- 出演者
- 杉野真実 藤田大介
オープニング映像。
NNNと読売新聞が今月21日から23日まで行った世論調査で、岸田内閣を「支持する」と答えた人は23%で、政権発足以来最低を更新した。これで8か月連続で20%台。2012年12月に自民党が政権に復帰して以降でも最低を更新した。次の衆議院選挙後の政権についてどちらを望むか尋ねたところ、「自民党中心の政権の継続」が46%、「野党中心の政権に交代」は42%だった。この国会で成立した議員本人の罰則強化などを盛り込んだ改正・政治資金規正法については「評価しない」が56%だった。また、改正・政治資金規正法が一連の政治とカネの問題の解決につながると思うかには「思わない」が73%に達した。次の自民党総裁に誰がふさわしいかでは、石破元幹事長が23%で1位、小泉元環境大臣が15%で2位だった。3位は8%の菅前総理、4位は7%の高市経済安保大臣、前回3位の河野デジタル大臣は6%で、上川外務大臣や岸田総理と並んで5位タイだった。
ある首相周辺は「耐えるしかない」と話す。自民党議員からは「厳しい結果だ」という声が多く出る中、ある自民党中堅議員は「もはや政権末期的な厳しさ」と指摘している。総裁選に向けて岸田首相は出馬する意欲を示しているが、ある閣僚経験者は「空気がかわった」とも指摘している。週末には岸田首相の再選に反対する声が相次いだ。茂木派・東議員はおととい、「岸田首相はゆめゆめ再選など口にしないでほしい」と発言した。さらに菅前首相は文芸春秋のオンライン番組にて、次の総裁選では「刷新が大事」と岸田首相の交代論に言及した。ある政権幹部は「首相への風当たりは強い」と指摘するなど、岸田首相への逆風は強まっている。
現地時間23日午後2時頃、天皇陛下はロンドン市内で日本文化を発信する施設「ジャパン・ハウス」を視察された。その後、経済・学術・文化などの分野で活躍するイギリス在住の日本人と懇談された。コロナ禍やEU離脱の影響などについてたずねた他、ロイヤルバレエ団で日本人男性として2人目のプリンシパルとなった平野亮一さんには、足首のケガを気遣い「今後のご活躍をお祈りしています」と伝えられていた。さらに日本にゆかりのあるイギリス人とも懇談し、陛下の留学中にオックスフォード大学にいた教授には当時のお礼を伝えられていた。