- 出演者
- 森富美
オープニング。
韓国・尹錫悦(ユンソンニョル)大統領が一時、「非常戒厳」を宣言したことをめぐり、尹大統領は談話で、自らの「非常戒厳」宣言により、国民に不安や混乱を生じさせたことにおわびする言葉を述べた。その上でカメラの前で頭を下げ、国民に向けて謝罪をした。戒厳の解除後、尹大統領が公の場に姿を見せるのは今回が初めて。また、談話で「戒厳宣言と関連して法的、政治的責任問題を回避しない」と明らかにし、今後の責任追及から逃れることはしない考えを示した。一方、自らの去就については「与党に一任する」と述べるにとどまり、退陣などに言及することはなかった。与党代表・韓東勲(ハンドンフン)氏は「正常な執務遂行は不可能な状況で大統領の早期退陣は避けられない」と話し、退陣を求めていく姿勢に変わりわないと強調した。韓国の国会ではきょう午後5時からの本会議で尹大統領の弾劾訴追案が採決される予定。弾劾訴追案の可決には与党から少なくとも8人の造反者が必要だが、大統領が談話を発表したことで、情勢は流動的になってきている。最大野党代表・李在明(イジェミョン)氏は「国民が感じた裏切りや怒りをさらに増大させている」とした上で、「韓国の最大のリスクは大統領の存在そのものだ」と強調し、尹大統領の退陣を今後も追及していく方針を示している。仮にきょう弾劾訴追案が否決されても、早ければ来週にも弾劾訴追案を再提出する意向を示すなど徹底追及の構え。
秋篠宮ご夫妻は6日、トルコ・イスタンブールにある「ブルーモスク」を訪問された。「世界で最も美しいモスク」とも称され、伝統的な工法で作った「イズニックタイル」で装飾されている。ご夫妻は修復作業の様子を見て装飾の技法などについて熱心に質問を重ねられていた。また、秋篠宮ご夫妻は1985年「イランイラク戦争」の最中、取り残された日本人を救出したトルコ航空の当時の乗務員らと懇談された。秋篠宮さまは「日本人を送り届けてくれて本当にありがとうございました」と英語で感謝を伝えられた。元乗務員は「39年たっても日本の方々が我々のことを覚えてくれてとてもうれしかった」と話していた。
ロシア・プーチン大統領は6日、同盟国ベラルーシを訪問しルカシェンコ大統領と会談。両首脳はベラルーシに配備された戦術核兵器の使用基準などを定めた安全保障条約に署名した。会談でルカシェンコ大統領はロシアが先月、ウクライナに対して使用した新型の中距離弾道ミサイル「オレシュニク」を巡り、自国への配備を要請。これに対しプーチン大統領は来年後半にも「オレシュニク」をベラルーシに配備可能だと応じた上で、「ミサイルの標的はベラルーシが決定できる」と述べた。プーチン大統領は「オレシュニク」の大量発射は核攻撃に匹敵すると威力を誇示していて、今回はベラルーシへの配備に言及することで欧米やウクライナをさらに威嚇した形。
民間団体「言論NPO」などが都内で開いた「第20回東京−北京フォーラム」。事前の日中共同世論調査では日本の印象が「良くない」等が87.7%と中国での対日感情の悪化も判明。結果を受けて中国外務省・程永華元副部長は「隣国を陥れたり敵視する発言は控えるべきだ」と述べた。立憲民主党・福山参議院議員は「日本人学校はスパイ養成所だというのが中国のネットにあふれていて、そのネットの内容は放置をしていた」と述べ、反日的な投稿やデマが対日感情を悪化させていると指摘。現状をどう思うのかという質問に対し中国・国観シンクタンク・張首席研究員は「日中のネットメディアやSNSに否定的な情報が多いかもしれない。若者は特にはまりやすい」と、中国でも問題になっていると認めた。中国政府の対策について、北京大学・賈慶国教授は「ネット上のデマ情報は多すぎる。おそらく中国政府も全て管理しきれない」とした上で「政府も取り締まりを急いでいる」と語った。さらに台湾有事で日中衝突の可能性を聞くと張首席研究員は「日本の人たちに理解してほしいのは、いまたくさんのデマが流れている。中国が2027年に台湾を武力統一するうんぬんと」「研究者として責任を持って言うが、これは中国の制作ではない」、賈教授は「戦争になる可能性は非常に低いと思う。私たちは両国間の紛争を抑える知恵や能力があるはずだ」と答えた。
関東の気象情報を伝えた。