- 出演者
- 南利幸 井上二郎 清水敬亮 赤木野々花
被爆した人たちの全国組織で、およそ70年にわたり被爆の実相を伝え、核兵器廃絶を世界に訴える活動を続けてきた日本被団協に、ことしのノーベル平和賞。国連グテーレス事務総長は“核兵器の脅威をなくす唯一の方法は核兵器を完全に廃絶することだ。国連は誇りをもって被爆者と共に立つ”との声明。ノーベル平和賞選考委員長は「世界の政治指導者に、人類と核兵器は共存できないというメッセージを送りたい」などと述べた。
日本被団協・箕牧智之代表委員に話を聞いた。核兵器禁止条約に日本は唯一の被爆国でありながら参加していないことについて。箕牧さんは「日本と米国が禁止条約に署名、批准したら世界は大きく変わると言った」などと話した。被爆者の平均年齢が85歳を超える中、被爆体験をどう語り継ぐか。箕牧さんは「被爆者が生きているうちに核兵器を無くしてくださいと訴える」などと話した。田中重光代表委員は昨夜の会見で「きょうは最高の日。先輩たちの努力があった」と喜びを表現した。横山照子代表理事は「受賞決定を励みにこの先の取り組みを頑張りたい」と話した。
衆議院選挙の公示を3日後に控え、各党の党首らは各地で街頭演説を行うなど事実上の選挙戦が本格化している。自民党総裁の石破首相は記者会見で、「今回の解散は『日本創生解散』だ。日本そのもののあり方をもう1回新しくしていきたい」などと述べた。公明党・石井代表は「(公明党は)ことし60年になるが、結党当初から清潔な政治を旗印に実績を積み重ねてきたので、公明党が与党にいることは大きい」などと述べた。一方の野党、立憲民主党・野田代表は街頭演説で、「アベノミクスは間違いだった。格差が広がってきた。ボトムアップの経済政策を打っていかなければ日本の経済はよくならない。政権交代で格差をなくしていこう」などと訴えた。日本維新の会の馬場代表は、街頭演説で「いま政府・自民党がやっているどんどん負担を増やしていく、増税をしていく、そういう道を受け入れるのか。行財政改革、議員の定数を減らす、報酬をカットする。新たな財源を生み出していくのか、それを判断してもらう」などと述べた。街頭演説を行った共産党の小池書記局長は「危険な原発は稼働せずに廃炉にするのがふさわしいのではないか。地域と共生できる再生可能エネルギーで雇用も増やしていこう、地球の未来も守っていこう」などと述べた。国民民主党の玉木代表は記者会見で「国民の手取りを増やして、国会議員の税制上の特権を剥奪したい。裏金議員がたくさんいる自民党に税金をどう使うかの権限を再び与えていいのかどうか、これが大きな争点」などと述べた。れいわ新選組の山本代表はNHKの取材に対して「中小、零細の不況型倒産が止まらない。日本国内で作られた製品を日本政府が買い上げていくバイ・ジャパニーズ計画、私たちの政策。米国は80兆円規模でこれをやって国内の製造業を復活させた。私たちもやる」などと述べた。社民党の福島党首は「防衛予算は来年度8兆5000億円と伸びてうなぎ登り、天井知らず。そのために医療や介護、福祉が圧迫されている。介護保険の立て直し、社民党はやる」などと述べた。参政党の神谷代表は「グローバリズムの中で日本経済がだめになっていく。国民生活や中小企業の経営を守るためにまず減税、国民の負担率を下げること、国内経済を回していくことを中心に訴えたい」などと述べた。きょうは衆議院解散後初めての党首どうしの論戦の場となる、日本記者クラブ主催の党首討論会が行われる。一方、自民党はきのう収支報告書に不記載があり比例代表単独で立候補をめざした3人が辞退したと発表し不記載があった全議員への対応に目処がたった形となった。
いよいよ大リーグの地区シリーズ、勝ったほうがシリーズ突破となる第5戦が迫ってきた。ナショナルリーグ西部地区のライバルチームどうしの顔合わせとなったドジャースとパドレスの地区シリーズ。ドジャースとパドレスはいずれもここまで2勝。勝ったチームがリーグ優勝決定シリーズ進出を決める試合の先発は、ドジャースが山本由伸、パドレスがダルビッシュ有。プレーオフで日本選手が先発で投げ合うのは大リーグ史上初となる。勝負のカギは先発投手の出来。NHKではパドレスvs.ドジャースの試合を午前9時から総合テレビで中継する。
キックボクシングの神童と呼ばれた那須川天心が、ボクシング転向5試合目で臨む初のタイトルマッチへ向けて意気込みを語った。那須川はキックボクシングなどの格闘技で47戦全勝。ボクシングに転向してからも4連勝中。初のタイトル戦、アジア太平洋の王座決定戦に向けて、自信を口にした。那須川「必ずいい結果で終わらせたい」。
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インフルエンザウイルスの感染経路となる鼻にワクチンを直接吹きつけるスプレータイプのインフルエンザワクチンの接種が、子どもを対象に今月から始まった。新たなインフルエンザワクチン「フルミスト」は、スプレーを鼻の中に入れ直接吹きつけるタイプのワクチン。国の承認を受けて、2歳から18歳までの人が今月から接種できるようになった。血液の中だけでなく、ウイルスの侵入経路となる鼻やのどの粘膜にも抗体を作る作用があり、従来の注射するタイプのワクチンと同じ程度の効果があるとされている。このワクチンには毒性の弱いウイルスが含まれているため、妊婦や免疫不全の人は接種できない。クリニックばんびぃに・時田章史院長は「痛みを全く伴わない。ワクチンに対して怖い思いを持っている子どもにとっては朗報」などとコメント。
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