インフルエンザウイルスの感染経路となる鼻にワクチンを直接吹きつけるスプレータイプのインフルエンザワクチンの接種が、子どもを対象に今月から始まった。新たなインフルエンザワクチン「フルミスト」は、スプレーを鼻の中に入れ直接吹きつけるタイプのワクチン。国の承認を受けて、2歳から18歳までの人が今月から接種できるようになった。血液の中だけでなく、ウイルスの侵入経路となる鼻やのどの粘膜にも抗体を作る作用があり、従来の注射するタイプのワクチンと同じ程度の効果があるとされている。このワクチンには毒性の弱いウイルスが含まれているため、妊婦や免疫不全の人は接種できない。クリニックばんびぃに・時田章史院長は「痛みを全く伴わない。ワクチンに対して怖い思いを持っている子どもにとっては朗報」などとコメント。