- 出演者
- 南利幸 清水敬亮 井上二郎 赤木野々花
オープニング映像が流れた。
メダルを獲得した選手達の紹介映像の後にオープニングトーク。井上二郎さんら出演者が挨拶した。赤木野々花さんが「きょうは初めてのメダルという快挙が続きました。」と発言し、井上さんも「日本のメダルは43個、この内金メダルは18個で、いずれも海外で開かれたオリンピックとしては過去最多を更新しました」とコメントした。
陸上女子やり投げ・北口榛花選手。女子のフィールド種目では初めてとなる金メダル獲得の快挙だ。去年の世界選手権で優勝し、金メダルを目指す北口。地元の旭川で、北口選手の中学時代の担任は「中学のときから変わらない、すばらしい笑顔が見れたらいい」などと語った。 1投目は、65メートル80センチの今シーズンの自己ベストを更新するビッグスロー。トップで上位8人による4回目以降の投擲に進む。その後、他の選手たちが北口の記録を上回ることはできなかった。最後の6投目を前に金メダルを決めた北口。向かったのは金メダリストだけが鳴らせる鐘だった。
高さ10メートルの台から6回演技を行い、その合計得点で競う高飛び込み。東京大会に14歳で初めて出場して7位に入賞した玉井は、メダル獲得を目指し決勝に臨んだ。水しぶきの少ない正確な入水。安定した演技で4回目を終えて2位につく。しかし、5回目は入水が乱れて大きな水しぶきが上がった。3位に後退して4位の選手とも僅差となる。メダルをかけた最後の6回目は、ほぼ完璧な演技で決勝に出場した選手の中で最高得点となる99.00を叩き出した。玉井は銀メダルで、日本の飛び込み界に初のメダルをもたらした。
近代五種は、馬術・フェンシング・水泳に加えレーザーラン(ランニングと射撃の組み合わせ)の総合得点で競う。決勝に進んだ佐藤大宗は、最初の馬術で障害をひとつも落とさない安定した騎乗を見せるとフェンシングでも得点を重ね、メダルを狙える位置につく。得点の高い順にスタートする最後のレーザーラン。正確な射撃と安定した走りで4位から2位に浮上した。そのままフィニッシュして銀メダルを獲得した。近代五種で日本選手がメダルを獲得するのは初めてだ。
- キーワード
- 佐藤大宗
近代五種についてスタジオトーク。近代五種は、 ヴェルサイユ宮殿の空間で全ての種目をやるという。幅広い体力と技術がいる競技だ。佐藤選手は、引退を決意したこともあったが、父親から言われた「やるなら死ぬ気でやれ」などという言葉を支えにしてきたそうだ。玉井陸斗選手は、メンタルの強さやケガからの逆行を乗り越えてのメダル獲得となった。
Shigekixこと半井重幸がブレイキン男子の3位決定戦に出場し、Victorと対戦した。持ち味のフィジカルを生かしたパワームーブから、音楽と合わせたフリーズをきめた。対するアメリカ代表のVictorは独創的な動きを組み込んでいた。Shigekixは高い技術のダンスで対抗。しかし、メダルの獲得にはならなかった。
- キーワード
- ビクター・モンタルボ半井重幸
新競技のブレイキンは音楽に合わせて1対1で交互にダンスを披露し、技術や音楽性、表現力などを競う競技。アメリカが発祥で、ギャング同士の抗争を平和的に解決する手段としてダンスで競い合ったのが起源とされている。この競技で初の金メダリストとなったAMIこと湯浅亜実選手へのインタビュー。今現在の心境を尋ねられ、「1日経ってやっと実感が湧いてきた」と答えた。オリンピックの舞台に立ったときの気持ちはと問われ、「初日は緊張したが、ステージに登ると応援が目に入り、大丈夫だ!と思って楽しく踊れた」などと語った。
決勝戦では去年の世界選手権制したリトアニアの選手と対戦したが、どんなことを考えながら技をきめていったかとの質問に「もともとトップ4の時に決勝でやる予定のものを、直前に入れ替えて挑んだ。NICKA選手はうまい選手とわかっていたので、相手がどうとか考えること無く、自分のすべてを出し切って、勝っても負けても、やり切ったから満足って思える踊りをしようと。あとはそのステージを全力で楽しもうという気持ちでステージに立った」と話した。また、事前にどんな曲が流れて来るかわからずに即興で踊るが、どんな勝負だったかと聞かれ、「普段から色々な曲で練習をしていて、DJの人たちも踊りやすい曲をかけてくれるので、ステージに立った時に踊れないことは無い。得意な曲や苦手な曲がかかることはあるが、どんな曲でも踊れるように心がけている」などと答えた。即興で自分を表現することの魅力について聞かれると「ブレイキンは生モノで、その場の雰囲気やライブの音楽、その時その瞬間にしか生まれないドラマがあるところ」と述べた。
1対1での対戦だが、相手によって踊り方を変えるかとの質問に対し「変わってくる。自分がどのように踊りたいかを一番に考えるが、相手によって自分の強みを活かしたりすることはある。当日対戦相手が判明してから考えることが多い。それについてワクワクもするし、ソワソワすることもある。不思議な感情。でもこれをこの場で試したらどうなるんだろうみたいなウキウキ感もある」と説明した。また、ブレイキンがオリンピックの競技として追加が決まった時に葛藤があったと言うがどういった葛藤だったかとの質問には「私にとってブレイキンは自己表現であって、アートや写真みたいなもの。好みの差はあれど、どちらが正しいとか間違っているとかは無いもので、それがスポーツになった時に勝ち負けで全てが決まってしまうのはどうなんだろうと思った。また、オリンピックは規模の大きいイベントだから、ブレイキンの良さが潰されてしまうんじゃないか不安だったが、日本の連盟を引っ張って行く人たちが信頼できたから、ブレイキンにとって悪いことにはならないと思ったから、オリンピックへの出場を決めた」などと語った。また、今後どのように発展していってほしいかと問われ、「ブレイキンには参加者全員の良さがあるもので変わらないでほしい。でも、スポーツになったことでより多くの人たちに知ってもらうことができて、ブレイキンの選手たちの選択肢も広がってほしい」と述べた。
パリ五輪レスリング女子62キロ級決勝は元木咲良とイリナ・コリアデンコの対戦。後半、元木はギアを上げて、テクニカルスペリオリティ勝ち。元木は金メダルを獲得。
パリ五輪レスリング男子フリースタイル74キロ級決勝・高谷大地とラザンベクサラムベコビッチジャマロフの対戦。高谷はオリンピック初出場で銀メダル。
パリ五輪卓球女子団体決勝で、中国と日本が対戦。日本は早田ひな、平野美宇、張本美和というメンバー。ダブルスは早田と張本のペア。競り負けた。第ニ試合は、平野美宇が登場。ストレート負け。第三試合で張本が登場。3−0で中国が勝利。銀メダルを獲得した。この種目のメダル獲得は4大会連続。
パリ五輪大会17日目。最終日のみどころを紹介。女子マラソン・一山麻緒、鈴木優花。自転車トラック女子オムニアム・梶原悠未。日本時間のあすの早朝には閉会式が行われ、大会は幕を下ろす。