメリカ側に譲歩の余地があるうちに、協力できる分野は協力して利益を得ると言えるとのこと。
日本は岸田首相がアメリカに到着し、日本時間の明日にも習近平国家主席と会談を行う方向で調整している。日本産水産物の輸入停止措置など両国間の懸案で進展が得られるかが焦点。また岸田首相はAPEC首脳会議に出席し、脱炭素社会への転換や公正で透明性のある貿易投資の重要性などを訴えるほか、ロシアのウクライナ侵攻が世界経済に与えている影響を指摘し、状況改善への協調を各国に呼びかける見通し。
渋谷からの中継で気象情報を伝えた。
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前線や低気圧の影響で、下にかけて西日本から北日本では大気の状態が不安定になり、局地的に非常に激しい雨が降るおそれがある。気象庁は土砂災害や低い土地の浸水などに十分注意するよう呼びかけている。
東京・渋谷区から聴覚障害を持つ人たちによるカフェを紹介。デジタル技術で希望を文字に直してオーダーを確認する事が可能となっている。2025年に東京では聴覚障害者のスポーツ大会・デフリンピックが行われるが、これに合わせてカフェをオープンさせたものとなっている。今後は手話と音声をテキスト化する技術も実用化予定となっている。
新型コロナで減った航空需要が戻るなか、航空機の地上での誘導やチェックインカウンターでの受け付けを担うスイスポートジャパンの労働組合は、需要回復に人材確保が追いついておらず、長時間労働が改善されないとして、会社に対し来月から一切の時間外労働を行わないと通告した。
先月日本を訪れた外国人旅行者は251万人余りとなった。新型コロナの感染拡大前の2019年の同月を初めて上回った。
観光客の急激な増加に宿泊施設は対応が迫られている。取材した箱根の旅館では客室係の人数が確保できない日は部屋の予約を制限しているという。女将は「ブレーキをかけ営業しており、大変心苦しい状況」と語った。海外からのインターン受け入れなど人材確保や育成に努め、いずれは満室まで受け入れる体制にしたいとしている。
日中貿易相が会談。西村経済産業相は日本産水産物の輸入規制の即時撤廃、ビジネス関係者の安全確保などを求めた。中国の反応は明らかにされていないが、事務レベルで輸出管理やビジネス環境の円滑化を議論する場を設けることで合意したという。
日米の外務、経済閣僚が経済分野の議論を行う経済版「2プラス2」の2回目となる会合が開かれた。会合後の共同声明では、食料や農産物の輸出入に対する規制は、科学的根拠に基づいて行われるべきだとして、東京電力福島第一原発にたまる処理水の海への放出を受けた日本産水産物に対する輸入規制は、直ちに撤廃されるべきだとしている。会合後の食事会でアメリカのレモンド商務長官は北海道産のホタテを口にした。アメリカ軍に日本産のホタテを長期購入してもらう契約を結び、西村経産相が感謝を述べたという。
渋谷からの中継とスタジオから気象情報を伝えた。
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日本代表について元日本代表監督ジーコにインタビュー。W杯アジア2次予選については「簡単な試合はないが、日本は他のアジアのチームより優れており、W杯出場権を勝ち取れると思う」。前回のカタール大会について「実力は本物です。日本の進化を示していると思います」と評価。なぜ日本が進化できたのかについては「日本の主力は全員ヨーロッパでプレーしている。選手たちは経験値が上がり、世界の強豪と試合をすることに慣れてきている」と分析。日本に足りないものについては、ベスト8進出を賭けたクロアチア戦を引き合いに出し「日本はPKの準備を全くしていなかったように見えた。クロアチアはPKに入ってもそれまでと同じ集中力を保っていた」と指摘。ベスト8以上へ進出できるのかについては「進出するには、これが最後の試合だと思ってやらなくてはなりません。この覚悟が勝つか負けるかにつながる」と語った。