ロシア・プーチン大統領は6日、同盟国ベラルーシを訪問しルカシェンコ大統領と会談。両首脳はベラルーシに配備された戦術核兵器の使用基準などを定めた安全保障条約に署名した。会談でルカシェンコ大統領はロシアが先月、ウクライナに対して使用した新型の中距離弾道ミサイル「オレシュニク」を巡り、自国への配備を要請。これに対しプーチン大統領は来年後半にも「オレシュニク」をベラルーシに配備可能だと応じた上で、「ミサイルの標的はベラルーシが決定できる」と述べた。プーチン大統領は「オレシュニク」の大量発射は核攻撃に匹敵すると威力を誇示していて、今回はベラルーシへの配備に言及することで欧米やウクライナをさらに威嚇した形。