- 出演者
- 後藤輝基(フットボールアワー) ホラン千秋 小木博明(おぎやはぎ) いとうあさこ 池田美優 たける(東京ホテイソン) ショーゴ(東京ホテイソン)
今夜は1980年代の夏の映像からクイズを出題。1985年7月臨海学校・1984年7月臨海学校・1985年7月林間学校・1983年7月プールの授業・1989年7月終業式 通知表授与・1982年8月ニュース映像・1982年8月デパート屋上・1984年7月渋谷駅前・1983年7月江の島 片瀬海岸・1987年8月海の家の映像が流れていった。
これを見た令和世代で1番多かったのは「ビーチの?が高すぎる」という意見。まずはウォーミングアップとしてこちらを答えてもらうこととなった。全員「水」と答えたが不正解となった。
当時はまだミネラルウォーターを買うのは珍しい時代で値段が今の倍近くする商品もあった。それに気付いた若者もいたが、今回1番多い意見ではなかった。ちなみに現在の清涼飲料水の販売数No.1は「サントリー天然水」であった。
ここからは5項目の?を埋める早押し解答となる。難しさにより獲得点数は高くなり、合計得点の高いチームが勝利となる。まずは池田美優が昆虫がデパートの屋上で売られないと答えて正解となり10点となった。
昭和の時代に男子小学生は夏休みによく昆虫採集を行い、中でもカブトムシやクワガタムシが捕れると大喜びしていた。しかし手間もかかり簡単にはとれないためよくデパートの最上階などに特設売り場を設置していてカブトムシやクワガタが販売されていた。そしてそれらを戦わせたり、自由研究で昆虫標本を作ってくる強者もいた。当時は昆虫ブームに乗った食玩もあったようだが、2000年頃から昆虫専門店や昆虫を販売するホームセンターが増加しデパートでの販売は徐々に減少していった。今回東京の大手4つのデパートに問い合わせたところ、現在昆虫を販売しているデパートはゼロだった。そんなカブトムシやクワガタの採集は最近はかつてほど行われていないようだがそれにはある理由があった。専門家によると温暖化の影響で昆虫の発生時期が早まり、カブトムシやクワガタがとれるピークが昔からズレたとのこと。1980年代にはカブトムシやクワガタは8月に発生していたのだが、現在は温暖化のためピークは7月になり、自由研究を行うことの多い8月末にはほとんどいなくなっているという。
次はいとうあさこがビーチの人口密度が高すぎると答えて正解となり10点となった。
当時は海の中も浜辺も隙間もないくらい人が密集していたが、現在は海水浴客が減少していた。80年代当時、海水浴客は約3790万人で国民の3人に1人が海を訪れていた。その後徐々に減り、最新データではおよそ9分の1に減少している。若者の意見を聞くと海水浴への考え方は大きく変化しているようだった。
つぎはショーゴがもしかしてエアコンがない?と答えて正解となり30点となった。
1989年の夏休み直前の教室で窓が開いていることに違和感を覚えたようだが、当時教室はもちろん宿泊施設は「自然の家」と呼ばれるところが多く自然の気温で過ごすのが基本となっていた。そしてこの映像に映る宿の組合に問い合わせたところ、映像当時はエアコンを設置していなかったとのこと。当時は教育関係者や市町村に「子どもには暑さを我慢させることが必要」という精神論が根強く残っていたこともエアコンがなかった理由だという。
渋谷の街に流れていた電光掲示板で東京で午前9時に30℃がニュースになっていたが、当時1日の平均気温は夏場の8~9時の気温に相当していた。そのため午前9時に30℃は当時としてはすごいニュースだった。
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- 渋谷(東京)
残り答えは2つで1つ目は海や山での映像がヒントで2つ目の答えはプールの授業中に映っているという。
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- 朝日放送テレビ
次はいとうあさこが先生と生徒の割合がおかしいと答えて正解となり20点となった。
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- 朝日放送テレビ
当時の映像を確認すると自動約160人に対し、先生は3人だった。映像では海に相当数の児童が突っ込んでいるが、大人は数えるほどしかいないようにみえる。現在の水泳授業を見てみると、児童約30人に対し先生は4人となっていた。都内の小学校10校以上に聞いてみると、1クラス約30人につき先生は2~3人体制というのが平均的のようだ。
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- 朝日放送テレビ
さらに令和世代が気になったのがラッシュガードを着てる人が1人もいないことだった。現在はほとんどの生徒が肌を出さないようラッシュガードを着用しているが、近年日焼け防止や体型を隠す目的として使用を許可する学校が増えているようである。さらにスクール水着自体も皮膚を守る面積が増え、現在では男女兼用も登場した。
次は池田美優が「?って何?」と答えていた。
いとうあさこと小木博明は最初にテレビの仕事をしたが売れなかったと話した。
次は池田美優がそもそも林間と臨海学校って何?と答えて正解となり15点となった。
林間・臨海学校とは夏休みなどに集団での宿泊を伴う学校行事の1つである。臨海学校は海辺で水泳や海洋学習などを行い、林間学校とは登山や飯ごう炊さんなどを自然の中で体験活動を行うというもの。昭和の小学校ならお馴染みの行事だが、近年では事故・怪我のリスクが高いことや教員の負担が大きいことなどから様々な自治体で廃止。宿泊施設として使われていた少年自然の家や青年の家はこの20年で250カ所以上が廃業しているという。ちなみにいとうあさこが通った雙葉学園では「夏期学校」という名前でまだ行事として残っているという。
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- 雙葉学園
「THE世代感」の次回予告をした。